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まだ咲いています、ハクサンイチゲとハクサンコザクラ
今日から8月。今晩この時間は下界の街の灯りや、漁り火の灯りがとてもきれいです。毎日のニュースで下界の「最高気温」を聞く度に、「真夏の暑さを忘れた」朝日小屋のみんなはフウーッと溜息をつき、「下界に帰りたくないなぁ…」とつぶやいています。
今朝はミーティングを長々しました。みんなのアルバイト生活も折り返し点に来て、いろいろ反省したり注意点を出し合ったり、バタバタした毎日の中で、何よりお客様に喜んで頂き、また自分たち自身も楽しく働き易い環境を作っていくためにも、もう一度掃除の仕方や厨房の中での動き方などを総点検しました。
自分の家では後片付けや掃除などしたことのない若い子たちですから、きっと朝日小屋のバイト生活はかなりキツイのではないかと思いますが、休憩時間の様子などを見ていると、結構楽しくやってくれていますのでホッとしています。
今日は哲也をはじめ、孝太・慎ちゃん・祥滋の4人が明日の「ボッカ」のために北又小屋まで下がりました。最近の若いアルバイトはボッカを好まないようですが、昨日もてらちゃんとゆうすけが20Kづつ担ぎ上げてくれましたし、本当に頼もしいみんなです。
短い夏山のシーズンも後半に入りました。どうか8月もお天気が良く、事故や遭難がありませんように。
携帯電話に接続する為に部屋を移動したり電波の状態が悪かったりと、なかなか「掲示板」の書き込みにはお返事が出来なくて申し訳ありませんが、「掲示板」もメールも必ず読ませて頂いています。引き続き「管理人日記」も頑張りますので、応援を宜しくお願いします!!

カメラを替えて、初めて望遠にして撮ってみました。

夕焼けに輝く今日の雪倉岳・白馬岳…、左端に見えるのは「月」です
ボッカに行っていた4人組、暑さにも負けずに帰って来てくれました。ルスを守っていたみんなも4人のいない分をカバーして頑張ってくれました。昨日のミーティングを受けて、掃除やお客様のお食事の用意にも一段と力が入って来た朝日小屋です。
小屋の周りしかウロウロ出来ないのが何だかとても残念で仕方ないのですが、管理人は今日もデジカメ片手に小屋の前や後ろを行ったり来たり。
今日もいろいろありました。いい事もあったのですが、腹の立つこと、考えさせられた事も…。
月がとてもきれいです。満天の星を見に来ませんか??
…明日もガンバロウッと!!。(長女に「頑張ろう!が多すぎるんじゃない?」と言われてしまいましたが)

小屋の周りで、ヨツバシオガマ
きれいに咲き誇っています。
皆さんにステキな花たちの様子が見ていただけると思うと、うれしいです。…デジカメを替えて良かった!!

朝日平の様子、まだ雪解け水が流れています
私は毎日「かもしか」で、この日記を書いています。能登半島や日本海の見える側にあり今は男の子のバイト部屋、別名「かもしか」…この名前は、28年前も今も変わっていません。
高校・大学の頃、古い小屋での「かもしか」は本当に「屋根裏部屋」でした。それこそベニヤ板一枚でお客様の部屋と区別され、しかも台所の真上にあり朝はご飯を炊く重油バーナーのゴーッという音で必ず起こされるような、そんな「タコ部屋」のような部屋でした。厨房から垂直のはしご階段が3段ほどあったのですが、寝ぼけてその階段を踏み外して落っこちた事もありました。想い出いっぱいの「かもしか」でした。
でも、今もこの部屋にいるのがとても落着きます。若いバイト連中の部屋なので、日記をUPする時の他は用事があるとき以外はあまり入らないのですが、白馬側の女の子たちのバイト部屋「オコジョ」よりも落着く大好きな部屋です。
ここからは、この頃毎日下界の街の灯りや漁り火が見えるのですが、昨日はいろいろ考えました。…「越冬してみようかしら!?」…9割は冗談ですが、1割くらいは本気もあったかナ。小屋閉めまでに考えてみようかしら(笑)

今日は朝日小屋の女の子たちをご紹介します
3日ぶりです、お久しぶり。週末の忙しさもあったのですが、混雑の中小屋の中で唯一携帯が繋がる「かもしか」の部屋をお客様に使って頂いていたので、丸2日間「管理人の日記」はお休みさせて頂きました。
4日(土)は物凄い悪天候で、お客様はもちろん小屋も本当に大変でした。実は常々私の中では、「雨降りの100人のお客様」と「晴天の200人のお客様」は全く一緒、という実感があるのですが、当日は週末だったので結構お客様もおいでになりその上台風並みの雨と風、そして雷とそれは凄かったです。しかしお客様の到着時刻が早くまたこちらの対応も素早かったので、大きな混乱もなく終りました。
それにしても「私の娘や息子のようなアルバイトたち」は、連日夜明け前から夜遅くまで本当に良く働いてくれています。もうなんて言ったらいいか、益々チームワークもバツグンです。今日はゆうすけと祥滋がボッカで上がってきたのですが、なんとあれだけみんなから心配されていた祥滋は20Kを頑張り、ゆうすけは3回目で25Kを楽々クリアしました。その荷物の重さもさることながら、祥滋を励まし送り出したみんなと、祥滋をかばいながら一緒に登ってきたゆうすけ、そして最後の最後まで荷物を担ぎ上げて自信をつけた祥滋…そんなみんなの若さに脱帽です!!
そして紹介します、女の子たち。外仕事が大変な男の子たちをカバーして、本当によく働きやってくれています。左奥から時計回りに…
長女の沙知代、3女のかなえ、仕事の合間に勉強している頑張り屋のあゆみちゃん、貫禄の“陽子ママ”、4女の結、やっと登場・さやかちゃん、そして現役山岳部の静香ちゃんです。
お客様から「若いスタッフの皆さんが良く頑張っているネ!」と言われますが、自分の子どものようなメンバーに助けられ私も若くなったつもりで、またまた頑張ります!!

8月6日(月)の「朝焼け」、きれいでした
皆様にご報告します、…朝日小屋から「お客様用のゴミ箱を撤去」しました!!
実は今年は小屋開けの最初から「ゴミをどうするか」という命題を抱えたまま、シーズンに入りました。昨年までは当然のように「ゴミは小屋で回収する」ということをしてきたわけですが、今までも年々増え続ける「ゴミの山」にかなり大変な思いをしてきました。
「ゴミ箱を完全に撤去し、自分のゴミは持ち帰っていただく」、…簡単なようですがここに至るまでにはいろいろ考えてきました。自分の小屋で売っているビールやお菓子等から出るゴミまで持ち帰ってもらうのか、朝日小屋でゴミを置かなければ、もしかしたら登山道でゴミを捨てないか、登山者の皆さんの反応は…、そして今まであった2階のゴミ箱だけを片付けて、1階や外のゴミ箱も今日までは置いていたのです。
しかし、ゴミ箱を置いておくことによってどんな現象が起こっているか。捨てないで朝日小屋まで持って来たゴミを、「あら、ここの小屋はゴミを置いていっていいのね」と捨てていくお客様、「3日間ガマンしてきたけど、助かったわ」とおっしゃる方、「白馬の弁当の残りだけど、いいよね」と残飯を捨てていかれる方…。毎日ゴミを焼却しているわけですが、それに費やす労力は本当に大変です。
そして、環境問題。高山植物を始めかけがえのない自然を守ろうと努力している山小屋が、ダイオキシンを撒き散らして良いわけがありません。山小屋のゴミ処理問題はコストのこともあり、やっと議論と実践がされ始めているようですが、朝日小屋のような「零細企業」ではなかなか思うように事は運びません。
昨日お泊りのお客様も「想い出ノート」に書いていらっしゃいましたが、登山者の意識も改善されつつある中で、「ゴミは必ず持ち帰る」と決めていらっしゃる方とそうでない方がいらっしゃるなら、「ゴミは山に置いていかない」という大勢の声を集めていくべきだとも思うし、山小屋の立場も明確にするべきだという結論に達したわけです。
朝日小屋の長い歴史の中で(!?)ゴミ箱を撤去したのは初めてです。ゴミ問題に関しては、これからもいろいろ試行錯誤と工夫を繰り返していきたいと思いますので、ご協力を宜しくお願い致します。では。

昨日の朝、発電機を回しに行って。あまりにきれいだったので、デジカメを取りに走りました。
前朝日と「朝焼け」、そして月もまだきれいでした。

今朝、「お茶タイム」の後の記念撮影
今日は孝太と他3人、計4名が下山の日でした。慎ちゃんと私の娘2人はまた上がってくるのですが、福島県出身の孝太は実家でリンゴを作っているそうで、その手伝いがあるのでとりあえずは秋まで会えません。
わずか20日間程の付き合いでしたが、何が悲しくてこんなに涙が溢れてくるのだろうと思うくらいみんな別れがさみしく、帰る4人もなかなかリュックを担ごうとしませんでした。
てらちゃんなんか、大粒の涙がポロポロこぼれました。「てらちゃん、そんな泣いていたら自分が帰る時はどうするのよ!?」などと言いながらそういう私も…。
上がって来てから、毎日毎日朝早くから夜遅くまで本当にご苦労様でした。
孝太は完全に「ご飯炊き」を任され、朝に夕にご飯の出来と残り具合をを気にしてくれましたし、慎ちゃんはお味噌汁とお茶の当番で頑張ってくれました。わが娘達も一生懸命やってくれました。今シーズン朝日小屋が皆さんに喜んで頂いているのも、若いスタッフの頑張りのお陰です。本当に有難う!!
この朝日小屋での出逢いと付き合いは、きっと若いみんなの一生の中でもとても大切なものになることと思います。自分もそうやって今まで来ましたし、そんな出会いや繋がりがあったからこそ、管理人をやってみようと決心できたのですから。
だれも口にはしませんでしたが、今日は一日中さみしい日でした。

朝日小屋のトイレの前、ハクサンコザクラの写真が入り口に
今日もスッキリしないお天気。強い雨風のため、せっかく楽しみにしていたみんなで行く「お散歩」もダメになりました。あぁ〜、残念!! 今回は私も一緒に連れて行ってもらう予定で、7月初め以来の頂上や、今シーズンまだ行っていない「照葉の池」へも行けるとルンルンだったのに…。
夕方のちょっとの晴れ間に花の様子を見に行ったのですが、雨風にたたられちょっとかわいそうな感じだったので、今日のデジカメは小屋の中を写すことに。でも、食堂は前にもUPしているのでどこにしようかと思っていたら、ちょうどトイレの雰囲気が面白そうだったのでシャッターをきりました。
考えてみればこのひと月、私の行動範囲は殆どこの小屋の中だけでした(笑)。時に小屋の周りをデジカメを持ってウロウロしてみても、大概は半径約15M以内のこの小屋の上から下までだけでした。この小屋をこよなく愛していなければ(!?)、小屋番は務まらないですよね。
そんなこんなで今日は、アルバイトのみんなが一生懸命掃除をしてくれていて、私も毎日お世話になっている朝日小屋トイレの入り口を写してみました。
早くスッキリしたお天気になあれ!!

厨房の中で、祥滋。
今日の夜の「お茶タイム」では、昨日いらしたお菓子屋さんのマスターというお客様にもらった、マロンケーキを頂きました。
ホント、美味しかった!!
祥滋が切り分けてくれました。

雨の中よく頑張った、“ジッキー”と“めっけちゃん”
8月に入ったと思ったら、もう中旬です。下界では、旧盆の話題で持ちきりでしょうか?
お盆が過ぎればお客さんの足がパッタリ遠のく「山小屋稼業」、いろいろこれ以降の物資の心配もそろそろしなければいけません。何しろ今年は「新米管理人」の為、荷上げに神経を使ったつもりなのですが、やはりお客様の動向をなかなか読みきれずに、食材を始め足りない物もいくつか出て来ました。
そこで、若いアルバイトが居てくれるうちにボッカをしてもらおうと思ったのですが、ナントうら若き乙女の3人、ジッキーとめっけちゃん、そして静香ちゃんが志願してくれました。
「15Kまでだよ」とクギを刺しておいたにも拘らず、それぞれ20K余りに挑戦。現役高校山岳部の静香ちゃんは、20Kを楽々5時間で担いで来てくれました。そしてジッキーとめっけちゃんは、雨に打たれ、雷にも負けずにそれぞれ23Kを8時間がかりで頑張り抜きました。
「ボッカ」の中味は、人参10K・食前酒用のワイン13.5K・お弁当用の食材等など…。ジッキー曰く、「本当に貴重な体験でした。ボッカの大変さとその物凄さを自分の身で思い知りました!!」
…それぞれ可愛い娘や息子達のような若いアルバイトのみんな、身体を壊さないかと心配しつつ、その若い力のたくましさと頼もしさに脱帽です!!

自家発電の朝日小屋では、日中は灯かりが点きません。
お客様がいらっしゃると、受付ではガスランプが灯ります。
その光りが何ともステキだったので写してみました。

小屋の前の木道脇で、「タカネニガナ」
夕方、夕陽が沈む直前に霧雨が降り、雪倉岳・朝日岳を望む彼方に虹がかかりました。ちょっとボヤけているのですが、あしからず。
その後夕陽が沈む頃には、雲海が素晴らしくきれいでした。
明日下山する17才のゆうすけは、今日「ボッカ」4回目で30Kの荷上げをやり遂げました。今若いアルバイトのみんなでゆうすけの「さよならパーティー」をやっています。
…今日は余計な言葉や文章はいりませんね。

わかりますか?

久し振りの夕焼け

雲海の凄さと、空の色

見たままの色です、素晴らしいでしょ!?

食堂にて、これからビデオの上映会が始まります。
今日は若い仲間達が大集合してくれました。私の4人の娘達も今シーズン初めて全員勢揃いです。去年のアルバイトや子どもの友達等も含めて、総勢24名の賑やかな夕ご飯風景となりました。
こうやって若い人達がきつい山道を登って朝日小屋を訪ねて来てくれるのは、本当にうれしいものです。今日も、山は初めての19歳の3人がそれぞれ荷物を20K以上ボッカして来てくれました。「山へ行ってみたい!行ってみよう!」という彼らの気持ちを本当に大切にしたいものです。
先日は小学生になる私の姪が2人お手伝いに来てくれましたし、昨日は知人の娘さん(中学生)、そして今日は大学生の長女の友人(元・高校の野球部員)が3人…、と朝日小屋は小学生から「番頭さん」の哲也まで、まるで若い世代の集合場所のようで、本当に賑やかで楽しい!!
時には私のお説教や「叱咤激励の大声」も出ますが、それにもめげずにみんな明るく頑張ってくれています。
私の父もこうやって若い子達に囲まれるのをとても楽しみにした人でした。今日はお盆、亡き父もきっと「おぅ、来たか!!」と喜んでくれているに違いありません。
それから、皆さんから掲示板にいろいろ書き込みを頂きましたが、実は昨日(12日)、地元のチューリップテレビで「山小屋物語‐雲上にデビュー新女性管理人‐朝日岳」という1時間番組が放送されました。ずっと春の頃からいろいろ取材を受けていた様子は皆様にもお伝えして来ましたが、ついに(!?)オンエアされたのです。
そのビデオが今日ボッカされて来て、夕食時にみんなで見ました。自分で言うと何とも可笑しいのですが、「素晴らしい朝日岳の様子とありのままの私が映し出されていて、…良かったのではないか」と思いました。何度も重い機材を担いで山へ足を運んで下さった、テレビ局のスタッフの皆さんに感謝します、有難う御座いました。一生の宝物にします。
今日は久し振りに雨も降らず、雪倉岳や白馬岳も見えて素敵な一日でした。

小屋の周りで、イワショウブ
今年のアルバイトはみんな本当にロマンティスト…(もちろん山に登って来られる方達は皆さんそうだと思いますが)。
今うちのアルバイト達そろって満天の星空を眺めている真っ最中です。「天の川」もきれいですし、流れ星も見る事が出来ます。昨日の夜も星空を見ていたのですが、東京から来た亜矢子ちゃんが「東京では空を見上げる事がないもの。他が明るすぎて、空は見ない…」と言いました。
星空も夕焼けも、雲の流れやそこに咲く花たちも…、本当はいつも私たちのすぐそばにあるはずの自然がここではあるがままに見えるし、見ている自分の気持ちに素直になれるから、だから誰もが毎日「ロマンティスト」。

まだまだ朝日小屋の周りは花盛り。

てらちゃんとにし君、そしてやまちゃん。がんばりました。
てらちゃん、4回目のボッカです。あとの2人も志願してのボッカ挑戦。それぞれ自己記録更新です。てらちゃんは28Kでした。

アキノキリンソウの群生
今日は少しくたびれたので日記は休もうかなと思いつつ、やっぱり今日の熱い思いを伝えたくてまたパソコンに向かっています。
約40日振りに頂上へ行って来ました。管理人がこんな事ではいけないと思いつつシーズンに入りなかなか小屋を空ける事が出来なかったのですが、思い切って「ピクニック」に出かけるアルバイトのみんなと出発し、久し振りに雲が流れる頂上から「吹き上げのコル」を下りて大きく深呼吸をして来ました。
実は昨日から写真家の増村征夫さんがおいでになっていたので、今日は増村さんとそのお友達の方と合流して、「照葉の池」まで行って来ました。途中から若者達と離れてゆっくりゆっくり、花たちや流れる雲、そして空の色や風の音を確かめながら歩きました。
私も若い頃にはあんなに走って頂上からの道を駆け下りたこともあったナ…と思いつつ、立ち止まったり、3人でいろいろおしゃべりしながらの楽しい「お散歩」でした。
増村さんが、ご自分の写真展の案内状にこんな文章を書いていらっしゃいます。
「心にひびくとき」
不思議だなあ と思うのですが、野山を歩いていて、他のことが気になっているときは
なにも見えてきません。目には写ってはいるのでしょうが、感じられないのです。自然の神秘にときめくのは、自然の中にとけ込んでしまいそうなときでした。きっと、心が解放されているのでしょう。安曇野の、自然からの贈りものに感謝します。
今日は、恋人に久し振りに逢えたような、朝日岳の大きな自然に心がときめいた一日でした。

「吹き上げのコル」から奥の樹林帯

ヒオウギアヤメ、「照葉の池」付近
下界ではまだまだ暑い日が続いているとか、大型の台風11号の動きも気になるところです。でも朝晩かなり涼しくなってきたという話しを聞くと、8月も下旬なんだと納得してしまいます。
山の上も、少しづつ秋の気配を感じるようになりました。
16日に「照葉の池」まで散歩に行った時も、池の周りには夏のニッコウキスゲが咲いていますし、残雪の近くではまだチングルマやハクサンコザクラが咲いているかと思えば、その下を包むように被っているイワイチョウの葉はそろそろ黄色く色付き始めているのです。
朝日岳は本当にお花の種類も数も豊かな山です。少し歩くと初夏から初秋までが一時に楽しめるのですから、お客様はこの時期でも「お花がたくさんあって、本当にステキなところですね」と言って下さいます。
nyamaさんが「掲示板」でも書いていらっしゃいましたが、お盆も過ぎたこの後からは、まだまだ咲き誇る花たちを眺めながら静かな山歩きが楽しめる季節に入ります。
初秋の雲を仰ぎながら風に吹かれる、そんな山旅にいらしてみませんか。

朝日岳頂上から下がったところで。
カライトソウと区別がつきますか。

小屋をバックに、「タカネトウウチソウ」
昨日の写真は「ユキクラトウウチソウ」でしたが、今日は小屋の周りに咲く「タカネトウウチソウ」を写してみました。恥ずかしい話ですが、今までは小屋の周りにある「カライトソウ」にばかり目が留まっていましたし、小屋のすぐそばに白い花が空を仰いで咲いている姿を気にすることもありませんでした。
でもだんだんと可憐に咲く花たちに「ときめき」を感じるようになって来ました。そうすると、今まで見えていなかった自然が少しづつ見えるようになって、それがとても嬉しくなって来ました(まるで写真家の増村さんの言葉のようですが、笑)。
明日は陽子ママ・祥滋・トシちゃん、そして今日ボッカで上がって来てくれた慎ちゃんも帰ってしまいます。本当に寂しくなります。
でもまだまだ朝日岳と小屋の周りは賑わっています。これからも「管理人日記」の写真をお楽しみに。頑張ります。

今日のボッカは、ジャガイモ、とうふ、キャベツ他。
ナント、41Kもありました。
慎ちゃん本当にご苦労様。

今日の夕焼け その1
大型の台風11号が接近して来ています。富山県地方も明日以降天候の崩れが予想されますが、山での台風の物凄さは下界以上なので、先程から心配した皆さんが電話を掛けて来て下さいます。「下界で風速15Mなら山は30M、25Mなら50Mだよ」とは、大蓮華山保勝会の会長さんの言葉。空になったドラム缶やプロパンガスのボンベが飛ばされないようにとの、いつも燃料をお願いしているA石油のヨモチャンからの助言もありました。
でもまだまだ朝日岳周辺はしーんとしています。まさに「嵐の前の静けさ」。
そして夕焼けの素晴らしかったこと。また皆さんにお見せしたくてデジカメを持ってバイト部屋へ行き、夕陽の様子を撮って来ました。
いつにも増して何ともいえない空と雲の色や様子に、心がときめきました。

赤の色が何ともいえません。

今度は青の色が。

陽が沈んでからも、その色があまりにきれいで。

言葉もなく

昨日の台風の最中、小屋の裏手
まだまだ激しい風でした。そして夜半には、画面に映っている電話のアンテナが今にも折れそうでした。
大型の台風11号の為、昨晩は猛烈な風が吹き、激しい雨が叩きつけました。しかしお陰様で実害は殆どなく(向いにある管理センターの2階の窓枠が外れ、ガラスが割れましたが)、しかし今はまだ台風の影響か、雨と濃いガスに包まれている朝日小屋です。
ただし、下界では信じられないような激しい雨風の為に、各部屋の「雨漏り」が大変でした。それも今まで吹き込んだ事のないような箇所からの雨漏り、というより「激しい雨だれ」で、夜の7時過ぎからは小屋にいるみんなでバケツやボール・雑巾等を持って、それこそ「上へ下へ」の大騒動。風と雨が巻き上げるように襲ってくる為、正直言ってお手上げの状況です。
もっと凄い事態になったら地下室に避難するようにとの指示もありましたが、何とか無事に朝を迎えることが出来、お客様始め一同ホッとしました。
まだまだ続く台風シーズン、何事もないように祈っている管理人です。

今日帰ったグリーンパトロールのみんなと(赤い雨具の4人です)
約1ヶ月近く朝日岳・白馬岳方面をパトロールしてくれた、富山森林管理署所属のグリーンパトロールの4人が任務を終えて今日下山していきました。
志願して3年連続朝日小屋に来てくれたジッキーを始め、めっけちゃん、西くん、そしてたくろう、本当にご苦労様でした。登山道のゴミ拾いはもちろん、看板の付け替えや違反者に対する注意等など、毎日本当によく仕事をしていました。
そして小屋の仕事も頑張ってやってくれました。疲れているから休めば、と言っても朝も夜も手伝ってくれて本当に大助かりでした。それぞれ大学生ですが、とても心根の優しい素直な子たちでした。朝日小屋や山での生活がとても貴重な体験になったと、嬉しい言葉と共にあたたかい置手紙も残してくれました。
出発の時には、4人ともボロボロに泣いてなかなか去り難く、まるで今日の天候のように寂しい限りでした。でも、若いということは本当に素晴らしいです。頑張ってください。
秋にはぜひまた遊びに来てくださいね。

「タカネマツムシソウ」ですが
先日、写真家の増村征夫さんとその友人の方とご一緒に散歩に出掛けた帰りに見つけました。周囲には数え切れないほどの「タカネマツムシソウ」が咲いていたのですが、もちろん他に写真のような種類のものはありませんでした。
増村さんも初めて見たとおっしゃって、カメラに収めていらっしゃいましたが、やはり突然変異でしょうか。

拡大写真です。「タカネマツムシソウ」の変り種

朝日小屋の夜は更けて…
新しいデジカメを買ったものの、「機械オンチ」の私はまだまだその使い方の全てを知りません。というより、わからないと言った方がいいかも。でもこのままじゃいけないと思いつつ、昨日ちょっと説明書を開いてみました。そしたら、夜間の撮影の方法等が書いてあり、もしかしたらナントかなるかも…と写してみたのが「夜の朝日小屋」の写真です。今日はお客様が少ないので、2階の部屋の明かりが全部点いていなくて玄関だけが明るく写っていますが、これからもいろいろ挑戦して写してみようと思います。
さて「朝日小屋ショック」…、何のことかわかりますか!?
実はグリーンパトロールの「ジッキー」が、「ホームシック」ならぬ「朝日小屋シック」、いえいえそんな自分達の朝日小屋に対する気持ちをナント「朝日小屋ショック」と名付けてくれました。
昨日下山したパトロールのみんなも、「帰りたくない」と言いつつ、涙か汗かそれとも雨の滴か、わからないくらいグチャグチャになりながら恵振山の道を下りていったそうです。
「朝日小屋」は、若い彼らの気持ちの中に一体どんな風に在るのでしょうか。
今年のアルバイトとグリーンパトロールのみんなは、秋の小屋閉めでの再会を今から心待ちにしていると約束してくれました。
台風一過、急に寂しくなった朝日小屋。そういう私が一番「ショック」なのかも知れませんね。

風の強い岩場でも、きれいな花を咲かせていました。

今日は身内のお客様が3人
今日は、蓮華温泉のアルバイトのかなこちゃんとようこちゃんがやって来てくれました。二人とも一昨年、哲也と一緒に蓮華温泉でアルバイトした仲です。そしてもう一人は、岐阜から来てくれたえいちゃん。10年以上前に当時の営林署のパトロールで朝日小屋にいた彼は、すっかり「朝日小屋ファミリー」に仲間入りしてしまいました。
そんな3人が来てくれて、哲也の酒がいつにも増してススミマス…。えいちゃんが持って来てくれたワインがおいしいと、夕食時は上機嫌。
理由はいろいろ、何しろお酒が飲める理由はナンデモいいらしい…。昨日なんか、「アノ台風11号でも白高地沢の橋が流れなかったんだから、こりゃあ嬉しいじゃないですか!!」とお酒を飲みました。
そしてお酒を飲む理由ができる「お客様は神様」、哲也にとっては毎日が「お客様いらっしゃい!!」なのです(笑)

ナナカマド。秋はもうそこまで来ています。

25日、ヘリコプターで荷上げ
今日はお天気が悪く、午前中から雨。ガスが濃くて、夜景も漁り火も見えません。
でも昨日は週末ということで地元の山岳会の団体他大勢お客様がいらっしゃって、朝日岳も今シーズン最後(!?)の賑わいを見せてくれました。しかしアルバイトのみんなが帰って小屋は手薄になり、結局遅くまで仕事が残った為、UPしようと思っていた日記も書けませんでした。ゴメンなさい。
昨日は午前中にヘリコプターも飛びました。実は8月中旬頃から日中の電話の調子が悪く、どうしても1個34Kのバッテリー数個を荷揚げしなくてはならなくなり、また野菜等の食料を始めいろいろ足りない物も出てきたので(…何しろ「新米管理人」なので、計算が出来なかった!!…笑)急遽ヘリコプターを頼んだ次第です。
いつものイン…航空、小宮パイロットと米山整備士のお二人です。ベテランパイロットと、若くて情熱溢れる整備士のコンビは、本当に頼もしくてステキです。アルバイトのさやかちゃんなんか、「カッコイイ!!」と言ったまま、ナント目は涙目でウルウル…(笑)
昨日の爽やかな初秋の青空と白馬岳をバックに、ヘリコプターの皆さん(営業の小川さんにもお世話になりました…頼もしくてステキな若い営業マン)有難う御座いました!!

イワイチョウの葉の間から、愛らしい花

夕焼けの空 その1 …上方の黒い部分は雲
朝日小屋から見える夕焼けの様子は、今までも何度かこの「日記」の中でご紹介してきたのですが、今日もテント泊で朝日平にいらした若いグループの皆さんが「ここから日本海が見えるんですか?えっ、夜景も…、漁り火も…(絶句)???わぁっ、見たいなあ!!」
そんなにビックリしたり感激してもらって、特別に私が何かしているわけでもないのですが(笑)、何だかこちらまで嬉しくなってしまいます。
今日も一日あまりすっきりしたお天気ではなかったのですが、夕方には朝日町から入善町、そして黒部市にかかる海岸線がくっきり見え始め、日本海の沖合いに沈む夕陽に皆さん感激され、山行の疲れも癒されたご様子でした。
そんな「感激!」を少しおすそ分け…

上方の黒い雲がどんどん上がって行き、全体の色も変わって来ました。

雲の下から夕陽が顔を出しました。
まるで絵画の世界のよう…

今朝の白馬岳・雪倉岳 ラジオ体操の時間に
秋の空のようです
風が冷たくなりました
今朝の気温は10℃そこそこ…
初秋の朝日岳は少し寂しいくらい静かです

紫の色がとてもすてきな花なのですが…

茎の高さは10cm前後。本当に可愛らしい花をつけます。
今小屋の周りにたくさん咲いています。

再会を祝して…アルバイト部屋の夜は更けて
哲也は喜びのあまり涙している(!?)
「朝日小屋ショック」の名言(迷言とも言う!?)を残して朝日小屋を去って行った「じっきー」と「てらちゃん」、ナントもう舞い戻って来ました(笑)。山を降りてまだ10日余りしか経っていないのに、よほど朝日小屋が恋しかったのでしょう、二人で連絡を取り合って今日蓮華温泉から上がって来てくれました。
何だか二人が厨房に居ると、それがとても当たり前の光景なのです。てらちゃんなんか、あんなに私に注意されてばかりだったのに…(笑)。
今アルバイト部屋では、再会を祝しての宴がたけなわです。「居心地が良すぎるんだよなあ、ここは」…そんなてらちゃんのひとり言が聞こえてきます。

とても小さくて可憐な花です。

チングルマ
今日、小屋の裏手をウロウロしました。アルバイトのみんなは屋根の上でお昼寝中、管理人は一人でお散歩に出掛けました。といっても、エプロンつけて長靴を履いたままデジカメとコンパクトカメラを片手にちょっとそこまで…。
…そうやって、ひとり時間を気にせずウロウロできる時には、この上ない「管理人の幸せ」を感じ始めている私です(笑)。
今小屋の周りは初秋の雰囲気が漂い始めているのですが、でもちょっと裏へ回ってみるとまだまだ色々な花が咲き、この山の懐の深さを感じずにはいられません。初夏を彩るミヤマキンポウゲはまだまだ綺麗に咲いているし、ヨツバシオガマも残っています。雪解けを待って咲くハクサンイチゲもありました。ミヤマホツツジも満開です。とてもおもしろい花の形が珍しいですね。
そうかと思えば、秋の花たちもいっぱいです。リンドウやキキョウもたくさんあります。
チングルマもまだ少し咲いていましたが、その殆どは散ってしまい、実が風に吹かれていました。チングルマは実が風車(稚児車)に似ていることからその名が付いたそうですが、今の時期朝日小屋の周辺ではチングルマが色々な顔を見せてくれています。
満開のチングルマは私たちの目を楽しませてくれましたが、たとえ実になっても、ゆっくりとその実を眺めていると、また違ったステキな表情を発見できることを知りました。
朝日岳は本当に花たちの宝庫です。移りゆく季節を感じながら、本当にそう思いました。そして「管理人の幸せ」をいっぱい感じた、そんな時間でした。

チングルマの花びらが…

とてもきれいでした

名前の由来の如く

チームワークで乗り切った夏山シーズン
ひと月近く頑張ってくれたさやかが、今日下山しました。居候している「朝日小屋ショック」のじっきーとてらちゃんは別として、今日で短期のアルバイトは全員山を下りたことになります。みんな本当にご苦労様でした!
さやかが帰る前に、4人で「ピラミッド」を作ってくれました。これぞ、今年の朝日小屋を象徴するようなチームワークの良さです。年齢も性格も全く違うみんなが集まって、この短い夏山シーズンの大変さを乗り切れたのは、最後はやっぱり「チームワーク=輪=和」の力でした。
哲也を中心に、新米管理人の私をよくサポートしてくれて、みんなよく頑張ってくれました、本当に有り難う!!
学業ももちろん、それぞれのところで頑張って、秋にはまた遊びに来てください。「小屋閉め」には大集合ですよ!!

夕焼けがあまりにきれいだったので、外でご飯を食べようということに…アウトドア風です(笑)
でも寒かった!!

海岸線がくっきり見えました

落ちる夕陽は残念ながら最後は見えませんでしたが、空の色がどんどん変わっていく様がステキでした。

前朝日の上を見上げてみると…

わかりますか??
もしかしたら、小屋開けから今日が一番、街の灯かりがキラキラ輝いて見えたかもしれません。
PM7時の外の気温はナント6℃…もう寒いです!!
秋ですね。外気が澄んで、今夜は下界からも山小屋の明かりがとてもよく見えたそうです。
初めてデジカメで、「街の灯かり」をUPする事が出来ました。
山のように見えるのは、「雲」です。