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ブルーの機体にオレンジのライン、県警ヘリ「つるぎ」 04.3.31
昨日は、富山空港に隣接して駐機場のある、富山県警察航空隊と富山県消防防災航空隊を訪ねました。
両航空隊の皆さんとは、時々朝日小屋の上空を飛行中のヘリに合図を送るか、また負傷者を搬送する緊急の際にホンの一瞬しかお会いすることがないのですが、シーズン中いつもお世話になっているお礼とご挨拶を兼ねてお邪魔してきました。
両航空隊には、山岳遭難や事故の現場で捜索や救助活動において大変お世話になっています。
3,000m級の北アルプスを抱える富山県において、山岳遭難の現場にあっては従前からの山岳警備隊や民間救助隊の陸からの活動に加えて、現在では空からの広域的かつ機動的なヘリコプターによる捜索・救助活動は不可欠となっています。
山小屋でヘリコプターを要請するのは、登山者の皆さんが負傷されたり病気であったりという緊急を要する場合です。県警山岳警備隊が、「これは一刻も早い救出が必要だ!」と判断した場合にのみ、ヘリコプターが出動します。
2,000mを越える山の上では、予想も出来ない天候の急変があったりして要請通りにヘリが飛ばない場合もあります。そんな時、負傷者を目の前にした小屋の責任者としては「早く!、早く!」と手を合わせて、本当に祈るような気持ちで空を見上げることがしばしばあります。
昨年も、台風の最中にヘリコプターを要請する事態が発生したのですが、要請した時点では下界も見えるような天候でしたが、みるみるうちにガスが舞い上がってきて、しかもあっという間に暗雲が湧いてきて雨まで降り出す始末。「もうダメか。。。」と思った矢先に、それまで小川温泉上空を旋回して待機していた県警ヘリ「つるぎ」が、一瞬のスキをついて小屋の前へ現れ、負傷者を乗せてあっという間に飛び立っていきました。
ホッとしたという安堵の気持ちと同時に、「こんな悪天候の中を…」という感謝の気持ちでいっぱいになりました。
県警ヘリ「つるぎ」と、消防防災ヘリ。いつも緊急の場合に遠くから見るだけの機体を初めて撫でさせてもらい、何だか愛しいというか、お世話になっているという実感からか、何故かジーンとしてしまいました。
隊長や機長をはじめ、隊員の方々には厳しい訓練などそれぞれご苦労があるとは思いますが、現場にあっては本当に頼もしい航空隊の皆さんです。
これからも、困難な現場での様々な出動要請もあると思いますが、その“燃える心意気”と“度胸”、そして『豊富な実戦経験・冷静沈着な判断・巧みな操縦技術・ヘリコプター及び山岳の知識』(「谷口凱夫著・アルプス交番勤務を命ず」より)で、遭難事故の現場に駆けつけて下さいますよう、よろしくお願いいたします。

オレンジが鮮やかな機体、消防防災ヘリ「とやま」 04.3.31
富山県の空からの山岳遭難救助活動に、県警ヘリ「つるぎ」と共に最近その力を遺憾なく発揮しているのが富山県消防防災ヘリ「とやま」。朝日岳方面でのここ数年の遭難救助活動にも、何度も駆けつけて下さっています。
「つるぎ」と比べるとひと回りも大きな「とやま」の機体は、大型ゆえに機体の安定性があるということで、特に強風などの折にはその天候にも負けない威力を見せてくれます。
また広い機内には、まるで「空飛ぶ救急車」というように重症患者を治療しながら搬送できる緊急の医療用ベットが装備されていたりして、今後の有効活用とそのますますの活躍が期待されます。

「つるぎ」は、空飛ぶパトカーです!
県警航空隊では、心意気に燃える機長の柴田隊長と、「つるぎ」のことなら任せてという嘉指整備士が迎えてくださいました。
現在の「つるぎ」は、イタリア・アグスタ社製のアグスタ式A109K2型で日本では初めて導入された機体だそうです。全長13.03m、全高3.5m、機体巾2.88m、定員は8名。

その大きな機体にビックリ!!
県消防防災航空隊では、有田機長、丹波副隊長をはじめ、広瀬隊員や整備の隊員の皆さんが迎えて下さって、いろいろとお話をすることができました。
消防防災ヘリ「とやま」は、県警ヘリ「つるぎ」よりまだひと回りも大きく、昨日は格納庫の中で見たせいもあってか、本当にその大きさには驚きました。
機体は、アメリカ・ベル社製のベル式412EP型。全長17.1m、全巾2.8m、全高4.6mもあります。

晴々と、入学式 04.4.8
今日8日は、末娘・結の高校入学式。
自分の希望通りの高校へ、それなりの難関を突破して入学した彼女は、晴々として入学式に臨みました。前日までの雨の予報も見事に外れ(!)、快晴の中、桜吹雪のはらはらと舞う中での思い出に残る入学式になりました。
普通科単独校に、県下唯一の音楽コースを持つ学校とあって、式は音楽コース上級生による吹奏楽団の入場曲演奏や混声合唱による校歌斉唱など、厳かな中にも感動的な入学式でした。
出身の朝日中学校からの祝電が、親子を感激させました。たった一人きりの入学にも関わらず祝電を頂いたこと、本当に有り難く思います。
「祝詞
ご入学おめでとうございます。
希望の高校に入学され、夢の実現のために一歩一歩確実に歩んでください。
久遠の理想たかだかと、自主独往の道を拓かれんことを願っています。」
通学に1時間以上掛かることや、勉学に付いて行けるだろうかとか、かなり厳しいであろう専門への道等など、他の娘たち以上に心配な末娘。しかしこの3年間、私が山へ行っている間にも彼女なりの頑張りがあったことを高く評価し、自らの夢を一歩引き寄せた彼女のことを、見守る以外にありません。
『親は山でも、子は育つ』
私の友人が、娘の高校合格に際して送ってくれた言葉です(…苦笑そして微笑)。
母は、やっぱり今年も『山』で頑張らなくては!!

舟川の桜並木と、大蓮華の山並み 04.4.5
4月上旬、朝日新聞社から 週刊「花の百名山」が創刊されました。全30冊が刊行される予定だそうですが、もうご覧になりましたか?
皆さんご存知のように「日本百名山」は深田久弥氏によるものであり、また「花の百名山」は田中澄江氏によって有名になりましたね。
残念ながら、というか幸いにというか(…微笑)、朝日岳は「日本百名山」ではなく「日本三百名山」であり、そしてまた「花の百名山」にもその名を連ねてはいません。
というわけで…、今回の朝日新聞社刊の「花の百名山」にも朝日岳は掲載されない予定なのでしょうが、今回創刊第2号に実は朝日岳(正確には恵振山のコト)が載りましたのでお知らせします。
最終ページの「岩崎元郎の“快適エコ登山”」というコーナーです。昨年、岩崎さんのグループが急登のイブリ尾根を登ってこられた時の記事が載っています。同じページには、朝日小屋の前での岩崎さんと私のツーショットの写真もありますので、機会がありましたら本屋さんでパラパラとめくってみて下さい(微笑)。
それから、付録として「山の花、見分け方カード」というのが付いているのですが、写真と解説を担当していらっしゃるのは、朝日小屋でおなじみの自然写真家・増村征夫さん、イラスト担当は増村さんの娘さんFumikoさんです。
増村さんによると、この付録は切り離して持ち歩けるという“スグレモノ”で、また特に「ウオッチングポイント」として同じ色でよく似た花をピックアップし、写真・イラスト・解説を通してそれぞれの見分け方が具体的に分かるようになっているそうです。30号全部揃えると132枚になり、中部山岳などで良く見られる高山植物が数多く掲載され、このカードと観察用ルーペを持って山に出掛けると、きっと楽しい花の山旅になるでしょうと話していらっしゃいます。
私の中では、もちろん朝日岳は『花の名山』です。
今年も、朝日岳に咲き誇る花たちとの出逢いを楽しみに、お客様がいらっしゃることと思います。
今年も、朝日小屋でお会いしましょうネ!!

登山道脇に可憐に咲く花、イワウチワ
下界では桜が満開、好天が続き絶好の登山日和の毎日に「やっぱり私も、何処かへ行きた〜い!」とムズムズしてきた週末。ひろみさんと二人で、負釣山へ出掛けることにしました。
3月10日に行って来てから1ヶ月振りの負釣山、そして遭対協の訓練からも約1ヶ月、何処の山へも登っていなかったので、体力・脚力を心配しながらもかなりウキウキルンルンの私。
1ヶ月前の負釣山は未だかなりの雪がありましたが、昨日は春・春・春…の負釣山を満喫することができました。
登り初めから、ショウジョウバカマや山桜、ヤマツツジ、カタクリ、ヤブツバキ、マンサクなどが可愛い姿を見せてくれました。タムシバは、ちょうど咲き始めたばかりです。小さなイワナシも、登山道にちょこんと咲いていました。
そして、イワウチワ…。登山道や山の急斜面のいたるところに、見事にその可憐な花を咲かせていました。
清楚に少し白い花、ほんのりピンクに色付いた花、そして陽に照らされて鮮やかな濃いピンク色の花びらを透かせている花、恥ずかしそうな蕾たち…。ひろみさんと二人、感嘆の声を上げながらゆっくり歩きました。
3合目を過ぎた辺りから登山道の脇に少し雪もありましたが、警戒していたほどの雪庇は殆ど無く、汗ばむ陽気に下からの風が爽やかに感じられ、花たちに迎えられた快適な山歩き。7合目では、春霞の中にも朝日岳〜長栂山の稜線や、大地〜初雪山の稜線がはっきりと見えました。山頂直下の登山道の急な斜面には少し危ない雪塊が残っていたのですが、それも大丈夫でした。
昨日の負釣山は、私達の他に10名ちょっとの登山者の皆さん。顔見知りの方たちもおられて、賑やかな山頂での風景でした。
お昼ごはんには、ワイワイとラーメンを作ったりコーヒーを沸かしたり。今年初登山(城山以外)のひろみさんですが、昨年は4回も朝日小屋に通ってくれた彼女は今シーズンもとっても元気でした。負釣山は初めてという彼女は、360°の眺望にも感激しきり!
下山後は、麓の温泉の露天風呂で汗を流してさっぱりしました。
長い冬が終わり芽吹きの始まった春の山で、花を眺めながら、ゆっくり楽しく歩いた一日でした。

右から、佐知子さん・シュンちゃん・ひろみさん・私 負釣山 04.4.11
負釣山山頂に着いて、お昼ご飯を食べ終わりワイワイとしていたひろみさんと私。出発が一番早かった私たちでしたので、後からゆっくりと登って来られた皆さんが次々と山頂へ。
チョッときつかったという様子の女性が到着、私たちは「お疲れ様でした〜!」と声を掛けました。すぐ後ろから男性の姿が、でも女性の陰で顔が見えない…「ねぇねぇ、なんかあの体型、シュンちゃんに似てない!?」
「あれぇ、朝日小屋の清水さんじゃありませんか!」
「やっぱり、シュンちゃん! 何を言ってるの!(爆笑)」
シュンちゃんが、奥さんの佐知子さんと一緒に負釣山を登って来ました。(私は佐知子さんに二度程お会いしていますが、山での“顔”にすぐに気が付かず失礼しました)駐車場で私の車を見つけていたので、私たちが山頂に居ることを知っていたとのこと。
早速、彼らはお昼ご飯の用意を始めました。でも山歩きは二度目くらいだという佐知子さんは、かなりバテている様子。。。シュンちゃんが、優しく気遣いながら手際良く準備を進めます。
時々一緒に山を登る時のシュンちゃんとはまた違った、私たちの知らない「顔」を見つけて、何だかとても微笑ましく感じました。佐知子さんへのほのぼのとした優しさや思いやりが伝わって来て、とっても良かったなぁ…(微笑)。
そういえば、テントで泊まっても、シュンちゃんの話の中には佐知子さんへの感謝の気持ちが端々に出ています。
負釣山で出逢ったステキなお二人と一緒でしたので、帰路も楽しく下山できました!
有り難うございました!!

可愛らしい花をつけた、イワナシ 負釣山 04.4.11
今シーズンは、6月13日(日)にヘリコプターでの上山・小屋開けを予定している朝日小屋。04シーズンの始まりまで、ちょうどあと2ヶ月となりました。
考えてみれば、昨年同様のパターンが続いたシーズンオフでした。
「プチ鬱」になりそうだとか何だとか、モタモタ言っていた年末年始が今となっては懐かしく(苦笑)、娘たちの試験・卒業・入学・就職とバタバタした2月〜3月〜4月上旬と過ぎて、気が付けばもう60日したら、私は今年も『雲上びと』になるのです…ね。
でも…
忙しい忙しいと言いつつ、たまにはガクンとペースが乱れて取り乱してしまったり、時にヒマと我が身をもてあまし気味ではありましたが、いろいろな山を歩き、さまざまな出逢いを重ね、打合せだ会合だパーティーだと、やはり『仕事』と『山』に没頭した充実した半年でした。
あと2ヶ月、どんどん予定は詰まってきました。未だいくつかの山行きと会合が予定されています。もちろん、これからは間違いなく小屋開けとシーズン中の準備に追われてきます。
「早く小屋に行きたいって、言ってたじゃない!」…と、ひろみさんにも言われました。
そうなんです(微笑)。シーズン入り前の期待とちょっぴりの不安も抱えながら、でも朝日小屋の今シーズンまであっという間ですネ!!
負釣山からはっきり見えた朝日小屋が、小屋開けの日を心待ちにしてくれているようでした。

明るい陽の中で、カタクリの花 負釣山 04.4.11
今日は富山市内で大きな食品見本市が開かれていたので、実家の末妹と二人で出掛けて来ました。
お客様の夕食や朝食、そしてお弁当の食材はもちろん、アルバイトのみんなが食べる三度の食事のことをあれやこれやと考えながらの品定めです。
昔のように、発電機を止めてからランプの下で夜中まで厨房で作業をするということは殆どなくなりましたが、それでも山小屋というのはかなり特殊な仕事環境にあります。シーズン中のホンの数日間の「超・イソガシイ〜!!」日の為に、有り余る人員を確保することはやはり難しいので、どうしても限られた人数で作業をします。
お客さまに提供する様々なサービスの質を低下させること無く、段取り良く仕事を進めるためにどうしたら良いか、そんな事をいろいろと考えながら食品見本市を見て廻りました。
特に今回は、厨房機器が展示してあるコーナーに興味がありました。
朝日小屋の中、特に厨房の中は、私が管理人になってからの三年間、毎年「モノの置き場」が移動しています。
「ゆかりさん、また去年と違っています…ネ!?」「覚えられないょぉ〜!!」とみんなに半ば呆れられながら、苦情を言われながらも、未だ『考え中』の私(苦笑)。全体的に、お客様の食事準備のために厨房に入る時間がかなり多い山小屋の仕事ですから、どうしたら効率良く仕事ができるかを、毎年試行錯誤しています。
特に昨年は食器を全て陶器に替えたのですが、それに伴って食器保管庫が入ったりして、厨房の中はまさに「大移動」の連続でした。
昨年のシーズン後半には、大事な大型冷凍ストッカーが一台完全に壊れてしまいました。また、使っていた家庭用の冷凍冷蔵庫も“寿命”が来てしまい、今年はどうしても買い換えなければなりません。
今の朝日小屋が建ってから、今年で丸19年になります。大蓮華山保勝会と亡父が準備したその当時からの厨房設備も、大事に使っていてもそろそろ使い勝手が悪くなったり買い替えの時期を迎えているものもあります。
今年は、またまたどうなることやら…。あれこれシュミレーションする毎日が続きそうです。
久し振りにゆっくり末妹といろいろ話しながら、相談に乗ってもらいながら、気持ちはもうすっかり「山の上」でした。

花盛りだった、マンサク 負釣山 04.4.11
今夜、地元のコミュニティー放送“ラジオ・ミュー”の「山川野遊びのすすめ」という番組から私の声が流れていまして、今その放送を聴き終わったばかりです。(番組は、録音でした。富山県内でも、新川地域でしか聴けないのですが。)
管理人になってすぐの頃、実妹がアナウンサーやパーソナリティーをしていた関係で、同じ番組に出させてもらったことがあるのですが、それからしばらくぶりに出演させて頂きました。
ナビゲーターを務める本丸さん(芸名!?)とは顔見知りということもあり、収録もスムーズにいったのですが、一体何を喋っているのか、ラジオからはどんな風に聴こえてくるのかを知りたくて、ちょっとドキドキしながら30分の番組を聴いてみました。
何だか、聴こえてきたのはホントに私!?…という感じで、かなりスマシていましたねぇ(笑)。
前回は妹も一緒だったので、「どれがどっちの声?」と言われるくらい似てしまったというアクシデントもありましたが、今回は2回目ということもあり、我ながら少しは落ち着いていたかしら。本丸さんや、もう一人のアナウンサーの方の“誘導”がとっても上手だったからでしょう。
正直言ってというか、心の片隅のどこかには、あまり新聞やら雑誌やらテレビやら諸々に出るのは…と思ってしまう時もあるのですが、そういう機会を通じて、山の魅力や小屋の管理人の思いを少し分かってもらえたらいいかなぁ、と考えています。
今回の番組には、来週の木曜日(22日)にも出演させて頂いています。当日は、本人は多分犬ヶ岳の栂海山荘に行っていますが、録音済みなのであしからず。
今日聴いて下さった方がおいででしたら、拙い話でゴメンなさい!

里山の花、ショウジョウバカマ 負釣山 04.4.11
夢を見ました。とても美味しそうに、日本酒を飲んでいる私…。
両親に似て、お酒はかなり弱い私です。
ジュースだけを飲みながら2次会・3次会と付き合っていた亡父に似て、宴会の場は大好きで、楽しい飲み会に誘われれば殆どお断りしたことはありませんし、お酒が入ればカラオケに興じて十八番を歌うこともします(苦笑)。
でもお酒が弱いのは自分でも充分承知していて、記憶がなくなるまで飲むということはありません。酔いが回ってきたなぁと自分で感じたら、あとは必ず「お茶のガブ飲み」で“リセット”するようにしています。
そんな私が、夢の中では何だか酒豪のような顔をして、粋に美味しそうに盃を傾けていたから、あら不思議。これって、一種願望かしら(微笑)。
そういえば先日ある飲み屋さんでママさんが、コバルトブルーのとても綺麗な透けたガラスの一升瓶に入ったお酒を「これ、お出ししましょうか?」と私たちに勧めて下さって、皆で頂きました。
今から思えば、日本酒だったのか焼酎だったのか何が何だか分からずに、それでもグラスに注がれてひと口喉を潤した私は「美味しい〜!!」と感激していたように記憶しています。なんて名前のお酒だったのか、ちゃんと聞いておけば良かったナ。
山の上まで、時々ワインをお土産に持って来てくださる方もいらっしゃいます。美味しいワインを頂いて感激することは多いのですが、やっぱり記憶力の無さも天下一品で、どうもお酒の名前は覚えられません。(お酒だけ?)
酒屋さんへ行くと、今度は絶対にあのワインをと思っていても「え〜っと、どれだったけ!?…ドイツワイン、フランスワイン、イタリアワイン、チリだったか、それとも…」もう能書きなんてどれもこれも同じに見えてくるから、ダメですねえ(苦笑)。
お酒を知らないから、そう思えるのかもしれませんが、最近は「日本酒の“冷や”って、なんか美味しいかも!!」などと、思っている私。
私の理想(夢?)の姿は、と言っては大袈裟ですが…、
お客様の少ない静かな山小屋で、「小屋のオヤジ」よろしく、集まった皆さんと盃を酌み交わしながら、夜が更けるまで囲炉裏端でぼそぼそとよもやま話を語ること、デス。

初雪山山頂より、犬ヶ岳を望む 04.3.14
『山がくれた百のよろこび』という本が、山と渓谷社から4月15日に刊行されました。
“山渓”の4月号・5月号にも案内が載っていましたが、それによると…
「山好きの著名人、登山家ら137人が綴るショートエッセイ集。
爽快感、達成感、心の健康、体の健康ほか、山登りによって得られるさまざまな“よろこび”や出会った人々、山でひろったちょっといい話など、執筆者それぞれの視点から、ほろりとくるようないい話を寄せてもらいました。
立松和平さん、不破哲三さん、山野井泰史さん、平山ユージさんほか 」
この場をお借りして、「言い訳」をします。
実は…、
この本、私も書かせて頂きました。
急なお話で、しかもいつもダラダラと書いている私にはちょっと苦痛な「字数に制限あり」だったり、依頼された内容も「う〜ん。。。」と考え込んでしまって、締切り間際にあたふたと書いたこともあり、果たして思うような内容に仕上がったかはかなり疑問です。
それにしても…、
送られて来た本を手に、何だか赤面して、冷や汗まで出るようでした(かなり、苦笑)。
とにかく、前述の錚錚たるメンバーどころか、徳仁親王(皇太子殿下)や、大袈裟に言えば日本の山岳会を代表するような方たちばかりが執筆していらっしゃる…。
これは、かなり「場違い」だったと思わざるを得ないコトになっていました。
「山」に関しては、ひと言もふた言もある有名な山小屋のオーナーの皆さんではなく、管理人になって4年目の私にとの依頼は、単にこの私の、ある意味“新鮮さ”が必要だったのでしょうか。それとも、このHPの存在などを通して「清水だったら、ナンカ書くだろう」と思われてしまったのでしょうか。
自分で好き勝手に「日記」を書いたりしている分には、余り気にはしていなかったのですが、さすがに今回は大勢の方々の中に埋もれてしまうくらいで、執筆者自身がかなり「あ〜ぁ。。。」という感じで、他の皆さんと比べても本当に稚拙な文章で何だか申し訳ありません。
それでも、今回このような機会を与えてくださった山と渓谷社の久保田さんはじめ、編集の皆さんには感謝しており、今後の“叱咤激励”と受け止めたいと思っています。
「ところで…、何を書いたの??」
まぁ、どこかで本を見つけたら、パラパラとめくってみて下さい。
もちろん、他の皆さんは素晴らしい内容で、心に残る文章を書いていらっしゃいますから一読の価値はあるかと思います。
今日は、とことん「言い訳」でした!ゴメンなさい!!

初雪山山頂にて 04.3.14
用事があって、芦峅寺の妹の所へ行って来ました。
かなり以前から、自身の「中年太り」が気になっている私。
年齢的にみても、ある程度仕方のないこともあるのだけれど、どうも腰周りやその他に思いっきり“肉”が付いて、どんどん“醜い体型”になってきていると自覚しています。
40代になると仕方がないのだろうか、これも自然の摂理とばかり、パクパクと食べてはゴロゴロしているばかりのシーズンオフを省みずも、毎朝体重計に乗っては悶々と思い悩む日々が続いています(苦笑)。
以前の日記にも書きましたが、山へ行って結構汗をかきハードな運動をしたつもりでも、山から帰った後には必ず体重が増えているのですから、これはもしかしたらある種の「職業病」なのかと都合良く考えてみたり…(苦笑)。
さて、私から見てもかなりスリムな妹。
「ねぇ、アンタの首周りも結構“貧弱”だからさぁ、私の腰からでも首からでも“肉”を持っていく?あげるヨ!」などと、女兄弟ならではの冗談を言うと…。
「ねぇ、それってもしかしたら、リュックを担ぐからじゃないの?こんな私でも、高校時代の山岳部の頃って、肩がやけにずんぐりと盛り上がっていたよ!」
そういえば…
30代後半のある日、首周りがナンだかヘンだなぁと気付いた時、それがまさに「中年太り」の始まりで、それが首の後ろ側に付いた“余計なお肉”だと知らされるまでには当時少しの時間が掛かりました。
しかし、そんなこともあって、最近気になりだした今回の肩の盛り上がりはてっきり、またまたあの“余計なお肉”だとばかり思っていたのですが。。。
バナナ一本持つのも嫌だ、テルモスなんて重たくって誰か担いでくれないかな…などと、「自己責任」とはほど遠い戯言を言っていた頃はいつしか過ぎていき、それなりの荷物も担げるようになったと内心喜んでいる私なのですが。
この『肩の盛り上がり』は、「中年太り」か、はたまた「山歩きの“勲章”(代償?)」か。
かなり微妙な問題です。

ピンク色が鮮やか、イワウチワ 負釣山 04.4.11
バタバタと、これから出掛けます。
今日は馬場島の近くで、知り合いの方達と1泊。
明日の朝早く帰って来て、そのまま白鳥山へ向かいます。翌22日から、さわがに山岳会の小野 健さんたちの「除雪山行」に合流する為、遅足の私は、ひと足早く白鳥山へ登ることにしました。
戻って来るのは24日なので、しばらく日記はお休みさせてください。
では、行って来ます!!

朝陽の中の白鳥小屋 04.4.22
私の山歩きの中でも、毎年の恒例となった『栂海山荘除雪山行』。
今年も、21日〜24日の日程で行って来ましたが、まさに「春山の楽しさを満喫し、そして春山の怖さを知る」山行となりました。
さわがに山岳会・小野 健さん達の除雪山行ですが、今年の私は都合もあって、皆さんより一日早く入山して白鳥小屋に泊まり、翌日栂海山荘で小野さん達と合流、皆さんより一日早く下山するというスケジュールになりました。
21日午後は、坂田峠から出発。同行はカタクリクラブの小野茂信さんとカメラマンの森下 恭さんで、この夜の宿泊は白鳥小屋です。
しかし、いきなりの金時坂の急登はいつもいつも本当に辛いのです。私にとってはまさに『春の行』。。。(苦笑)
せっかく咲いているカタクリやイワウチワの花を愛でる余裕も無く、「なんで来たんだろう…、帰ろうか…、帰りたい…」そんな問答を繰り返しながら、とにかくどうにかシキワリの水場まで登りきってしまうと、後はどうにか白鳥小屋を目指すことができました。
夏を思わせるような陽気の中、ほぼ予定通りに小屋に到着。
早々と始まった3人だけの宴でしたが、「おい、ゆかりちゃん。どうしたんや!?」の声もいつしか遠く、疲れていたのでしょうか、夕食も殆ど摂らずにむにゃむにゃと寝言(うわ言?)を言いながら、私はナント夕方6時半からすでに深い眠りに落ちてしまったのでした。

彼方に聳える犬ヶ岳(左)、初雪山(右) 04.4.22
翌22日は、結構風が強いものの、青空が広がるお天気に恵まれました。
早朝坂田峠から登っていらっしゃる小野さん達一行より、私たち“先発隊”はとにかくひと足早く栂海山荘に着かなければと、7時半には白鳥小屋を出発しました。
前日の金時坂が『春の行』であるならば、激しいアップダウンを繰り返しながらの栂海山荘までの道のりは一体何と形容すればよいのやら。。。私にとっては、かなり覚悟の必要な行程です。
白鳥山を下り、下駒ヶ岳を登りそして下り、菊石山を越え、“黄蓮の水場”から“黄蓮の頭(かしら)”へと続く厳しい黄蓮山の登りに喘ぎ、最後の栂海山荘までのキツイ登り。。。細尾根の急な登りの向こうに見える山荘の赤い屋根がなかなか近付かないで苦しみましたが、今年もどうにか春の栂海山荘に辿り着くことができました。
お天気が良かったので、着いて早々“先発隊”3人で小屋の戸や窓を開けて空気を入れ、湿気で重たくなった毛布を屋根の上に干したりと作業を開始。夕食の準備も始めました。
まだ陽の高いうちに、小野さん他のメンバーが到着。坂田峠から一気にやって来た皆さんですが、健脚揃いばかりで「さすが!」のひと言です。
夕方までお天気はまずまずで夜には満天の星空も見えたのですが、天気予報は最悪で、翌23日には冬型の寒気が入り込んで大荒れの予報。
お天気が良ければ、23日は黒岩平まで恒例の“お散歩”の予定でしたが、どうやら叶わぬ様子か。。。

雪の付いた、黄蓮のブナの林 04.4.24
23日は、朝から雨。この日登って来る予定の、まーちゃんとひとみさんが心配です。
もちろん黒岩平までの“お散歩”は中止。朝のうち少しだけ小屋の中の片付けなどをした後は、外へも出られない悪天となってしまいまさに“沈殿”状態…
となれば、することは他にはなく時間も気にせずアルコールが入り上機嫌で話の華が咲くか、あるいは毛布に包まるだけとなってしまいました。
午後になってまーちゃんやひとみさんの到着が待たれる頃には、外は霙まじりの強風が吹き荒れるようになりました。気温もぐっと下がって来ました。
午後3時過ぎ、二人が到着。小屋で心配していたみんなにもようやく安堵の表情が浮かびました。
しかし、夕方を過ぎてお天気はますます悪くなる一方です。翌24日にはどうしても下山しなければいけない私は、内心かなり不安でした。
今回どうしても他の皆さんより一日早く下りなければいけなかった私。一緒に下山してくれる予定のシュンちゃんの他に、あまりの悪天候を心配して、カタクリクラブの斎藤さんと相澤さんが同行して下さることに決まりました。
明日はどうするのか。。。
どうしても下りないのなら、何とか下界と連絡をとって用事をキャンセルし、下山を一日延ばすか。。。
ただでさえ、栂海山荘から白鳥山までの(最終的には坂田峠までだが、とにかく白鳥小屋まで)長くて急坂のアップダウンを心配している私は、唸りを上げて吹き荒れる外の天気に正直言ってかなり気持ちがぐらつきました。
しかし諸々を総合的に判断し、「決して無理はしないが何とか下山できる、下山する!」と決めた私は、闇夜に雄叫びをあげるように荒れ狂う外の猛吹雪を気にしながら、とにかくゆっくり身体を休めることにしました。

吹雪の中での下山、 とにかく記念撮影だけでも。。 04.4.24
一晩中荒れ狂ったお天気は、24日朝になっても収まらず、新雪は栂海山荘前で約20cm。2日前までの夏を思わせるような陽気が一転し、まさにこれが春山の怖さか…という思いが過ぎります。
小野さんはじめ、他の皆さんとゆっくり小屋の前で記念写真を撮る余裕もないくらいの悪天候。
しかし、栂海新道のヤブ刈りに毎年汗を流してまさに「自分たちの“庭”」のようにしていらっしゃるカタクリクラブの斎藤さん・相澤さんのお二人、そしてどんがら山の会の村山さんの同行で、とにかく私さえ頑張れば何とか…という思いで栂海山荘を出発しました。
「とにかく事故なく下山しなければ」「他のメンバーに迷惑は掛けられない」と、気持ちが“しっかり”していたせいもあるのでしょうか、いつもなら「また辛い登りかぁ。。」と萎えてしまいそうな時にも頑張れました。また、ホワイトアウト状態の中でも皆さんの確実なルート取りもあって、頑張って歩けたように思います。
下駒ヶ岳を過ぎて白鳥山への登りにかかる辺りで、サーッと青空も見えてきました。雲の流れが速くお天気は安定してきたと言うほどではありませんでしたが、白鳥小屋に着く頃には振り返ると犬ヶ岳もはっきり望むことが出来ました。
白鳥山からの下りでは、太陽が顔を出して暑くなってきたほどでした。
坂田峠に無事下山。栂海山荘の出発から約5時間15分でした。
今回は、私の都合で小野さんと一緒に歩くことが出来ず残念でしたが、また次回。
春山の楽しさ、素晴らしさ。そして一転した天候、その怖さ。
とても貴重な経験となりました。

22日は、こんなにいいお天気だった!!
上の写真は、22日夕方に到着してから栂海山荘の周りの除雪に精を出すどんがら山の会の村山さんです。
坂田峠〜白鳥山〜犬ヶ岳までの栂海新道ですが、昨年と比べると場所によっては少し残雪は少な目かと思われます。
しかし、「全く少ない」というわけでもないようです。
また今回のように、春山も気象条件によっては一転して冬の様相に逆戻りし降雪もあるわけですから、夏に近付いて残雪の様子がどうかというのは、もう少し経ってみないとなんとも言えないかもしれませんね。

越道峠直下を行く 04.4.25
栂海新道から帰った翌日、25日には大蓮華山保勝会主催の「安全登山技術研修会」が行なわれました。
これは、6月末の朝日岳山開き登山会でリーダーやサブリーダーを務める大蓮華山保勝会の会員が、安全な山開き登山会の実施の為に、雪上での登山技術の習得を図ろうと毎年開いているものです。
当日は、保勝会から蓬澤会長以下15名が参加。県警山岳警備隊からは平野分隊長と谷口隊員を講師として迎え、小川温泉元湯から先の小川本流から越道峠付近を中心に実施されました。
前々日からの週末に降ったと思われる新雪を踏みしめながら、小川本流の谷に入りました。途中までは徒渉もしながら谷の中に沿って歩きましたが、上部では雪塊がかなり残っていて危険な箇所もありましたので、杉や雑木が植わっている斜面に上がって時に新雪の中をラッセルするような形で進みました。
休憩地点では、警備隊員の方たちから繰り返しロープワークを教わったりしながら、一路越道峠を目指しました。
途中の訓練を挟んで歩き初めから2時間半程で、越道峠に到着。
昼食を挟んで、再び警備隊員の方からロープワーク、雪上での登山者の安全の確保や補助の仕方、各種用具類の説明や使い方、ザイルの使い方や支点の取り方について等などの講習が行なわれました。
越道峠での積雪は未だ約2m以上はあります。谷筋や影になっている箇所では、もちろんそれ以上の残雪があるようです。
週末からの新雪は、小川温泉元湯を出てすぐの林道でも見られ、また越道峠付近では平均して約15cm程はあったでしょう。
芽吹き始めたばかりの眩い新緑と残雪の織りなす素晴らしい春の光景の中で、6月末の山開き登山会に向け、有意義な講習会となりました。

越道峠から望む 04.4.25
抜けるような青空の下、どの峰々も眩く輝いて見えました。
写真は、越道峠から見た恵振山と、その奥には雪煙を上げる朝日岳。

県警山岳警備隊のお二人です!
今シーズンもお世話になります、県警山岳警備隊のお二人をご紹介します。
右は、前任の古崎分隊長に代わって着任された、平野正樹分隊長です。大沢野署から異動になられました。
左は、引き続きお世話になります、谷口和幸隊員です。5月21日からは約1ヶ月間にわたり、マッキンリーへ遠征される予定です。
若いお二人。いろいろと大変だとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします!!

白鳥山から朝日岳方面を望む 04.4.21
今日から“大型連休”が始まりました。
私はこの連休、また山に入ります。
今日29日〜5月2日までは、立山室堂・剱沢方面へ。
そして、5月3日〜5日までは北又へ行って来ます。
またまた日記のお休みが続いてしまいますが、ひたすら「勉強」ということで、どうぞお許しください。
連休が終わると、いよいよ小屋開け準備本番です。それまで、『山』に…。
では、行って来ます!!