清水ゆかりの小屋番日記

2001年 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12

2002年 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12

2003年 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12

2004年 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 09 | 10 | 11 | 12

2005年 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12

2006年 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12

2007年 | 01 | 02 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12

2008年 | 01 | 03 | 04

最新版 | RSS

2004- 3- 1 陽気に誘われて、城山へ

笑顔で、ハイ・ポーズ!!  城山山頂にて  04.2.28の画像

笑顔で、ハイ・ポーズ!!  城山山頂にて  04.2.28

 すごく楽しそうでしょ!?  バックは、宮崎海岸と日本海です。 

 春が近付いているとはいえまだまだどんよりと曇り空の続く中、2月の最終日曜の28日は久し振りの好天に誘われて標高200m余りの城山へとお散歩に出掛けて来ました。“週末従業員”の美枝さん、由起子さん、ひろみさんと一緒に4人で。
 年末から忘年会でもしようと言いながら、それぞれの都合が合わなくてなかなか4人で顔を揃える機会がなかったのですが、午前中だけのお散歩だったら気分転換にもなるし、まだ“冬眠中”の身体への負担も軽いだろうと計画しました。
 由起子さんの自宅に集合し、宮崎海岸近くの鹿嶋神社から歩き始めました。前日は平地でも小雪が舞ったのですが、そろそろ春の雪ですからすぐに融けて登山道には殆ど残っていませんでした。
 しかし今年は雪の影響が大きかったのでしょうか、植林された杉の大木がかなり倒されていて、数箇所で道をふさいでいました。いつもならただルンルンと歩くだけの自然遊歩道なのですが、倒木を潜ったり跨いだり、時に藪こぎのように斜面をよじ登ったり。眠ったままの身体にはそれもまた心地良かったりして。
 お天気が良かったし時間も早かったので、芝生の園地を通り越して山頂まで歩くことにしました。
 城山にはその昔「宮崎城」が建てられていて、頂上には“宮崎太郎”を祭ったお宮さんも残っていたり石碑があったりと、歴史を巡りゆっくり散歩するにはちょうど良いコースです。私が小学生の頃には、朝日町の誰もが必ず遠足で訪れた経験があるはずです。
 山頂まで行くと、眼下には何処までもコバルトブルーに広がる日本海、朝日町の街並み、それから剱岳もはっきりと結構大きく見ることができました。
 上ノ山の園地に戻って、ちょっと早い昼食。おにぎりや副菜を広げて、ガスを焚いてラーメンを煮て、コーヒーを沸かし…と、やっぱりまるで“大人の遠足”でした(微笑)。
 偶然、ぶらりと出かけて来たという大蓮華保勝会のKさんにお会いしましたが、他には家族連れがひと組。お父さんとお母さん、小さな子ども達が歓声を上げて芝生広場を走り回り、遊具で遊んでいました。
 
 桜の花が咲く頃には、訪れる人たちも増えて賑やかになるはずです。もちろん車で行くことも出来ますが、ぶらりと海岸沿いから歩き出すのが絶対お薦めですネ。

2004- 3- 1 ちょうど良い休養と、気分転換

上ノ山園地。少し雪がありました。の画像

上ノ山園地。少し雪がありました。

 「“歩く”って、本当にイイよね!」そんなことを話しながら4人で楽しくお散歩しました。
 もうちょっとハードな山歩きもしたかったのも本心でしたし、行ったら何とかなったのかもしれませんが、2月中かなりバタバタしましたので、ちょうど良い息抜きになりました。
 特に私は、3日ほどちょっと大掃除と片付けをしたら、心配していた通り、手術した右足が何となく休ませて欲しいような雰囲気がありましたから。
 でも、ブラブラとゆっくり歩くのもいいものです。とはいえ、私の荷物は14キロ。娘たちに「城山へ行くのに、ナニそんなに張り切って大きな荷物を持つの!?」と言われる始末。
 あはは、ちょっとだけ「訓練」(苦笑)。だってせっかく行くんだから…。

2004- 3- 1 わが町、わが自慢

城山山頂からの眺め  海岸線がはっきりの画像

城山山頂からの眺め  海岸線がはっきり

 小さい頃は、遠足で小学校からずっと城山の山頂まで歩きましたが、正直言ってそれほど楽しい行事ではありませんでした。
 でも、大きくなったらまた違った印象で自分の町を眺める機会もあっていいですね。

2004- 3- 1 なんかほのぼのと、ローカル

家の軒先で“するめ”作りの画像

家の軒先で“するめ”作り

 越中宮崎は、美しい海岸が自慢。そして宮崎漁港で獲れる新鮮な魚介類たち。
 その昔は、「浜焼き」といったカレイの焼き物を、行商のおばちゃん達がリヤカーに乗せて売り歩いていたなんてこともありました。
 これは、民家の軒先でハンガーに吊るして干してあったスルメイカ。ほのぼのとして、いい雰囲気でしょ!?

2004- 3- 2 今日から松本

ひっそりと、句碑  城山山頂付近の画像

ひっそりと、句碑  城山山頂付近

 明日3日から1泊の予定で、長野県松本市で「三県山小屋協会」の定期総会が開かれます。
 その会合に出席予定の私は、一日早く出掛けて今夜は松本市内の二女のアパートに泊まる予定。
 今日は朝から(もうすぐ)出発します。
 帰宅は、4日夕方の予定ですので、留守の間(!?)よろしくお願いします。
 では、行って来ます!!

2004- 3- 6 平成15年度 北アルプス山小屋協会総会

活発な討議がされた総会の様子   04.3.3の画像

活発な討議がされた総会の様子   04.3.3

 3月3日(水)から一泊の日程で、平成15年度北アルプス山小屋協会の総会が、長野県松本市の美ヶ原温泉のホテルにて開催されました。
 この会は、長野県・岐阜県・富山県の三県にまたがる北アルプスの各山小屋が、「…北アルプスの紹介、知識の向上、自然保護及び遭難対策のため、会員間の連絡調整を行うことを目的と」し、その目的を達成するために関連した事業を行なうとしています。
 つまりは、それぞれの山小屋が情報交換と交流を通じて懇親を深めると共に、共通の課題に取り組んでいこうという主旨により設立されているわけです。
 三県・5単位組合に分かれており、それぞれ持ち回りで山小屋組合が事務局を担当しているのですが、15年度は長野県南部の山小屋の皆さんで構成する「北アルプス山小屋友交会」が担当でした。
 
 例年通り、今年度の事業報告・会計報告・会計監査報告・次年度の事業計画・規約の変更などが審議、承認されました。また環境省、林野庁、国土交通省など諸官庁からの連絡事項などの伝達などもありました。
 また、近年の山岳界を取り巻く情勢を反映した議題として、昨年相次いで発足した「社団法人日本山岳ガイド協会」「旅行業ツアー登山協議会」からの連絡もありました。

 また、今回の総会では特に『勉強会』という形での情報交換や討議が行なわれました。
 勉強会の座長は、信濃毎日新聞社の記者時代から山岳遭難や山岳環境問題を追求され、またご自身もヒマラヤ登山隊に隊員として参加するなどの実績をお持ちの、山岳ジャーナリスト・菊地俊朗氏でした。
 内容は「山小屋の将来の為に」という方向性の中で、その1−登山道・ゴミ処理・し尿処理・安全登山、その2−“新しい登山者層の開拓についての提案”という、全体で5つの項目別に各組合からの発表と討論が行なわれました。
 
 山小屋が抱える問題は山積しています。また緊急に統一性を必要とされる問題もあるのではないかと、私自身も感じた次第です。
 あるひとつの問題を取り上げても、各山域、各県によって取り巻く状況が違っている場合があります。
 また監督(担当)官庁が複雑に入り組んでいる場合もあります。環境省・林野庁・国土交通省・各県・各市町村…などの担当がそれぞれ関わってきます。
 あるいは山小屋の規模や設備によっても、出来ることや出来ないこともあったりします。
 
 社会情勢、個人のニーズ、「山」「山小屋」に求められるもの…山小屋を取り巻く状況は一様ではないとは思いますが、今回のような会議を通じて全体の意思統一を図りつつ、情勢に対応していく必要性を痛感しました。
 
 山小屋の管理人になって今年で4年目。勉強不足の私は、一年に一度ではありますが、山小屋の皆さんと情報交換し交流を深めることの出来る機会をとても大切に考えています。
 自分自身の考え方が未熟な分、対応に苦慮する場合もありますし、まだまだ分からないことも多いのです。これからも諸先輩方の意見に素直に耳を傾けつつ、登山者の皆さんの声をしっかりと受け止めながら、自分の問題意識を高めていく努力を続けて行きたいと思っています。

2004- 3- 6 “連帯感”を感じて

西穂山荘・村上文俊さんの画像

西穂山荘・村上文俊さん

 写真は、西穂山荘の村上さん。昨年は5月の連休と11月の遭対協の会合の時の2回、西穂ロープーウエイまで行きました。
 通年営業の西穂山荘ですから、今度はぜひ一度お邪魔してみたいです!!

 今回の会合では、蝶ガ岳ヒュッテの中村圭子さんにもお会いする事が出来ました。実は中村さんのご自宅は、娘のアパートのすぐ近くでしたので、前日にお家を訪ねて来ました。
 会合では、お互い忙しく(!?)ゆっくりお話することは出来ませんでしたが、私よりずっと若くて大きな山小屋を切り盛りしていらっしゃる彼女にはやっぱり連帯感を感じ、エールを送りたいと思います。

 また、昨年放送された「北穂高物語」の北穂高小屋・小山義秀さんにもお目にかかりました。
 小山さんも、当番組合の若手ということで当日はお忙しくゆっくりお話するチャンスはありませんでしたが、翌朝にご挨拶させて頂きました。
 北穂高小屋は、「一番高いところにある、山小屋です」がキャッチフレーズ。朝日小屋は「北アルプスの最北端」。そしてそれぞれが『山』で繋がっているから、初めてお会いしてもやっぱり不思議な連帯感がありますネ。

2004- 3- 6 若いパワーも!

左は、双六小屋・小池岳彦さん   右は烏帽子小屋・上條慶一郎さんの画像

左は、双六小屋・小池岳彦さん   右は烏帽子小屋・上條慶一郎さん

 双六小屋の小池岳彦さんは、オーナーの小池 潜さんの息子さんです。
 そして、烏帽子小屋と野口五郎小屋の上條慶一郎さんは、昨年亡くなられた雅弘さんの息子さんで、葛温泉高瀬館にいらっしゃいます。

 会合には、三俣山荘の伊藤正一さんや常念小屋の山田恒男さん、餓鬼岳小屋・伊東宗右ェ門さん、双六小屋・小池 潜さん…などなど、錚錚たるメンバーが並んでいらっしゃいます。
 そして一方、前出の小池岳彦さんや上條慶一郎さん、小山義秀さんの他、立山・雷鳥沢ヒュッテの佐伯寿一郎さん、一の越山荘・佐伯光昭さん、大日平山荘・佐伯直樹さん…などの若いパワー溢れる二代目・三代目の皆さんが参加していらっしゃいました。

 

2004- 3- 7 相変わらず忙しく。。。

美ヶ原温泉のホテルから、北アルプスの山並み  04.3.3の画像

美ヶ原温泉のホテルから、北アルプスの山並み  04.3.3

 娘の所で前泊したため3日も家を空けていたのに、4日に松本から戻ってその夜に会合出席。そして5日の夜も会合。今朝は午前中にお葬式に参列。明日も午後から役場で会合。。。
 3月に入ったら少しまとまった仕事をしなくては、と思いつつ何だか相変わらずドタバタしています。
 本当は、6〜7日の先週末に実は関東の山へ「出張登山(!?)」をと、密かに計画していたのですがそれもちょっと無理だという判断で、実現出来ませんでした。
 
 でも、忙しい方が「性に合っているなぁ…」とつくづく感じている今日この頃です。

2004- 3- 7 「節句荒れ」

一週間前には、こんな春の陽気だったのに 城山  04.2.28の画像

一週間前には、こんな春の陽気だったのに 城山  04.2.28

 「節句荒れ」という言葉は、全国共通なのでしょうか!?
 私がお嫁に来たばかりの頃(かなり昔ですけど・笑)、5月の連休に田植えをしていると必ずと言って良いほど、端午の節句の頃、つまり5月5日の辺りにとんでもない悪天候に見舞われることがありました。時には、季節外れの霰が降ったりすることもありました。
 義母も義祖母も「節句荒れやワ。春になったと思って喜んでいても、こんな日もあるもんや。だからホントはお天気見ながら農作業をするモンや。決して慌てたらダメや」と私に言い聞かせるように話してくれたものでした。
 そういえば、3日のお雛様の前後から、全国的に荒れ模様のお天気が続いていますね。富山県地方では2日の夜〜3日の朝にかけて山沿いで30cmもの雪が降りました。(私は松本にいたので、知らなかったのですが)
 今朝も朝起きたら、前日の予報通り20cm以上の雪が積もっていて、ビックリしました。
 ひと足早い“なごり雪”なのでしょうか。「節句荒れ」という言葉を思い出す、北陸地方のここ数日のお天気です。

2004- 3- 8 白馬岳蓮華温泉ロッジの除雪作業

快晴の中進む除雪作業  04.2.28の画像

快晴の中進む除雪作業  04.2.28

 上記の写真は、私の日記にも何度か登場して頂いたことのある、新潟県糸魚川市の平石武仁さんから送られて来たデジカメ写真の画像です。
 平石さんは、2月最終の週末に白馬岳蓮華温泉ロッジの除雪作業に参加して来られました。
 ゲレンデスキーはもちろん、山スキーの腕前(足前?)も相当な平石さんは、毎年のように蓮華温泉の雪堀作業を手伝っていらっしゃるそうです。
 
 平石さんのメールには、次のような説明がありました。

・2月27日、栂池スキー場から天狗原の登りは−15℃、猛吹雪で温泉まで8時間かかる。新雪は深いところで80cmもあり埋まって時間がかかる。
・2月28日は“ピーカン”で、温泉から見る朝日岳はとても素晴らしい
・2月29日は朝から雨で雪質は最悪で木地屋まで滑らないので足が疲れました。

 平石さん、貴重な画像を有り難うございました!!

2004- 3- 8 陽光に輝く朝日岳

蓮華温泉から望む朝日岳   04.2.28の画像

蓮華温泉から望む朝日岳   04.2.28

 写真は、平石さんから送られて来た、蓮華温泉から見た朝日岳の画像です。
 
 今日の朝日岳は、久し振りに晴れ上がった春の陽射しに眩く煌めいていました。
 少し前の頃、暖かな気候に少しづつ高い山の雪も融けてきたかしらと思われたのですが、今日見上げた朝日岳や白馬岳の山々は、先日来の降雪で再び真っ白にお化粧直しをしたようでした。

 北アルプス最北端の朝日岳は、まだまだ深い雪の中ですね。

2004- 3- 9 信仰の山・立山の麓で

厳かに、神事が執り行われた   立山芦峅寺・雄山神社の画像

厳かに、神事が執り行われた   立山芦峅寺・雄山神社

 今日の午後、立山天狗平山荘のオーナー・佐伯賢輔さんからメールが送られて来ました。
 メールには、次のような一文が添えられていましたので、ご紹介します。

 『3月9日早朝、立山で働く人たちのお祭り「山神様」の神事が行われました。
 昔から 「山神様のお祭りが終わらないと山に入ってはいけない。」といわれており、男だけのお祭りでもあります。 
 「女人禁制」の山であった山の名残かな?
 今日現在、立山の除雪も進み、春山の受け入れ準備も始まっています。』

 実は、昨晩偶然、立山室堂山荘へ嫁いでいる実妹・法子へ電話したところ、「明日の朝早く、山神様のお祭りがあるんだょ」と聞かされて、「そうなの。今度、ぜひ一度見たいね!」と話していたのでした。(遠くから見るだけなら、許されるのかしら??)
 
 今日の神事の様子は、地元のテレビニュースでも放映されていて、山小屋関係者の皆さんの顔も拝見しました。
 
 立山アルペンルートは、今年から富山県側でも昨年より数日早く開通するということで、室堂山荘でも、4月10日以前にはもう入山の予定だと聞いています。

 入山まで、あとひと月。立山の山小屋の皆さんは、そろそろ準備に気ぜわしくなって来るようですね。
 
 ちなみに、上の写真に写っているのは立山室堂山荘のオーナー・佐伯千尋だそうです。

2004- 3-10 負釣山7合目まで、「リハビリ登山」…!?

青空の広がる中、朝日岳をバックに  負釣山7合目にての画像

青空の広がる中、朝日岳をバックに  負釣山7合目にて

 左 阿曾原温泉小屋・佐々木 泉さん
 右 番頭さんの“大仏さん”こと、中山さん

 「おうっ、泉やけど。アンタ何しとるがョ!?
 明日天気も良さそうだし、大仏と二人で負釣山でも行ってくるかって話しとるんやけど…」
 
 そんな電話が掛かってきたのは、9日の午後。阿曾原温泉小屋の佐々木 泉さんから、負釣山へのお誘いでした。
 阿曾原温泉小屋の泉さん、そして番頭さんの大仏さん(ニックネームです・笑)のお二人も、4月に入ればトロッコ電車関連の浮石落としなどの“肉体労働”などが入ってくるそうですが、そろそろ冬の間の家でのゴロゴロした生活に終止符を打ちたく、近くの山へ行こうという話がまとまったようです。
 名付けて「リハビリ登山」!?…笑
 もちろん、私も大喜びで連れて行ってもらうことにしました。

 それぞれ朝の用事もあったので、現地に集合したのは朝9時前。ちょっと遅い出発になりましたので、とにかく行ける所までということになりました。
 3月に入ってから断続的に降った雪が未だかなり残っていましたので、オコ谷への峠道と西尾根へ向かう道との分岐から先へは車がまったく入れません。林道をずっと歩くことになりました。
 林道の歩き始めから“かんじき”を着けて歩きました。どうやら渓流釣りの人らしき足跡が残っていましたがそれも峠の駐車場までで、私達はそこまで約1時間。10時半に登山道に取り付いてからは、全く踏み跡のない雪の上を黙々と歩きました。
 パワー不足かつ遅足の私を気遣ってくれたのか、それとも「リハビリ登山」というだけあって、さすがの泉さんと大仏さんでもシーズン入り前の身体には“そこそこ”の山登りとなったのか。慌てず、確実に登っていきます。
 
 それにしても、重たい。。。
 
 泉さん達が考えていたほど雪の量は多くなかったようですが、3月に入ってから下界でもひと晩に30cmからの降雪があったほどですから、里山と言っても3月の負釣山にはそれなりの量がありました。
 その雪が、前日からのポカポカ陽気で…とにかく重たい、重たい!!

 泉さんと大仏さんが交代でラッセルをしながら、どうにか7合目まで辿り着きました。
 青空が広がる快晴の中、本当は眺望抜群の山頂を目指したかった私ですが、出発も遅かったことですし正午も過ぎてしまったので、残念でしたが今日は7合目までということに。
 眼下には、日本海をはじめ、黒部扇状地や朝日町・入善町の街並みが広がり、大地〜初雪山の稜線、そして朝日岳の勇姿が輝いて見えました。
 ちょっとゆっくりと、ちょっぴり豪華にお昼ご飯を食べてから、下山開始。
 カモシカやウサギ、テンなどの山の動物たちの足跡を確認したり、咲き始めたばかりのマンサクの花を楽しんだり、重い雪に足を取られて動けなくなって大笑いしたりしながら、順調に下って少し遅くなりましたが無事に下山完了。楽しい一日となりました。

 新雪、深雪、残雪…と、今まで何度か雪の負釣山へは出掛けていますが、正直言って、今までの中で一番『重たい雪』の負釣山だったと思います。
 泉さんも大仏さんも、冬の間の運動不足を痛感されたようですが、「リハビリ登山」になったのでしょうか・微笑。
 そして私は、今週末に朝日岳方面遭対協の1泊2日の春山訓練に同行させてもらうことになっていますので、ちょうど良い「訓練の為の訓練」となりました。

2004- 3-10 こんな時間を大切にして

眼下に広がる日本海や街並みをバックにの画像

眼下に広がる日本海や街並みをバックに

 下界でお仕事をしていらっしゃる皆さんには本当に申し訳ないくらい、贅沢でしかも幸せな時間でした。
 泉さんにしても大仏さんにしても、そして私にしても、シーズンが始まり小屋に入れば、超多忙な毎日が続きます。遭難や事故などを心配しながら、大勢のお客様をお迎えする日々が続きます。
 「みんなが働いている時に、こんなところで…本当に贅沢だね」と言いながら、お昼ご飯を食べました。
 でも、山の話、小屋の話、仕事の話…いろいろ情報交換をしながらのひと時、山小屋関係者にとって今はもうしばらく『充電』の時間なのです。
 泉さん達は、あとひと月もしないうちに土方仕事が始まり、6月になれば小屋建ての準備になります。ナンダカンダ言っていた私も、あとちょうど3ヶ月ほどで小屋開け・シーズンの始まりとなります。

 「山」を感じ、身体を鍛えて、気持ちを充実させて、そして夏山シーズンを迎えようと、山小屋関係者それぞれが思っています。
 

2004- 3-10 「重たさ」を実感

重たくて、“腐った”雪の画像

重たくて、“腐った”雪

 上の写真から、雪の状態が想像していただけるでしょうか?もちろん、かんじきを着けていてもこんな様子でした。
 
 今日の富山県地方は、各地で18℃前後まで気温が上がったそうです。
 「腐った」という形容がピッタリの重たい雪に、3人共かなり苦しみました。
 
 しかし。。。『重たさ』を実感したのは、もしかしたら雪だけでなく、冬の間ゴロゴロしていたツケが回ってきている泉さん、大仏さん、そして私、それぞれの身体の状態だったのかも!!
 笑いごとじゃぁなくて、結構深刻デス…。

2004- 3-11 「ゆかり応援団」のこと

満面の笑み  負釣山にて   04.3.10    photo by  izumiの画像

満面の笑み  負釣山にて   04.3.10 photo by izumi

 一昨日の掲示板に、吉村さんから「ゆかり応援団」についての書き込みがありました。
 
 先日、吉村さんや茜パパ、山の歌さんからお電話があり、その時に「“ゆかり応援団”を正式に立ち上げたいと思っているんだけど」というお話を頂きました。本当に有り難いお話であると思いますが、今日はひと言ご挨拶を兼ねて、私からも自分の想いをお話させて頂きたいと思います。

 朝日小屋の管理人となって3年目、この夏には4年目のシーズンを迎えます。
 昨年中に「ゆかり応援団」のお話があった時には、小屋閉めの後のシーズンオフでボーっとしていたり、ちょうど“プチ・鬱”の状態であったりしていましたので、正直言って自分自身の中には戸惑いもありました。
 私はまだまだ「山小屋管理人」としては経験不足ですし、人間的にも未熟だし、とてもそんな「ファンクラブ」だとか「応援団」を作っていただくことに値する人間ではないという思いが、今も私自身の中にはずっとあるのです。
 せっかくのお申し出も、昨年末の私には「どうしたものか…」という迷いもありました。
 
 昨日まで“ふつうのオバサン”だった私が、山小屋の管理人になりました。私にとっては、小さい頃からの父の手伝いの延長であったわけですし、自分が好きなことだからやっているという意識と、あとは少しだけ「他人様(ひとさま)に喜んで頂ける仕事」をやっているという自己満足が殆どで始めた管理人生活だったのです。
 だからということもあり、表立っての「ゆかり応援団」には面映い気持ちや戸惑いもたくさんありました。

 しかしいろいろ考えて、今回はせっかくのお申し出をお受けして、話を進めていただくことにしました。

 一年に何度も登れない北アルプス、その最北端の山小屋でお客様をお迎えするという仕事をし、皆さんとの「一生に一度の出逢い」を演出し「夢を売る」仕事をしている者としては、少し背伸びをすることになるかもしれませんが、ごく素直に、『応援』されることをこれからの自分自身の励みにしようと思いました。
 
 ただ、「ゆかり応援団」について吉村さんにお願いしたことは、
1. 私自身はかなり“ズボラ”な人間なので、本当に申し訳ないが周りの皆さんで勝手に盛り上がってもらいたいということ
2. あまり難しいことにしないで、例えば一年に一度朝日小屋へ行こうとか、一年に一度くらいみんなでどこかで顔を合わせる機会を作りましょうとか、チャンスがあったら山へも登って楽しみましょうとか、そんな風に楽しく気軽に集まれる会にしてほしい
 つまりは、「あくまで、ゆかりをダシ」にして周りでワイワイと盛り上がりましょうという感じでやって頂けたらと思っています。

 もちろん、静かに静かに朝日小屋を愛してくださる方達はおいでになるわけで、言葉や行動には出さなくても私を応援してくださる方達もいらっしゃいます。各人の気持ちも、その気持ちの表し方もそれぞれですので、あくまでも都合がついて賛同してもらえる方達に集まって頂けたらと思います。
 
 吉村さんは、もの凄く面倒見の良い方です。昨年高岡にお邪魔した時にも、心からそして最高のおもてなしをして下さいました。
 きっと「ゆかり応援団」を結成した折には、県内外の皆さんに喜んで頂けるような会の運営を心がけられることと思っております。

 そういえば以前、阿曾原温泉小屋の佐々木 泉さんがおっしゃっていました。
 『俺ら山小屋の人間の仕事は、山と自然を守ること。そして、山を楽しみに来てくれるお客さんや自然とのふれ合いを大切に山へ登って来てくれる登山者の皆さんの、安全に気を配り、そして“手助け”をすること』
 
 私自身、泉さんに教えてもらったような謙虚な気持ちをいつまでも忘れずに、皆さんにずっと応援して頂けるようなそんな山小屋管理人に少しでも近付けるよう、これからも頑張っていきたいと思っています。

2004- 3-12 アルバイト、大募集!!

朝日小屋は、若い力を待っています!!  03.8.15の画像

朝日小屋は、若い力を待っています!!  03.8.15

 この日記の場をお借りして、04シーズンのアルバイトを大募集させて頂きます。
 興味のある方、ぜひご連絡ください!!

1.長期アルバイト
  ・募集は、男子2名。
  ・年齢は、30歳くらいまで。
  ・期間は、小屋開け(6月13日)〜小屋閉め(10月13日)までの4ヶ月間です。
  ・できれば、来シーズンも続けて働いていただける方を希望します。

2.短期アルバイト
  ・募集は、男女若干名。
  ・年齢は、30歳くらいまで。
  ・期間は、7月上旬〜8月中旬頃まで。

 最近の山小屋アルバイト事情ですが、大学生の夏休みが概ね8〜9月に集中していることもあり、「海の日」辺り〜旧盆までの短期間に登山者の皆さんが殺到し夏山シーズン繁忙期を迎える山小屋では、どこもアルバイトの確保に頭を悩ませているのではないでしょうか。
 朝日小屋も例外ではありません。大学生の皆さんからの応募は殆どが8月に入ってからを希望しますが、お花を楽しみに登山者の皆さんがおいでになる朝日小屋では、どうしても7月上中旬からのアルバイトをお願いしたいと思っています。

 (アルバイトを募集しておいて、こんなことを書くのはどうかとも思いますが…苦笑) 
 山小屋の仕事は、今も昔も「キツイ」ことに変わりはないかもしれません。
 主に食事の準備など厨房の仕事、部屋の掃除、お客様の応対、時に「電気屋さん」、時に「配管屋さん」、…等など小屋の中の仕事の他にも、登山道整備がありますし、朝日小屋では「ボッカ」も何度か経験します。そして緊急時には、登山者の救助活動に加わらなければいけないこともあります。
 昔と比べれば設備も良くなりましたから、真夜中まで仕事をするということも余りありませんが、それでもどんな突発的な出来事があるか分かりませんから、時間通りに休める保障はありませんし、朝はもちろん特別早いのです。
 朝日小屋では、大きな山小屋と違ってアルバイトのみんなの個室はありませんから、ワイワイと仲良くできる反面、プライバシーは守られないというのが現実です。
 精神的にも肉体的にも、若いみんなにはハードだろうなぁと想像できます。

 それでも山小屋のアルバイトのみんなは、ひとつ屋根の下で、朝から晩まで一緒に仕事をし、語り合い、泣いたり笑ったり…かけがえのない時間を過ごします。
 下界でのアルバイトでは味わうことのできない貴重な経験を積んで、笑顔で山を下りて行きます。

 朝日小屋は、若いアルバイトのみんなが集まります。高校生から大学生、フリーターまで。頼りない管理人を助けて、みんな頑張ってくれます。
 健康で、体力に自信のある方。誠実な方。山が大好きという方。
 詳細は、お電話にてご連絡ください。
 ぜひ、皆さんの応募をお待ちしています!!

 連絡先 朝日小屋・清水ゆかり 
         (自宅)0765−82−0795

2004- 3-12 明日から、遭対協の春山訓練

元気です!!    04.3.11の画像

元気です!!    04.3.11

 上の写真は、元バイトの陽子とさやか。朝日小屋では、いつも私を助けてしっかり働いてくれた二人です。昨晩、某所にて久し振りに顔を合わせました。
 旅立ちの春、二人とも元気で頑張っています!!

 さて、明日から1泊2日の日程で、朝日岳方面遭対協の春山訓練が行なわれます。
 大地(おおち)〜初雪山のルートで、県警山岳警備隊の古崎分隊長、谷口隊員を講師にお招きして、各隊員が技術の習得と研鑚に励み、チームワークを磨き親睦を図ることが目的です。
 私も同行させて頂くことになりましたので、明日の日記はお休みです。明後日も下山予定は夕方ですので、日記は書けないかもしれませんネ。
 私にとっては、結構ハードな山行になるかもしれません。
 明朝の集合が早いので、今夜のうちにお知らせします。 気を付けて行って来ます。では。

2004- 3-15 朝日岳方面遭対協の春山訓練・一日目

訓練  大地直下のテント場付近にて  04.3.13の画像

訓練  大地直下のテント場付近にて  04.3.13

 13(土)・14日(日)の両日、朝日岳方面遭対協の春山訓練が大地山(1,167m)〜初雪山(1,610m)一帯で行われました。
 今回は、富山県警山岳警備隊から古崎分隊長と谷口隊員、朝日岳方面遭対協から谷口邦夫隊長以下4名の隊員、そして理事の私、同行を許可された写真家の森下 恭さんの8名が参加しました。
 13日朝役場前に集合、ビデオにて雪崩のメカニズムについての事前学習をし、各自最新式のビーコンを装着しました。共同装備を分配するなどの準備をした後、小川ダムへと車で移動しました。
 今回のルートは“夢創塾”からのコースではなく、小川ダムから相又谷を入った先の杉林途中から取り付きました。
 未だ雪の残る杉林の中をほぼ直登に上がります。急登には違いありませんでしたが、以前何度か登ったことのある“夢創塾”からの激しい急坂に比べると、登り始めの林道で少し足慣らしができる分だけ楽かなぁと思いながらも、他の皆さんにあまり遅れないように付いて行くのが精一杯です。
 標高800mを少し過ぎた辺りで、“夢創塾”からの登山道と合流しました。
 13日は「晴れのち、夜になって雨」の予報でした。午前中は時折青空も見えるまずまずのお天気でしたが、正午近くになって小雪がちらちらと舞い出しました。「ちょっと、天気の崩れが早いなぁ」「未だもう少し持つだろう」と話しているうち、みるみる天気が崩れてきました。
 昼食をとる頃には急激に天候が悪化し、もう周りの景色は全く見えないようなホワイトアウト状態に。細い谷筋に迷い込んだりしないように、地図とコンパスで慎重にルートを確認しながら帰路の為にマーキングをし、あまり長い休憩も取らないようにして歩きました。
 小さなアップダウンを繰り返しながら、大地山へと向かいます。翌日には初雪山までどうしても行こうという計画がありましたので、全員の体調や所用時間などを計算しながらも、とにかく大地山を越えて行けるところまで行き適当なテン場を見つけようということになりました。
 大地山山頂を越えた直下まで来ると、もはや10m先もよく見えないような状態です。無理をしてでも翌日のことを考えて、夕方まで行動し当初予定した1,247m付近のテン場を目指すか。それとも一寸先の様子も分からない中で雪庇を踏み抜く危険性もあるので、今日はここまでの行動とし早めに就寝し翌朝の出発に備えるか、全員で協議しました。
 「今日は、此処まで!」…そう決めてからテントの設営、積雪期の救助訓練、救助用具の使い方の講習等などを行ない、夕方近くなって気温も急激に下がり始めましたので、早々とテントに入り『狭いながらも、楽しい…』となりました。
 少々頑張った(!?)私は、早々と“沈没!”
 「明日は、どうしても初雪山まで行きたい!!」…そんなことを考えながら、どうやら夕方6時半頃にはもう夢の中だったような気がします。 
 夜中にかなり激しく強い風が吹きました。頑丈にブロックを積んだりしてテント場を整備したのですが、テントの一番隅っこに寝ていた私は、強風でテントが飛ばされるのではないかと思うくらいでした。ご機嫌で寝入っている皆さんはどうやら気付かなかったようなのが、うらやましい(!?)・苦笑。
 
 3月中旬の春山とはいえ、ホワイトアウトのような条件の中での行動。
 気温が下がり、前髪がバリバリに凍りつく位の悪天候。
 冬山に近い状態での1,000mを越える山での生活。
 
 …救助隊員の皆さんの、真剣な訓練が続きました。

2004- 3-15 朝日岳方面遭対協の春山訓練・二日目

大地から初雪山の稜線  04.3.14の画像

大地から初雪山の稜線  04.3.14

 テント場での朝は早く、早朝4時半起床。前日の疲れも見せず、山慣れた警備隊・救助隊の皆さんの行動は起き掛けからすでに迅速です。朝食は、何だか良く分からない(!?)前日のご馳走(キムチ鍋)の残りにうどんを入れて食べました・笑。
 初雪山から戻って昼食を済ませてからテントを撤収することになっていましたので、とにかく素早く身支度を済ませて、いざ行動開始。
 お天気はまずまず。前日は何も見えなかった初雪山への稜線が、ずっと延びているのが良く分かります。朝はさすがにガチガチに凍っていますので、前日の打合せ通り各自アイゼンとピッケルを装備し、ザイルなどその他必要な装備も携行しました。 
 いくつかの小ピークを踏みながら、稜線を歩きます。幸い天候が穏やかなので、地形の状態も良く分かりましたが、張り出した雪庇に充分に注意しながら慎重にルートを選んで行動します。
 アップダウンを繰り返しながらのなだらかな稜線歩きで高度を稼ぎましたが、途中には切れ落ちた斜面をトラバースする所が何箇所かあったので注意深く通過しました。昨年剱岳や野口五郎岳で経験した『落ちたら、死ぬかもしれない。。。』という思いが、少し頭を過ぎりました。
 しかし、凍てついた斜面にアイゼンが利きます。また普段の無雪期の山歩きでは滅多に使用しないピッケルも、その効果を発揮してくれました。
 そして、とうとう念願の初雪山へ!!…02年の4月に境川上流の大平(だいら)側から初めて登った初雪山でしたが、今回はどうしても行きたかった大地山からのルートで山頂を踏むことができました。
 強風の吹く初雪山では、記念写真を撮ってすぐさま下山開始。初雪山直下の急斜面ではアイゼンを付けたままでしたが、気温も高くなって雪面も緩んできたので帰路は途中からアイゼンを外しましたが、かんじきを装着するほどでもなく“ツボ足”で歩きました。
 テント場まで、往復約5時間半。遅足の私が同行していた割りに、予定時間を少しオーバーするくらいの所要時間でしたので、皆さんにあまり迷惑を掛けずに済んだと私なりに少々ホッとしました…。
 具沢山のラーメンで昼食を済ませて、テントを撤収。最後にもう一度、立ち木を使ったりピッケルをアンカーにしたりした訓練をした後、下山開始です。
 帰りは、山スキー組はそれなりに楽しみながら、かんじき組は緩んだ湿った雪に散々悩まされヘロヘロになりながらも、夕方全員が小川ダムの駐車場に無事下山。
 
 大地山から見る初雪山は、本当にステキでした。そのどっしりとした山容、凛としたその姿は、岳人たちの気持ちを駆り立てるにふさわしいものです。

 今回の訓練に参加した全員が、達成感と充実感で満足のいく春山訓練になったと思います。
 大地山、そして初雪山一帯は、この春山の時期、最近隠れた人気がある山ではないかと思いますし、週末になると何組かの入山者もあるように聞いています。実際今回も県内の愛好者で3名1パーティー、単独行1組の計4名の登山者に会いました。
 そういうこともあって、遭対協の春山訓練地に選んだわけです。
 
 今回の訓練では、私自身がいろいろな経験をし、「山」と「山登り」を深く考えることができました。

 里は春でも、山は一瞬にして厳冬期の山のようにその姿を変貌させてしまうこともあります。標高が2,000mに満たない山であっても、その入山にあってはくれぐれも入念な計画と慎重な行動をぜひお願いしたいと思います。

2004- 3-15 充実の訓練でした!!

初雪山をバックに、記念撮影   大地にて  04.3.14の画像

初雪山をバックに、記念撮影   大地にて  04.3.14

写真は
 前列左から
   古崎分隊長、藤岡隊員、私、清水直樹隊員
 後列左から
   県警谷口隊員、写真家・森下 恭さん

2004- 3-20 富山県山岳連盟・マッキンリー遠征隊

富山県警山岳警備隊・谷口和幸隊員  初雪山をバックに  04.3.14の画像

富山県警山岳警備隊・谷口和幸隊員  初雪山をバックに  04.3.14

 北日本新聞既報でご存知の方も多いと思いますが、富山県山岳連盟の55周年を記念して、5〜6月にアラスカの北米大陸最高峰・マッキンリー(6,194m)登頂を目指す岳連マッキンリー遠征隊のメンバーが先日発表され、富山県警山岳警備隊で朝日岳方面を担当して下さっている谷口和幸隊員が7人の遠征隊員の一人に決まりました。
 
 同遠征隊は、薬師岳方面遭対協隊長の永山義春氏を隊長とし、山岳ガイドで立山真砂沢ロッジのオーナー・佐伯成司氏をアドバイザーに迎え、20〜30代の若手を中心に国内登山のキャリア豊富なメンバーを選抜。
 谷口和幸隊員は今回、記録係として参加する予定で、新聞社のインタビューに「初めての海外登山なので、何としても頂上を踏みたい」と抱負を語っていらっしゃいました。
 県警山岳警備隊員として年間を通して厳しい訓練に参加して常にその技術を磨き、また朝日岳方面の遭難や事故に関してはいつも先頭をきって救助活動に当たっていらっしゃる谷口隊員。
 先週末の朝日岳方面遭対協の春山訓練でも、古崎分隊長と共に的確な判断と技術で私達遭対協のメンバーを常にリードして下さいました。
 
 今回の海外遠征に於いて、永山隊長以下関係者全員の安全を祈念し、また谷口隊員他のメンバーがそれぞれその実力を存分に発揮され登頂を果たされるよう、朝日小屋関係者一同心より応援しております。

2004- 3-20 慌ただしく…

マンサクの花  大地山にて  04.3.13の画像

マンサクの花  大地山にて  04.3.13

 春3月は、卒業・転勤などで慌ただしかったり、年度末で忙しかったり。
 南から聞こえてくる桜の便りもあっという間に北上しそうな気配に、北陸地方に住む私たちの周りも何だか気忙しい毎日が続きます。
 子どもが4人もいる私は、毎年のように卒業やら入学やらでこの時期はバタバタしています。

 16日(火)は、末娘・結の中学校の卒業式でした。先週末に遭対協の春山訓練に行って来た私は、いく分疲労が残り日焼けと雪焼けで黒々とした顔に、してもどうしようもないようなお化粧(!)を一生懸命にして、正装で出掛けました。これで娘たちも全員義務教育を卒業し、母親としては感慨もひとしおでした。
 
 17日(水)は、お隣の入善町でのある会合に呼ばれて、山の話を少しさせて頂きました。講演というほどではないのですが、やはり人前で話すとなると準備もありましたし、本番は少し緊張しましたネ。
 
 18日(木)は、地元のあさひ野小学校の卒業式に行って来ました。私の子どもはもう小学校には在学していないのですが、町の教育委員会から仰せつかった役の関係で出席させて頂きました。前日までの暖かい気候は一転して、まるで冬に逆戻りしたかのような吹雪の中の卒業式でしたが、久し振りに可愛い小学生の皆さんの門出の式に臨席させて頂いて心が和み爽やかな気持ちになりました。
 
 18日の午後からは、地元の某放送局のディレクターが話を聞きたいと自宅を訪ねて来られました。驚いたことに、その女性は数年前に富山県の森林管理署のグリーンパトロールの朝日・白馬班のメンバーとして朝日小屋にも来たことがあるというので、亡くなった父の話やら当時のことで話が盛り上がりました。
 
 昨日・19日(金)は、長女・沙知代の大学の卒業式に出席する為に滋賀県・瀬田へ。大学の卒業式ですから、本当は一人でやれば良かったのですが、親としても何だかひとつの区切りかなぁと思って出ることにしました。
 長女は、すでに2月には京都のアパートを引き上げています。大学で地域福祉・老人福祉を専攻してきた彼女は、地元の特別養護老人ホームに就職が決まっていて、来週からは研修に入ります。4月からは社会人としての新しいスタートラインに立つ娘には、これからもがんばってもらいたいと思います。
 
 実は、長女の卒業式が終わってからその足で大阪へ行って、夜行列車で今朝早くに帰って来ました。
 昔、父の時代にお世話になっていた関西の山関係の方々が「娘さんの卒業式が終わったら、大阪で会わない?長い間顔を見ていないし、なかなか会える機会もないから」と誘って下さったので、何十年ぶりかで大阪へ行きました。
 昔の話や山の話で大いに盛り上がり、23時過ぎの夜行列車に乗り込むまで付き合って頂きました。私も学生の頃を思い出して、とても懐かしかったです。

 そんなこんなで、目まぐるしく過ぎた今週でしたが、山の関係の会合やら所用が次々と入ってきて、それに加えて末娘の高校入学準備と、来週もかなり忙しくなりそうです。
 
 3月の声を聞いたと思ったら、もう下旬…。あっという間に、小屋開けの準備に追われそうなそんな気配がして来ました。

2004- 3-29 古崎分隊長、有り難うございました!!

関係者が大勢集まった、送別会  04.3.22     朝日町某所にての画像

関係者が大勢集まった、送別会  04.3.22 朝日町某所にて

 春は入学など新しい出逢いの季節ですが、一方、転勤や異動など別れの季節でもあります。覚悟はしていても、長い間お世話になった方との別れはやはり淋しいもの…。
 今回の県警の異動で、入善警察署に5年間勤務され朝日岳方面警備隊の分隊長を務められた古崎さんが、大沢野警察署所在地交番勤務となり薬師岳方面山岳警備隊分隊長として転出されました。
 
 古崎さんは、亡父がまだ朝日小屋の管理人をしていた99年3月に着任され、また私が管理人になった最初の年から、新米管理人の私をサポートしつついろいろと教えて下さいました。親子二代にわたって、本当にお世話になりました。
 古崎分隊長が在任中の5年間には何件かの遭難事故もありましたが、全件無事救助することができ、また死亡に至るような大きな事故はありませんでした。これは県警山岳警備隊あげての支援はもちろん、古崎分隊長や谷口隊員と朝日岳方面遭対協の連携の賜物だと思っています。また日頃からの県警山岳警備隊の厳しい訓練や、遭対協との合同訓練が実っているのだと思い、その為に朝日岳方面で古崎分隊長が陰日なたで常々努力されていたことに深く感謝しています。
 
 県警山岳警備隊は、常駐隊の他、各山域各方面でそれぞれ警備に当たっておられますが、特に朝日岳方面の場合には、ひとつの方面警備隊にひとつだけの山小屋といった環境にあり、これまでにも山岳警備隊の皆さんには小屋も管理人も大変お世話になってきました。
 また個人的には、技術も未熟で経験不足な私を、朝日岳周辺山域や文部省登山研修所での訓練に同行を許可して下さり(周囲の不安と心配を知りながら…)、朝日小屋の管理人として少しでも力を付けさせようとして頂きました。
 また非番の時など、「ゆかりさん、これから行きますけど何か欲しい物はないですか!?」と言いながら美味しいお刺身を差し入れして下さったり、時には緊急に足りない品物をボッカしてもらったり(なぜか重いものばかりでした。すみません!)と、公私ともにいつも気に掛けてもらいました。
 また、毎年11月には朝日町民駅伝に遭対協チームで出場して、若い隊員の先頭に立って力走する姿は立派でした。
 
 古崎分隊長には、大沢野署へ行かれましても益々ご活躍されんことをお祈りいたします。
 また、薬師岳方面山岳警備隊分隊長としては自身のケガや事故に気を付けられて、今後一層登山者の皆さんの安全と事故防止に尽力されますようお願いいたします。
 5年間、本当に有り難うございました!!

2004- 3-29 相変わらず…デス!!

初雪山直下   ポツンと人影は古崎分隊長   04.3.14の画像

初雪山直下   ポツンと人影は古崎分隊長   04.3.14

 先々週は、子どもの卒業式やらでモタモタしていた私。
 またしばらく日記を書いていなかったので、何人かの方から「どうしてる!?」と連絡が入りましたが、先週は一転して山関係の行事やら会合でバタバタしました。
 
 21日(日)は、立山砂防カルデラ博物館であった、剱沢小屋の佐伯友邦さんの講演を聴きに行って来ました。前日に載った新聞記事を見て、急遽予定を立てました。
 夜は、大蓮華山保勝会の役員会に出席。
 22日(月)は、新潟県糸魚川市役所へ出向き白高地沢の仮橋の件などで話し合い。その後知人のお見舞いなど。
 夜は、朝日小屋関係者が大勢集まって開いた古崎分隊長の送別会でした。
 23日(火)は、大山町で開かれた「国立公園の施設整備に関する意見交換会」に出席。16年度に行なわれる国立公園内の歩道整備などの各種事業に関して、環境省や県庁自然保護課などから各山小屋関係者や各団体への説明と意見交換の場でした。
 夜は、地区の婦人会総会。
 24日(水)は、立山町芦峅寺の公民館で、立山方面の山小屋の皆さんが集まって食品展示会が開かれたのですが、立山室堂山荘の妹から「今年もあるけど、見に来る?」と連絡があり、そこへ顔を出させて頂きました。
 午後からは、末娘の進学予定の高校で説明会。家に帰ったら夕方6時近くでした。
 27日(土)には、さわがに山岳会の小野 健さんの「NHK地域放送文化賞」受賞をお祝いする会が糸魚川市にてあり、私も出席させて頂きました。二次会に小野さんのご自宅にお邪魔していたら、帰宅は夜の7時でした。

 本当は、週末には山へ行きたかったし、お誘いもあったのですが…
 実は木曜日の朝、洗面中に左目のコンタクトレンズを割ってしまい、それが日曜日の夕方にならないと交換品が届かないということで、残念ですが山行きは諦めました。眼鏡を掛けて山を登ったことがないので、どうにも自信がなくて。
 でも、さすがに毎日毎日会合やら諸々続いたので、「今回は、少し大人しくしていなさい!」ということだったのかも(苦笑)。それくらい、先週はバタバタしましたから。

 気が付いたら、今年の春は例年以上に早いようですネ。陽気に誘われて、富山県内でもちらほらと桜も咲き出しました。
 山が見える日は、どうしても山の様子が気になります。
 3月もあと僅か。本格的な春山の季節です。

2004- 3-30 春ですねぇ…

ミズバショウの群落  新潟県青海町にて   04.3.27の画像

ミズバショウの群落  新潟県青海町にて   04.3.27

 上の写真は、小野 健さんのご自宅近くにあるミズバショウの群生地の様子です。私も初めて訪れたのですが、道路脇にこんなに見事に咲いていて、ビックリしました。

 春ですねぇ。
 冬の間、雪に閉ざされた寒い北陸地方でも桜が咲き出しましたし、家々の庭先では、黄色やピンクや白など色とりどりの花たちが、先を競って賑やかに蕾を膨らませています。

 今日は私も、気分転換とばかり美容院へ行って髪を切って来ました。短くなって少々男の子みたいになりましたが、「バッサリ!!」とスッキリして春らしく(?)なりました。
 冬の間少しぼんやりしていた心と身体を、そろそろ揺り起こしてやりましょうネ。
 

Copyright © asahigoya.net All Rights Reserved