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さわがに山岳会の小野 健さんと、栂海山荘の小屋閉めに参加した皆さん
(今回は自動シャッターに活躍してもらいました)
白鳥小屋から居ながらにして見える御来光。久し振りに出逢うその素晴らしさに感動した後は、朝食も慌ただしく今日の目的地・栂海山荘へと出発です。
アップダウンの激しい稜線を歩く覚悟をしつつも、かなり不安…。今でこそ、それこそ沢山の皆さんが栂海新道を歩くようになられたとはいえ、20年前には大学や社会人山岳部の「猛者」のような人しか行けない道だったというイメージが私の中にはまだ残っています。大丈夫かしら。
歩くしかない…(笑)。
白鳥小屋を出てすぐ、急な下り。前日からもひとみさんに「ゆかりさん、下りになるとまるで別人みたいに足が早くなるのね(笑)」と言われていた私、得意の下りとあって軽快な足取り。しかし内心では、「帰りには、最後にまたこの道を登らなくちゃいけないんだ…」とちょっと憂鬱に。
せっかく下ったと思ったのにまた登る、そしてやっとの思いで登ったと思ったのに、また下る…。ひとみさんは「登ったり下ったり、変化があって面白いのよ(笑)」なんておっしゃるけれど、そうかなぁ…。登りはもちろん、その下りだって半端じゃないんですから。
白鳥小屋を出発してから、(載ってない地図もありますが)下駒ヶ岳、菊石山、黄蓮山、といくつものピークを越えなければいけません。確実にロープに掴まりながらの上り下りもあります。
前にも書きましたが、登ったその山が大変な山だったかどうか、私の中の判断の基準の全てはやっぱり「北又からの恵振山の急坂」と比べてどうだったかです。斜度ももちろんですが、一歩の階段の高低差、足の置き場がどうなっているか、急登が長時間続くかどうかetc…、その意味では「笠新道」も「中俣新道」もそれ程ではないかなぁ、というのが正直な気持ちでした。
それでは、「栂海新道」は…。未だ「朝日岳〜吹き上げのコル〜日本海」を貫通させていない私としてはナントも言えないのですが…。皆さん、よくこの道を歩き通して頑張るなぁ。来シーズンからは栂海新道を歩かれるお客様には、もっと敬意を表してエールを送らなくっちゃ!!(笑)…というのが正直な感想です。
白鳥小屋を出発してから約5時間。コースタイムの3時間半にはかなり遅れましたが、相変わらずデジカメを撮り、菊石山では小野さんからアンモナイトや化石の説明を聞いたり、ブナ林を楽しみながらのゆっくりした足取りで、無事に栂海山荘到着です。
初めて入る栂海山荘は、本当に立派な小屋でした。小野さん初め、栂海新道と栂海山荘を維持管理してくださっている方々に大いに感謝し、これからも登山者の皆さんにはくれぐれも大切に使っていただきたいと思いました。
お天気がとても良かったので、小屋の毛布や布団を全部干し、後発隊の到着を待って小屋の中を少し整理した後は、全員で犬ヶ岳の山頂へ。
この栂海新道の長い道のりには、その苦しさを越えてなお、岳人たちに夢とロマンを与えてくれる「何か」がありそうです。そしてその「何か」が、犬ヶ岳の山頂に立った私にも少しわかったような気がしました。
犬ヶ岳の山頂からは、サワガニ山、黒岩山、黒岩平、長栂山と続く稜線がはっきり辿ることが出来、そしてその奥には朝日岳を望むことが出来ます。「あそこまで行くと北アルプスと繋がるんだ!!」…この頂で、小野 健さんはさわがに山岳会の皆さんに壮大なロマンを語ったと話して下さいました。
そして振り返れば、今来た険しい道のその向こうに、ぽつんと、でも堂々と白鳥小屋が建っているのが見え、その背後にはもちろん日本海が広がります。
犬ヶ岳の山頂からは、朝日小屋も白鳥小屋もはっきり見える。アルプスと日本海を繋ぐ道のりがずっと見える…この光景は私にとっては何ともいえず胸に迫るものがありました。
もちろん夜は大宴会!! 大鍋には後発隊の採って来たなめこで、何とも美味しそうな「なめこ汁」が出来上がりました。深山の秋を沢山頂き、夜は更けていきました。
28日は白鳥小屋で待つ「日帰り部隊」の皆さんと合流し、坂田峠まで下山です。

小屋の2階の窓から

横に白く見えるのは、ヘリポートです。

看板の奥には、頚城の山々と日本海

犬ヶ岳より白鳥山への稜線を望む
念願だった栂海山荘・犬ヶ岳への山行も今日は下山日。
午後からお天気も崩れるとの予報に、急いで小屋の中を片付け冬囲いを済ませます。しかし、栂海山荘は個人の所有とはいえ無人で避難小屋的要素も持っているためか、開けたままにしておく入り口もあるとのこと。今年は2階部分を増築されたという事で、冬の間の雪の積もり具合等がまた気にかかるようです。
今日は坂田峠までの道のり。昨日は白鳥小屋から5時間近くかかったので、いくら上りより下りが得意の私とはいえ、またまた心配です。(毎日心配してどうするの!…笑)
日帰り部隊の皆さんになめこを届ける役目の正昭さんと哲也は、一足早く出発。お昼には白鳥小屋で合流する約束です。頑張らなくっちゃ!
でもやっぱり下りは結構快調、コースタイム通りの3時間半でお昼過ぎに白鳥小屋に到着。小屋の中では、朝早くから登っていらっしゃった皆さんが約30名近くもおいでになり、まあそれはそれは賑やかでした。中には朝日町からKさんご夫妻の姿も。5月の白鳥山開き前夜祭でお会いした方々や、夏に朝日小屋においでになった皆さんの顔もあって、私はご挨拶にも忙しかったです。
そして、鍋いっぱいの熱〜いなめこ汁と少々のビールが、汗と小雨で濡れた身体を暖めてくれました。
後は坂田峠まで。春の時は、最後の最後で「長いなぁ〜」と感じたのですが、でも昨日割合ラクに登れたから、今日は大丈夫そうかな。
落ち葉が積もり小雨で濡れた金時坂の下りでちょっと滑ったてらちゃんを笑っていたら、全く同じ場所で同じように転びそうになり、笑っている場合じゃないよ!!…と言っているうちにぐんぐんと高度は下がり、坂田峠へはコースタイムより早い1時間半で無事下山することが出来ました。
「アルプスと日本海を繋ぐ」壮大なルート、栂海新道。私自身のその完結はぜひ来年に目指すことにし、今回はその途中の道のりを自分の足で歩いてみて、この道を開拓して下さったさわがに山岳会はじめ、毎年「藪刈り」に汗と涙を流して来られた地元の皆さんの偉業に敬意を表し、感謝しつつ、本当に大々満足!!…の山行でした。
ご一緒して頂いた小野さん初め、正昭さん、ひとみさん、八朗さん、相澤さん、本当に有り難うございました。そして哲也とてらちゃん、ボッカ等ご苦労様でした。
来年は4月末の栂海山荘小屋開けにぜひいらっしゃいとのお誘いに、喜んで返事をしてしまった私ですが(笑)、頑張って登って、残雪多い春の山々の様子が皆さんにお伝えできればいいなあと思っています。
ではでは。

満々と水を湛えて

作業していらっしゃるのは、相澤さん

匂いででも分かるのかしら、名人達が探すとこんなにありました。

「負釣山」7合目・展望台から
犬ヶ岳から帰って来てからナンダカンダと雑用に追われ、そして2,000M級の山々ではまとまった雪が降るような天候が続き、なかなか次の山へ行けずに10日余り。「どこか低山へ行きたいなぁ」と思う毎日でしたが、昨日の好天に誘われ「負釣山」へ行って来ました。
午前中は、10月末で閉めた北又小屋へ様子を見に。ところが、車に酔ってしまい帰宅後しばらくダウン。モタモタするうちに、時間は午後1時半…どうしようか迷いましたが、今から出発すればぎりぎり日没までに下山できると思い、せっかくのお天気にやっぱり思い切って出掛けることにしました。
「負釣山」へは昨年5月、当時小学6年生だった四女の学校から親子登山で登っていましたが、その時はお天気があまり良くなかったので朝日岳がはっきり見えたという印象はないのですが、昨日は雪で白く輝く白馬岳や朝日岳がくっきり見えることを期待して登りました。
自宅から車を飛ばして「オコ谷の峠登山口」まで約30分、登山口出発は午後2時。
登り始めて10分も経たずに「1合目」の標識が見えます。いつも北又から恵振の坂を登り始めると1合目の遠いこと…いい加減イヤにならないと辿り着かないのですから(笑)。それに比べると拍子抜けする位、あっという間に立派な看板が目に入ってきて嬉しくなりました。
登り始めは植林された杉林の道だったりしますが、しばらく行くとすっかり落葉した自然林の中を歩きます。午後からの時間ですが、木々の間から空が青く透き通るように見えるのは、秋が深まっている証拠。
平日なのに、3人の方とすれ違いましたが、もちろん皆さん下山中。顔見知りの方もいらっしゃって、「朝日小屋の管理人さんだから、何時になってもいいよね」と言われましたが、とんでもない(笑)、暗くならないうちに下山しなくちゃ!!
途中からは両側の切れ落ちた細い尾根道で、5合目を過ぎた辺りからは結構急登になりますが、トラロープに掴まって登れるようになっているので安心です。
7合目の標識が見え、ベンチもあるその場所へ辿り着くと、「うわっ!!」…真っ青に澄んだ空に朝日岳が大きく広がって目の前に飛び込んできます。山頂まではもう少し。頂上直下の急登も、朝日岳が見えると思うと全然気になりません。
負釣山頂上は360°の展望が開け、本当に素晴らしい眺めでした。朝日岳・白馬岳はもちろん、五竜岳・鹿島槍ヶ岳、そして剣岳、毛勝山・僧ヶ岳・駒ヶ岳もはっきり見えます。そして眼下には黒部扇状地、奥には日本海がどこまでも続いています。
山頂にてその眺めを思う存分ひとり占めにし、デジカメの自動シャッターに活躍してもらって記念撮影をした後は、日没を気にしながら下山開始。
途中、ガサゴソという音に振り向くと、登山道脇でうずくまっている「ケモノ」に出くわしましたが、それが何だったか、もちろん恐くて確認する余裕なんて無くて(笑)、一目散に駆け下りてきました。多分タヌキだったようでしたが…。
昨日の負釣山は、登りに約1時間25分(途中デジカメタイムのみ、腰掛休憩なし)、下りに約45分(日没が気になり、ちょっと小走り気味)。いつものゆっくりゆっくりペースよりは、やや早めでした。
「負釣山(おいつるしやま)・959M」は隣の入善町の最高峰で、登山道もよく整備されていて、地元の山として親しまれています。登山口から2時間程で気軽に登れる割には、「山登り」らしい雰囲気を味わう事が出来、また山頂から望む北アルプスの山並みや日本海の眺めは素晴らしく、ちょっと「お散歩」、ちょっと「トレーニング」、そして「山を眺めたくて」登るには最適です。
昨日は、澄んだ青空が広がる中、朝日岳を間近に眺める事が出来て最高でした。
小屋を閉めて下りて来てからもうすぐひと月、でも早く来年のシーズンが来ないかなぁと今から待遠しい管理人です…。

夕闇が迫る時間帯だったので、山の影が映ってちょっとわかりにくい写真になってしまいましたが、すでに真っ白い雪にすっぽり覆われた3,000M近い山々です。

photo by 自動シャッター
誰もいない山頂で、一人でデジカメに向かって「ニヤ…」と笑っているのは、何だか可笑しい

健闘した駅伝の参加メンバーと関係者で、笑顔の記念撮影
雲ひとつ無い秋晴れの今日、朝日町民駅伝大会が開催されました。ヒスイ海岸のオートキャンプ場を出発し総合体育館まで、各町内を周る6区間のコースに町内「足自慢」の精鋭達が大集合です。
ナントその大会に、我が「朝日岳方面遭難対策協議会」のメンバーが今年も(4回目)出場することになり、今日の私は応援団で頑張りました。急遽駆けつけた応援団は、県警山岳警備隊古崎隊員のファミリー、写真家の増村征夫さん、週末従業員の由紀子さん、カズキ、他の皆さんです。
そして、朝日岳での勝負なら負けないが、下界での走力の実力は殆ど未知数という出場メンバーは、花の1区にはナント哲也(!)、2区は広田和徳、3区は古崎富裕、4区は坂本秀、5区は清水直樹、そしてアンカーは救助隊副隊長の広田隆夫、いつもお世話になっている救助隊の皆さんです。
ちなみに遭対協事務局の坂口弘文さんは役場チームの2区から出場し、救助隊員のnyamaさんは商工会青年部から、夏に短期アルバイトに来てくれたトシちゃんは境地区からエントリーし、それぞれ1区を走りました。
1区を任された哲也は、「山を歩く」のは本当に速い!!…あの驚くほど速足の梅さんに真剣に付いて歩けるのは、今年のアルバイトの中では多分哲也だけ。小屋閉め直前の遭難騒ぎの時でも、その2人だから白高地沢まで通常のコースタイムの半分以下で往復しています。その力が駅伝にも発揮できるか!?
午前11時スタート、それぞれ2〜4kの各コースに挑みました。
哲也はスタートが近付くにつれ、緊張の面持ち。昨夜は古崎さんのお宅に泊めてもらっていたのですが、「飲みすぎたらダメだよ」という忠告がちゃんと守られたかどうか、かなり心配…(笑)
勢い良く飛び出した哲也、後から車で追いかけましたが、かなり頑張っている様子。練習もしていないのに、実力者揃いの中で大健闘です。ところが…、タスキを渡すまであと100M程の地点で待っていたのですが、「哲也〜、頑張れ〜!!もう少しーー」と声を掛けたとたん、ナンダカ急に失速…、と心配している内にどうにか2区の広田和徳選手に繋ぐことが出来ました。
頑張りすぎたのかしら、大丈夫かしら…でも○○。やっぱり最後は昨夜のお酒の影響が出たかな?(笑)しかしそれでも、クラブチーム対抗の部(中学生の部活チームを含む)での哲也の成績は19人中5位。
その他のメンバーの奮闘・健闘ぶりは、哲也以上でした。
他の4人は30代、そしてアンカーの広田副隊長に至っては50代。昔はスリムだったであろう皆さんの身体も今はかなり重そうでしたが、それでも実力者の古崎隊員はじめ全員の頑張りで、完走はもちろん、順位もまあまあでした。
そして「駅伝・マラソン見るの大好き!」の由紀子さんや私をはじめ、他のメンバーも車で各町内を周り大きな声を掛けて応援しました。
町内の皆さんが大勢沿道で応援する中、「朝日岳方面遭難対策協議会」の実力を充分に発揮され、本当に楽しく素晴らしい大会でした。…シーズンオフも訓練を欠かさない救助隊の皆さん、来シーズンもどうぞ宜しくお願いしますネ。感動を有り難う!!

2区の広田選手へ、中継所直前で奮闘する哲也(右)。
かなり苦しそうですが、頑張れ!!

県警山岳警備隊隊員の古崎さん
「なないろKAM」前の中継所まであと50M、猛ダッシュ!!

長かった…感動のゴール!!

一番左端が「トシちゃん」、15番は髭の「nyamaさん」
そして左から5人目が「哲也」

スライドを使って写真教室で講演された増村さん
11月10日(土)の夜、小川温泉元湯で写真家・増村征夫さんの「身近な自然を撮影する」と題した写真教室が開かれました。
この日記の中でも何度か増村さんのことをご紹介しています。4月には「安曇野ちひろ美術館」を案内して頂きましたとか、8月には「照葉の池」までご一緒しましたとか、その後「増村流ゆっくり歩き」に目覚めましたとか(笑)。そして、今年の山開き登山会に参加された皆さんは、「夕べの集い」で上映された白馬連峰の花たちや安曇野の星空のことを良く覚えていらっしゃるでしょう。
増村征夫さんは、1944年大分県生まれ。71年に初めて訪れた安曇野に魅せられ、81年に移住。安曇野を中心に信州や北アルプスの自然を撮り続けておいでになります。82年に登った白馬岳で高山植物の素晴らしさに心惹かれ、以後ずっと白馬連峰に通い続けて20年近く、そして前管理人の下澤三郎と深く親交があり毎年朝日岳にも通っていらっしゃいます。
当日は、素敵なBGMが流れる中スライドを使いながら、身近な自然を見ること、そして写真に撮ることについて丁寧にお話して下さいました。何気ない身の周りの自然が、よくよく観察して写真に撮ると、見えたままに感動的に表現される時もあれば、レンズを通して全く違って映し出される時もあると教えて頂きました。
増村さんが撮影される安曇野は、どれも花や山や豊かな自然が本当に素晴らしく映っているのですが、「星が降る里」をテーマにした作品の数々は、上手く言葉に表現できないのがもどかしいくらい…、本当に素敵です。
「写真を撮ること」は、作品的技術的に完成に近付くことももちろんですが、わくわくドキドキするような「心が動く」瞬間があって、そんな自分の感性を大切に出来るから、奥が深く引き込まれる魅力があるのかもしれませんね。
がっしりした体格、髭をたくわえた風貌からはとても想像出来ないかもしれませんが(失礼!)、とても優しいそのお人柄が十分に出ている写真や著書など作品の数々を、ぜひ多くの皆さんに見ていただきたいし、また写真と同時に、そこに添えられたひと言ひと言の言葉をとても大切にされている点にも注目していただきたいと思います。
今回の企画は、3月の「下澤三郎を偲ぶ会」で増村さんと大蓮華山保勝会の役員の方々が話をされた事がきっかけで実現しました。…「人と人との出逢い、そして繋がり」。父が大切にしてきたそれが、またひとつ此処にもあったようです。
※ 「北アルプス自然写真展」が、小川温泉元湯・ホテルおがわ・ロビーにて開催されています。
ぜひご覧ください。 〜12月9日まで
※ 増村征夫さんの写真展・「星降る安曇野」が開催されています。よろしかったら、出掛けてみられませんか。。。
増村征夫写真展 『 星降る安曇野 』
ところ 「安曇野ちひろ美術館」 長野県北安曇郡松川村
展示期間 〜11月30日まで (休館日・水曜日)
「宇宙への息づかいを感じながら」
安曇野は街の灯が少ないので、星空がとても綺麗です。撮影しながら星空を眺めているのですが、日常とは違う体験をします。たとえば、青白い星や赤い星がまたたく様子を見ているうちに、かすかに広大な宇宙の息づかいを感じ、自分がその星空へ吸い込まれていくような感覚に陥ったことがあります。そのようなときに撮影した、安曇野の星空の写真を展示いたします。

この画面では、その素晴らしさを十分お見せ出来ないのが、とても残念です。
ドキドキするような胸の高鳴り、夢のような世界…増村さんの優しさそのままの写真

小川温泉で1泊された増村さんと、それに由紀子さんも加わって翌日は一緒に駅伝の応援をし、あまりのお天気の良さに予定を変更して町の中をドライブ。
朝日岳が良く写るポイントを探していたら、ナント我が家から500M足らずの場所に朝日岳がとても素敵に映るスポットがありました。
ほんのちょっと場所を移動するだけで、山の見え方も随分変わります。毎日通っている所ですが、これからはココが私の撮影ポイントになりそう…(笑)

楽しくて、嬉しくて…とびきりの笑顔でした!
白馬大池山荘前にて 01.9.18 photo by morisita
今日は、私の誕生日。
エッ〜、幾つになったかって!?…昨日の夜までは日記の中でちゃんと年齢を書こうと思っていたのですが、今朝になったら気持ちが変わって…ご想像にお任せします(笑)。若くない事だけは確か!!だって来年1月には長女が成人式を迎えるんですから。
歳を重ねても、気持ちだけは若いつもりで未だ28歳くらいの気分。体力的には??でも4人の娘達がどんどん可愛く綺麗になっていくのを見ると(かなり親バカ)、「どんなに逆立ちしてもかなわないなぁ、それなら大人の魅力で勝負!」などと愚かなことを考えています(笑)。
○ 歳の今日までの間には、消し去ってしまいたい過去や、思い出したくない出来事も多々ありますが(笑)、そんな一生懸命の時があったから現在があると思えば、今は自分自身で納得できます。
去年の今頃は未だ「入札」が終る前で、管理人になれるかどうかわからず中途半端な気持ちで毎日を過ごしていました。
昨秋、私は大きな人生の分かれ目に立っていました。あの時点で私にはいくつかの選択肢があり、どこに進むべきかかなり迷いましたが、それこそ『人生は出会いとタイミング』、結果的に選んだ「朝日小屋管理人」という道は自分を大きく活かすことになったと思っています。
まだまだ今年の結果に充分満足しているわけではないし、来シーズンに向けて不安や心配も山ほどあるのですが、私のモットー『前を向いて歩いていきたい』を忘れずに頑張りたいと思います。
昨日も久しくご無沙汰している「病院友達」からメッセージを頂いたり、今年の山を通じてお友達になった朋子さんからステキなシクラメンの鉢植えを頂いたり、そして今宵は友人達がお祝いの飲み会を開いてくれるとか…。忘れないで祝ってもらえるなんて嬉しいですね。(子ども達は今朝何も言わなかったけど、あら、忘れているのかしら?)
誰か忘れたけど、「何処かの山小屋のオバちゃんみたいに、何歳までも元気でね!」…本当にそう願いたいですね。頑張らなくっちゃ!!

01.9.17 頂上までの道で
山へ行くと、長い年月をかけて成長した、こんな味のある樹にたくさん出逢いますね。
風雨や豪雪や厳しい自然環境に耐えて、それでもしなやかに幹や枝を茂らせる、そんな姿にいつも憧れます。

01.9.17 蓮華温泉への下山途中の登山道から見上げる
勝手に名付けましたが(笑)…『ゆかり岩』
蓮華温泉へ下山途中、確か五輪ノ森手前辺りで見上げると、こんな岩が聳えています。
「これなんて岩ですか?名前がないんだったら、ゆかり岩って付けようかなぁ(笑)」などと同行の森下さんと話しながら眺めていました。
どこまでも広がる秋の青空に、すっくと聳え立って、なんだかとてもステキでした。
地図を広げてみてもどこにも名前が載っていないので、やっぱり「ゆかり岩」と勝手に呼んでみましたが…。
「照葉の池」や「文子の池」もあることだし、いいかしら!?(笑)
…新潟県の皆さんに怒られそうですね。

越道峠付近
昨日から今朝にかけてかなり冷え込みました。
北又のヘリポートまで行かなくてはならない用事が出来ましたが、もう今日行かないと降雪で行けなくなると思い、陽が射して暖かくなるのを待ってお昼近くに車を走らせました。午後も2時を過ぎると林道が凍ってしまうので、急ぎました。
案の定、林道は山から水の流れ出ている箇所や、日陰になっている場所はお昼頃でも凍ったままで危険です。
越道峠では、約2〜3cmの積雪。長い冬はもうすぐそこまでやって来ています。

越道峠の標高は、881.7M
立派な石碑(記念碑)が建っています。

澄んだ空と雲、木々の様子

女性専用露天風呂「蓮華の湯」
雰囲気が出ていますか?
岩風呂の中に見事に紅葉が映っているのが分かりますか?
今日は残念ながら、入浴してきませんでしたが…(笑)、ぜひ今度は入ってみたいです。
小川温泉には、この他にも天然洞窟岩風呂等があります。朝日岳登山の行き帰りに立ち寄ってみられたら如何でしょう。

越道峠付近から 奥に真っ白に見える山、(白馬)旭岳 01.11.15
今日は一日、「食品衛生責任者」の講習会に行って来ました。
机の上に本を広げて朝の10時から夕方5時まで。
試験の無い、講習を受けるだけで頂ける資格という事で、気は楽でしたがなかなか一日中座っているのは辛かった…(笑)
眠たくて大変でしたが、私にとってはしっかり聞いておかなくてはいけない内容ばかりでしたし、とにかく全部受講しないと最後の修了書が貰えないというので、頑張りました(笑)。
この先もシーズンオフには講習会や研修会等いくつかあります。
結構、平日の昼間に開催されるものばかりです。
「ゆかりさん、オフは何しているの?」と聞かれますが、いろいろする事はそれなりに。
…遊んでばかりではないのですよ(笑)。仕事、仕事。

差し降ろししてあったテントもたたまれ、長い冬を迎える北又小屋
記事が遅くなりましたが、北又小屋は10月末で今シーズンの営業を終わりました。
この写真は11月8日のものですが、あれから1週間、今外は木枯らしが吹いていますし、今晩あたり多分小屋の周りには結構雪が積もっているかもしれません。
昨日はまだ何とか北又まで行けたのですが、今日だったら無理だったでしょうね。
朝日小屋同様、来年まで行けないと思うと…何だか寂しいです。

朝日岳遠望 photo by E・KAKUMA
左が朝日岳、右の前朝日岳との鞍部にポツンと尖がって見えるのが
朝日小屋の赤い三角屋根…わかりますか??
またまた実は…
ちょうどひと月前の10月20日(土)の夕方、隣の入善町で会合に出席していた私の携帯電話に、家から連絡が入りました。慌てた様子の義母の声…「ゆかりちゃん、朝日小屋から煙が出とるって!!」
「えーっ、ホント!?…ウソやろ!?」…昔朝日小屋でアルバイトをしていた男性から連絡があり、同じ会社に勤める二人の元アルバイトが、どうも朝日小屋付近から横に流れる筋の様なものを発見、どうやらそれが朝日小屋から出ている煙に見える、というのです。
まさか…10月12日に小屋を閉めて下山して来てから、ちょうど1週間。何人もの人が最後を確認してきているはずで、火の不始末なんてそんな事があるわけがない。でも、100%絶対無いとも言い切れず、もしかしたら小屋閉め後に何かトラブルがあったか、それとも小屋閉め後にいらっしゃったお客様が何か不始末でも…。
考えても頭の中は悪い事態を想像するばかり。時刻は夕方4時を過ぎて、夕暮れも近付いてきます。とにかく確認する事が先だと、自分の目で確かめただけではどうにもならず、朝日町と隣の入善町の消防署へ連絡。「こういうわけなので、消防署の高い所から、双眼鏡で確認して下さい。お願いします!」…朝日町の消防署の担当の方は、「それは大変だ、もし何でしたら、ヘリコプターで確認するという事で、手配をしましょうか!?」
「ちょ、ちょっと待って下さい。そんな大事になってしまってもナンですから」「では、こちらで確認してからすぐ電話を入れます」…そうやって待つ時間の長いこと。消防署から折り返し連絡があり、「どうも私達が見たところでは、そういう煙らしきものが見える気もするのですが。。。、実は、朝日小屋の場所が正確に確認できないようで。。。」
「わかりました、今からすぐ消防署へ向かいます!!」…もう日没も時間の問題。消防署までの道を、ドキドキしながら車を走らせました。屋上へ着いたのは、殆ど陽も沈みかけてようやく山が見えるギリギリの時刻でした。
その頃には双眼鏡では煙は見えず、朝日平の鞍部には、どうにか小屋の屋根らしき物が見えるような気もしますが、何しろ夕暮れの中、絶対とは確信できませんでした。
結局、煙らしきものが見えてからの経過時間をみると、その後赤い火の手が上がったのもわからないし、きっと横にスッーっとたなびいた筋状の雲が小屋からの煙のように見えたのだろうということで落ち着きました。
翌日は朝起きるとすぐ山を見ました。でも良くわからなくて、いつも小屋のお手伝いに来て下さる板さん(消防署員です)に連絡し、彼が天体望遠鏡で見てくれました。で、大丈夫、小屋の屋根が見えるとのこと。少しホッとしました。
その後、10月下旬に白鳥山・犬ヶ岳へ行った時など、とにかく朝日小屋を確認したくてじっと目を凝らしていました。そして先日増村さんと町を歩いた時には、蛭谷という集落の朝日岳がよく見える場所から、双眼鏡でしっかりと小屋を確認する事が出来ました。
……来年6月の小屋開けの時まで、どうか小屋が無事でありますように。新米管理人はちょっとドキドキです。
写真は、10月末か11月初めの初冠雪の時のものです。
地元出身で今は東北地方で勤務のY・Nさんが送って下さいました。朝日町にお住まいのお友達が写されたそうで、撮影場所は、柳田〜下殿町の間の小川左岸。
この写真を見て、本当に安心しました(笑)。

そう、これが朝日小屋の全景です。
白馬岳や三国境などからもポツンと、でもしっかり見えます。
地元の方達は、お天気の良い夜になると、小屋の灯かりが見えることを確認していて下さるようです。嬉しいですね。

11月20日は亡父の誕生日、朝日岳を見せたくて
昨日、お友達の朋子さんと、以前から約束していた負釣山へ行って来ました。
妹の弥生のお友達・朋子さんは今年2度も朝日岳へ来て下さいましたが、それからは山へ行きたくて行きたくて…。「ゆかりさん、いつかどこかへご一緒しましょう」と誘われていたのですが、どうやら朋子さんのお仕事がお休みの20日がお天気が良さそうだというので、7合目からの朝日岳の眺めが素晴らしい負釣山登山を決定!
北アルプスの山々は何処ももう根雪になりましたが、標高959Mの負釣山へ行けるのも今年最後のチャンスでしょう。頂上でおにぎりとラーメンでお昼ご飯を食べる予定に、朋子さんは「うれしい〜!!」とはしゃいでいました。
午前10時に登山口を出発。前回は一人で日没を気にしながらの登山でしたが(今から考えるとかなり無謀…)、昨日は女性二人いろいろおしゃべりしながらゆっくり登りました。前回の登山の後、何人もの方から、「あそこは熊の通り道だよ、恐くなかった?気をつけなくちゃ!」と言われていたので、今回は鈴や笛などを用意しました。
7合目の展望台では、期待通り、青空にくっきり浮かぶ朝日岳の姿が見えて本当に感動!!。8日に登った時にもまして秋は深まり、頂上ではお昼近くだというのに、まだ霜柱が残っていました。
とにかく寒い!!…風が吹いていなかったから未だ良かったようなものの、頂上に着いて暫くすると、指先が冷たくなって来て、帽子や手袋で完全装備。それでもラーメンを作ってワインで乾杯すると、「これぞ、至福の喜び!」とばかり2人言葉もなく360°の眺望を堪能しました。前回には見えなかった能登半島も先端まではっきり見えました。
11月20日は、亡くなった父の誕生日。遺影を持って行きましたので、透き通るような青空に聳える朝日岳をしっかり見せてあげる事が出来ました。
昨日は登りに約2時間、下りに約1時間10分の標準タイム。「こんな近くにこんなステキな山があるなんて…」と朋子さんも大喜びで、今度は来年の5月頃の新緑の季節に一緒に登る事を約束しました。朝日岳登山の事前トレーニングにも最適な山、負釣山です。

負釣山から下山の後、「どこかでお風呂に入らない?」という事になり、小川温泉元湯へ。
先日ご紹介した女性専用露天風呂「蓮華の湯」へ、ナンと!2人で入ってしまいました(笑)
露天風呂に入るなんて、いつ以来だろうと考えてみると、独身時代に蓮華温泉の「黄金の湯」に入って以来かな?
さすがに一人では勇気がないのですが、女2人で恐くなかった(!?)
朋子さんの手には、缶ビールが…
「やっぱり、紹介するにはちゃんと自分で露天風呂にも入ってみなくちゃ!!」と言いつつ、皆さんすみません、平日に思い切り遊んでしまいました…

ちょっと分かり難いですが、左手に流れるのは黒部川。
日本海と白い雲。

負釣山の7合目から

深まる秋と冬の気配を感じながら、木立ちの中を歩く 負釣山にて
山から下りて来てから1ヶ月と10日、いろいろ出歩いている私を周りはどうも呆れている様子。連絡してもいないとか、ゆっくりお茶でも飲みにいらっしゃいとか、皆さんに言われます。
そんな中、昨日は2人の友人と話す機会がありました。1人は私よりずっと年齢が上で、いつも山にいらっしゃる方、もう1人は同世代で今年私に会う為に経験したことのない山登りに挑戦してくれた人。お昼ごはんを頂きながらいろいろな話に花が咲きましたが、女性同士ということもあって、家庭の事や私の子ども達の話題が中心でした。
私の周りでは、沢山の方がシーズンが始まる前からもシーズン中も、そしてシーズンが終ってからも、「新米管理人」を心配して下さいます。山小屋の生活や仕事のこと、お金のこと、人間関係のこと、手術をした私の身体のこと、夫のこと、子どものこと、家庭全体のこと、シーズンオフの過ごし方や仕事のこと…、ありとあらゆる事について。本当にそんなに思って頂く事が出来て幸せだと思います。
昨日もそんな話が出ました。…小屋閉めして下山して来てから、家でおとなしくしているのかと思ったらちょっと山へ行き過ぎではないの、子ども達や家の中は大丈夫??そして、「あまりに山へ行っているので、呆れてしまって、途中から日記を見るの止めたのよ」…。
正直言って、またか…と思いました。少し悲しい気持ちになりました。半分は冗談としても、ちょっと傷つきました(笑)
山小屋でも、そして下界に下りて来ても、もちろんいろいろあります。
でも、私がこの日記の中で書こうとしているのは、山や山小屋でのこと、管理人として感じたことや考えていること。そして読んで下さる皆さんに楽しい想いや雰囲気が少しでも伝われば…、そんな気持ちで綴っているのですから。だから家庭や私生活の中味を事細かく書こうとも思わないし、私が私生活でどんな悩みや心配があるのかそれを分かってもらう為の日記ではないのですから、他人に言うことでもありません。
山へ行き過ぎという忠告の中味は、「帰って来たら家庭の事を中心に考えたら」という意味を多分に含んでいると思いますし、その言葉には素直に耳を傾けたいと思います。もしかしたら、「母」である自分を少しおろそかにしていたかもしれませんね。
でも…という反論したい気持ちもあります。私がどんな気持ちでこの1ヶ月と10日の間山を歩いたか、ずっと読んで下さっている皆さんには少し分かって頂けるかな!?
雪が降ればもう山へは行く事が出来ませんし、来シーズン前になれば忙しくて、とても自分の考えている山や山小屋へは行っている暇もないかもしれません。朝日小屋の管理人として最低限歩いてみなければいけないコースを選んで行ったつもりです。いつかチャンスがあれば登れば良いよ…というのは一般の登山者の皆さんの場合であって、山小屋の管理人が自分の山に続くルートさえ歩いた事がないというのはどうかと思います。だから、どうしても雪が降る前に歩いておくべきだと思ったのです。
ナンだか今日の日記は、今までにないような内容になってしまいましたネ(笑)
「お母さんは太陽のように」…私は家庭の中ではいつも太陽のようでありたいとずっと思っていました。最近は思春期の娘たちを前に心配事の方が多くて、その太陽も曇ったり雨降りだったり、時にはカミナリの落ちる日もありますが、いつもキラキラ輝く夏の太陽のようであり続けたい、そしてぽかぽか暖かい冬の陽射しのようでありたいと、気持ちを新たにしているところです。
もちろん、朝日小屋でも「管理人は太陽のように!」頑張りたいと思います。だから、…もうちょっと私のことを見守っていて下さい。

こちらは「小川温泉元湯・天然洞窟岩風呂」− 男女混浴です
昨日の衝撃的な(笑)露天風呂の写真に賛否両論。皆さんを驚かせてしまったようで、本当にごめんなさい!!
…私としては、朝日町に生まれ育ちながら、一度も入った事のない小川温泉の露天風呂に初めて入って感激しその様子が伝わればと、独身の朋子さんの「大丈夫よ!」の快諾も得られたのでOKと思ったのですが、ちょっと悪ふざけが過ぎたかな??
まあ一度ネットで全国発信してしまったので、ガマンして下さいませ(笑)

こちらは「朝日小屋のお○さん」 三国境にて 01.9.18
奥に見えるのは、鉢ヶ岳と雪倉岳 photo by morisita
…○の中に、「ば」が入るか「母」が入るか「姉」が入るかは、皆さんにお任せ(笑)
昨晩、NHKの全国放送「にんげんドキュメント」という番組で、「仙人池のかあちゃん・北アルプスの山小屋」という番組を私も見ました。(豊田ママが掲示板に書込みしておられましたが) うっかり見逃すところでしたが、三女が出先から「お母さん、NHK見てる?」と連絡を入れてくれました。
話には聞いていましたが、ご本人の志鷹静代さんには一度もお会いした事がなく、私の想像していたちょっとゴツイ感じのお母さんには程遠い、とても細身の華奢な方でビックリしました。
何しろ、着ていらっしゃるお洒落な服やバンダナを巻いたその格好の、ナント素敵なこと!!…私なんて、後ろから見ると中学生と言われる位いつも青っぽいトレーナーばかり着ているから、来年からは仙人池のお母さんに見習って、もうちょっと明るい感じにしてみようかなぁ。。。(笑)。
とても70歳とは思えない若さ、清々しさ、可愛らしさ、明るさ、元気さ、そして穏やかさ、優しさ、それから時折伺える厳しさ…う〜ん!! 50年も山小屋で暮らしてきた人の、懐の深さや温かさも充分に感じさせてくれる番組でした。
私も、…そう、私も頑張らなくっちゃ!!
番組を見ていたら、またまた早く来シーズンが始まらないかなぁと思ってしまいました(笑)
※ 再放送があるそうなので、見逃してしまった方は要チェックです。

ダイモンジソウ 01.9.10
11月中に立山室堂山荘へ行って来るつもりで、23日からの3連休を予定していましたが、25日(日)に「第5回富山県保勝会会議」が黒部市で開催され、そのパネルディスカッションにパネラーとして出席するように、大蓮華山保勝会からお話がありましたので、今回の立山行きは断念しました。残念ですが、山は逃げていきませんので、また来年。
立山室堂山荘を含めて、立山周辺の山小屋は25日で殆ど営業を終了しますが、この連休には初滑りを楽しむスキーヤーやボーダーでどこの山小屋も満員のようです。
今年は室堂の皆さんにお世話になりました。妹と行った「下の廊下」も楽しかったです。4月から7ヶ月間の長いシーズン、本当にご苦労様でした。

第5回大会は、黒部市東布施生活改善センターにて開催
(デジカメを持っていくのを忘れ、
会議の様子が撮れませんでした)
25日(日)は、第5回富山県保勝会会議・黒部大会が開催され、新米管理人も出席しました。
この会議は、『富山湾をめぐる山・川・海を守る団体が、それぞれの活動紹介や意見交換を通じて交流を深め、今後の自然保護思想の高揚と各会の発展に資する』という趣旨で、「富山県保勝会連絡協議会」が主催し2年に一度開催されるものです。
参加しているのは、大蓮華山保勝会・僧ヶ岳保勝会・五箇山保勝会・三千坊保勝会・鴨川にもサケを呼ぶ会・魚津漁業協同組合・東布施食生活改善推進委員の、県内各団体です。
今回は、基調講演で「自然の循環と共生」という演題で元富山大学教育学部教授の長井真隆先生が講演され、その後「自然にやさしい登山道について」のテーマで各会代表によるパネルディスカッションが行われました。
参加している会は、対象となる山や海、会の規模、活動内容等も大きく異なりますが、『今、山、川、海の自然を考える』という点で一致し、それぞれの情報を持ち寄り自分達ができる事を考えようとしています。
長井先生の講演、そしてパネルディスカッションを通して、いろいろな課題が見えてきたように思います。
例えば私達営業している山小屋では、登山道の整備や草刈りは大切な仕事となっていますが、登山者のニーズにどこまでも応えていくという姿勢をとろうとすれば、昨今の「中高年登山ブーム」で増え続ける中高年登山者向けに、<道幅が広くて、絶対つまずく事のないような、草刈りの行き届いた登山道>作りをしなければいけないでしょう。
しかし、元来登山とはそれぞれの力量に応じた各人の責任の元において行われると考え、<山は厳しいものである>という認識であるならば、当然登山道は自然との共生を考えた『自然にやさしい』作り方をするべきでしょう。
そんな議論を交わしながら、最後に長井先生は、「かけがえのない自然」をどう保護しまたどのように利用していくか、「自然と人間」の折り合いをどうつけていくのか…どれも性急に結論が出る命題ではないが時間をかけて議論していかなければいけない、現状維持をいかに図っていくかを話し合う事が大切だと話しておられました。
会議の中で、今年開通した「(越中)駒ヶ岳」の登山道の話題も出ました。2002年の来年に向けて、標高2002Mの駒ヶ岳に登山道をという事で整備されたのですが、「ここまでしなくてはいけないかと思うほど、とても立派な登山道が出来ていた」という報告もあり、僧ヶ岳登山者が年間3,000人という数字とあわせて、僧ヶ岳の仏ヶ平の貴重な高山植物や自然がこれ以上荒らされる事が懸念されるという事でした。
いろいろな立場の方の意見に耳を傾けながら、私達が出来る事やしなくてはいけない事を見つけていく場として、とても有意義な会議でした。

9月中旬、小屋のすぐ近くで。
すっと伸びた白い花の群生が、初秋の山の中で何とも言えず見事でした。
…「かけがえのない自然」です。

夜 明 け 頂上にて 01.9.24
今日は長女の誕生日、20歳になります。いよいよ大人の仲間入り。オメデトウ!!
さて…、「女性の年齢」について、今年の朝日小屋でのちょっとしたエピソードをご紹介します。大失敗したのは、私…。
朝日小屋の宿泊台帳には、年齢を記入する欄があります。これは、もしも何かあった場合に、状況判断や関係機関への連絡等にどうしても必要になってくるので、今年から新しく作った台帳にその欄を設けました。
実際にお客様は皆さん正直に書いて下さっているようですが、何しろ娯楽の少ない山小屋での生活、…口にこそ出しませんが私もアルバイトのみんなも、結構「お客様ウオッチング」(失礼!!)をしながら、時々皆さんの年齢をチラッとチェックしていたようです(笑)。
ある日、夕方少し遅い時間に女性二人連れのお客様がご到着。もう夕食が始まっている時刻だったので、お部屋に入ってもらってすぐにお食事をして頂くように連絡し、お二人が食堂においでになりました。
暫くして、食堂でお客様の係りをしていたてらちゃんが、「ゆかりさん、今お着きのお客様、一人の方どうも調子悪いみたいですよ」と伝えてくれました。私も気になっていたので、食堂で突っ伏したままのお客様の様子をてらちゃんに聞くと、「お二人のうちの、40代の方のほうが…」というてらちゃん。
そこで、私……「てらちゃ〜ん!!、どうも二人は友達らしいし、もう一人の女の子は台帳に23歳って書いてあったヨ。その友達だし、どう見たって20代やよ。てらちゃん、本当に女の人を見る目がないねぇ。そんなことやったら、女の人に騙されるよ、しっかりせんにゃ!!」…コテコテの富山弁で、しかもかなりの早口でてらちゃんにまくし立てました。てらちゃん、返す言葉もなく、立ち尽くす…(笑)。
若くて綺麗だし、体調が悪くて辛そうな感じではあるけれど、どう見ても20代。私はそう思い込んだのでしたが…。後から聞いたその女性の年齢はナント43歳、誰かさんと同い年でした(笑)。お二人は職場の同僚でしたが、親子ほどの年齢差があったのです。
夜勤明けで夜行に乗るという強行スケジュールで、白馬岳から縦走して来られたのですが、一日朝日小屋で停滞して頂いたら元気になられて、予定通り蓮華温泉へ下山して行かれました。
てらちゃんには、散々な言葉を発してしまった私。後から彼に謝ったのはもちろんです。「女の人を見る目がない」なんて、かなりの失言でした(笑)。
その後秋になって、私はもう一度「女性の年齢」について、失敗をしてしまいます。
う〜ん!!、本当に女性の年齢は分からない。皆さ〜〜ん、気をつけましょうネ。

雪倉岳から下山途中で 01.9.19
実際には、もっと鮮やかな色をしていました。
枯れているのに味がある…。存在感がある…。
枯れていない緑の葉よりも、もっと素敵でした。
いいなぁと思いました。

昨晩から今朝にかけて、富山県地方はかなり冷え込みました。
朝起きたら、すぐそこまで雪が来ていました。
11月も残り少なくなって、里の冬ももうすぐ…。

つい1週間前に登った負釣山(標高959M)にも、今朝は雪が積もりました。

写真家・増村征夫さんと 長野県八坂村唐花見湿原にて 01.11.28
photo by nisiyama(チューリップTV)
写真を撮ってみようかな…
撮れるかなあ・・(不安)、でも撮ってみたいな…(期待)
夏の終わり頃から秋にかけて、そして小屋を閉めて下山して来てから、写真家の増村さんや森下さんとご一緒する機会があったり、また他の山をゆっくり歩く事が出来て、いろいろ考える時間がありました。
「三郎杉」他を研究していらっしゃる新潟大学の平教授は、「かけがえのない自然を守る事は勿論、それらの記録を残していくのはとても大切な事です。シーズン中ずっと小屋に居る管理人や地元の皆さんにしか出来ない事がありますよ」と話しておられました。
…自分にとって「点」でしかなかった朝日岳と朝日小屋が、少しづつ「線」で他と繋がり、「広がり」を持って認識するようになって、「北アルプスの最北端」の山小屋管理人として私は<来年何を目指すのか><来年は何をしたいのか>を考えるようになって来ました。
シーズン中ホームページ用にデジカメを使いながら、様々に変化する山の表情を見つめたり、雲や風の流れに身を置いたり、言葉では言い表せない程の夕焼けや朝焼けに心を奪われたり、可憐な花たちの様子を撮ったりするうちに、どうしてもデジカメでは上手く表現しきれない時があり、何だか少し物足りなさを感じ始めていたのも正直な気持ちです。
そして考え悩んだ末、生まれて初めて手にした一眼レフカメラ。
先ずは「完全メカオンチ」(それも少々じゃない)の私なので、写真家・増村征夫さんに弟子入りする事に…。青空の広がった28日には、そんな私の為に増村さんが、大町市隣の八坂村・唐花見湿原で「写真教室」を開いて下さいました。
晩秋を過ぎ薄氷張る初冬の湿原で、ミヤマウメモドキを題材に個人指導して下さったのですが、何しろ難しい事はチンプンカンプンで、どうしようもない「生徒」に増村さんも大変だったと思います(笑)。
でも、「ファインダー」を覗くと、そこにはいつもと違った世界が開けていて、とても気持ちがワクワクしてくるような、ドキドキするような不思議な感じがします。
写真家の森下 恭さんには、「道具は時に希望と勇気を与えてくれます」という言葉を頂きました。「頑張れ!」というエールを送ってもらったと自分勝手に解釈していますが…(笑)
全く未知の世界でどうなるか分からないので、もう暫く皆さんには黙っているつもりだったのですが、増村さんに「宣言するのも、いいんじゃないですか」と言われましたので、自分を奮い立たせる為にも、ちょっとご報告しておこうかなと思いました。
写真を撮る…簡単に出来るわけがありませんが、余り大それた事は考えていないので、とにかく焦らず、私らしく、そして管理人の仕事と両立させながら(笑)、始めてみようと思います。

増村さんとご一緒していると、ゆっくり時間が流れます。
いつもにこやかで、穏やかな増村さん。

チューリップTVの尾島さん(手前)と西山さん(奥) photo by mikuniya
シーズン前からずっと取材して下さっているチューリップTVですが、小屋開け前から夏山最盛期の様子を放送して頂いた8月に続いて、小屋閉めを中心としたその後の分がオンエアされる事になりました。
ナント!!…お正月の1月3日(木)、午後5時からの放送になるそうです。
前回8月12日放送分では、思いもかけない「愛のムチ・ビンタ事件」が流れてしまい(撮られていたのも知らなかった!)ビックリしたのですが、さて1月にはどんな模様が映っているのでしょう。あら、とっても心配(笑)…。
何しろディレクターの西山さん曰く、「撮っていないのはトイレと入浴シーン」と言われる程、知らない間にカメラが回っていましたから。
「来シーズンの抱負を」という事で、今回の増村さんとの写真教室にも同行取材して下さいました
※残念ながら、富山県内のみの放送です。

遠く、何を見つめているのでしょう photo by mikuniya
今日は、私の「手術記念日」…股関節の手術をしてから丸4年になります。
5月24日の日記にも詳しく書きましたが、私は「右股関節臼蓋形成不全」という病気で、今からちょうど4年前に大きな手術をしています。
寝不足や体調によっては辛い時もありましたが、山が大好きな主治医のY先生をはじめ、沢山の皆さんに励まされて、今は元気に山も歩けるようになり、山小屋の管理人として一年目のシーズンを頑張って終える事が出来ました。
手術記念日…来シーズンに向けて、体調管理もしっかりしなくては!