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朝日岳山頂
この度、本日04年9月23日をもちまして、朝日小屋ホームページの「掲示板」を取り止めることに致しました。
01年2月のホームページ開設以来、この「管理人日記」共々皆様に大変可愛がって頂いておりました「掲示板」ですが、諸般の事情により、どうしても続けていくことが困難な状況と判断した次第です。
登山者の皆様の情報交換の場として、また朝日岳や朝日小屋を愛してくださる皆様方の交流の場として、幾分かでもお役に立ち、また軌道に乗ってきた矢先の突然の取り止めは何とも心苦しい限りですが、諸々を考えた時、現時点では「掲示板」は取り止めざるを得ないと思いました。
本日まで「掲示板の中止」を決断できなかったことにより、関係する方面の皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたこと、申し訳なく思い、深くお詫び申し上げます。
今後とも、今までと相変わりなく、朝日岳と朝日小屋をよろしくお願い致します。
長い間、本当に有難うございました。

今日の朝日小屋
北アルプスの、ある山小屋のパンフレットに、こんな文章が載っていました。
『 人は額に汗して、頂に立つと心豊かになります。
北アルプスの厳しい環境の中で毎年忘れずに可憐な花をつける高山植物や、ヒナを必 死に見守る雷鳥の澄んだ目を見ていると心優しくなります。
秋の燃え上がる紅葉の中では、人は人生を振り返ります。 』
私自身も、これからもそんな山歩きをしたいと思っています。
そして、朝日岳と朝日小屋を愛してくださる皆様の、少しでもお役に立てたらという想いを忘れずに、朝日小屋の管理人を続けていきたいと思っています。

深まりゆく秋を感じて ゴゼンタチバナの赤い実
約2ヶ月の間、「日記」をお休みさせていただきました。
ご迷惑やらご心配やら…、本当に申し訳ありませんでした。
私の中で、まだまだいろいろな想いは渦巻いています。
でも、やっと、またこの「日記」を書き始めようという踏ん切りがつきました。
ぼちぼち、やります。
これからも、応援してください。

鮮やかに色づいた、ネバリノギラン
出来れば休まずに書き続けようと思った日記。
でも、さっそく昨夜はキャンセルとなってしまいました。
飛び石連休最中の土曜日、さぞかし朝日小屋は忙しく、ゆかりは日記も書けずにバタバタしているだろうと、下界の皆さんは気遣って下さっていたことでしょう。
でもでも。。。
昨夜のお泊りは、3名様。それもお二人は地元の山の会の方だったので、「純粋な」お客様はお一人だけ。
この時季の朝日小屋は、例年「こんな感じ」です。
その代わりと言ってはナンですが、週末を利用して遊びに来てくれた関係者の皆さんと、早々と夕餉の食卓に着きました。
元々アルコールにはめっきり弱い私。シーズン中は、なかなか酔いが廻るまで飲めないお酒ですが、昨日は「調子に乗って」甘い缶チューハイを1本以上も空けてしまいました。あらあら…。
椅子に腰掛けていられなくなってしまった私。夕方6時半過ぎから、朝までぐっすり寝てしまいました。(苦笑)
昨日までは、登山道整備の人夫さん達が何人かいらっしゃって、食事の用意その他に連日ドタバタしていましたが、どうにかそれもひと段落。
8月末から約ひと月、気の抜けない、忙しい毎日でした。
昨日は、いつもお世話になっているSさんご夫妻、今年6回目の朝日小屋となった新潟のWさん、そして長野屋さんのブランデーケーキをお土産にふらりと来てくれた“お酢さん”などと、わいわいと、シーズン終盤の賑やかな週末を過ごしました。
朝日小屋では、10月13日の小屋閉め・下山に向けて、早くもシーツの洗濯など、少しづつ準備が始まりました。
残り、約20日程。
頑張ります。

夕方、久しぶりに広がった見事な雲海
今日の夕方は、久しぶりに雲海が広がり、ほんのり夕焼け色にも染まりました。
何度となく台風にも見舞われ、全般的にお天気の良くなかった今年の夏山。
きれいな茜色の夕焼けにも、なかなか恵まれなかった夏のシーズンでした。
でも、久しぶりに見た白く輝く雲をずっと眺めて、深まりゆく秋の気配の中で、私の気持ちも少しづつ少しづつ、落ち着きを取り戻しつつあります。

雲も山も…夕照に輝く雪倉岳
曇っていたり、雨が降ったり、ガスだったり…そんなお天気があまり良くない日が多い割には、気温の高い毎日が続いています。
昨年のちょうど今頃の日記には、気温が2〜3℃ほどまで下がって、初氷やつららの様子が載せられているのですが…。
しかし今年の秋は、ここ数日、朝でも10℃以上の日が続いていて、着ている毛布が暑苦しく感じられるくらいです。
日中の気温は、標高2,150mの朝日小屋周辺で、11〜14℃ほど。
気になる紅葉の様子ですが、さすがにもう少しぐっと寒くなってくれないと。。。
9月末には、初雪の便りが聞こえてきてもおかしくないはずなのですが、さて今後はどうなるでしょうか。
台風21号の行方も気になります。

顔以上もある大きなスイカに、みんなご満悦!!
上の写真は、ずっと前になりますが、8月9日の撮影です。
山岳警備隊の谷口隊員が、みんなを喜ばせてやろうと、大きな大きな“入善ジャンボスイカ”を担ぎ上げてくれました。その重さ、ナント約25キロ!!
甘くて美味しいスイカに、全員大満足でした。
ナンダカンダと、今年は夏のアルバイトのみんなとの楽しかった雰囲気を皆さんにお伝えする間もなく過ぎてしまいました。
今は山ちゃんと私、そして9月になってからお手伝いを頼んだ“みっけちゃん”の3人です。(もうすぐ、あにきも帰ってくる予定)
今年も、朝日小屋は若い力に支えられて、夏のシーズンを乗り切ることができました。みんな本当に有難う、そしてご苦労様でした。
そしてアルバイトのヨッシーと祥慈、竜二の3人がこの23日からの飛び石連休に、3泊4日の日程で「朝日小屋研修登山」と称して、出掛けてきました。
立山室堂から入って剱沢のテント場で一泊、24日は剱岳を登って仙人池ヒュッテ泊、25日は阿曾原温泉小屋泊、26日欅平へ下山。
小屋に居る間に相談して決めていたのですが、事故がないか、ちょっとだけ心配していたのは私でした。
今年2年目のヨッシー、また来年も来てくれる予定です。頼りにしています。
4年目の祥慈、いろいろ楽しい出来事もあった今シーズンは、彼にとって忘れられないひと夏になりました。
そして、新米の竜二。私が管理人になって4年目、初めて地元朝日町から来てくれたアルバイトです。山になんか登ったことのなかった竜二は、もうすっかり山の魅力にハマッています。
…朝早くから夜遅くまで(夜中までも)、ひとつ屋根の下で暮らした、そんな夏の朝日小屋を忘れないでくださいね。

ハクサンフウロ 04.8.22
昨日みっけちゃんに、「ゆかりさんは、どの花が一番好きですか??」と聞かれました。
「う〜ん。。。」返答に困ってしまいました。
好きな花はたくさんあります。
あの花も、この花も好きですねぇ。
この写真のハクサンフウロも、好きな花です。
花びらの感じといい、細い茎といい、かなり「か弱そう」に見えるのですが、意外に、風に吹かれても雨に叩かれても、頑張って咲いています。
雨に濡れて露を付けた姿もしっとりと素敵ですが、明るい日差しの中で見掛ける様子もいきいきと輝いています。

ストーブの灯
台風21号が直撃するらしい。
今シーズンは、本当に台風が多い。もう何個目だろう。
何しろ山の上の台風は、想像以上だ。
台風のその度に、いろいろ外回りを点検し、何でも飛ばされないようにする作業をするが、今年は異常だ。
この前の16号も18号の時もひどかった。
幸い、合掌造りで出来ている頑丈な朝日小屋は大丈夫だったが、それでも小屋全体が信じられないくらい、揺れる。
今日のお客様は、ゼロ。
今年は6月に小屋開けしてから、直後に始めた厨房のレイアウト変更、7月上旬の小屋の改修やら補修、そして8月末から約1ヶ月続いた登山道整備、9月初めからの厨房をはじめとする小屋内の改修と補修の工事。
いろいろと、お客様以外の人の出入りも多かった今シーズン。
今の時刻、午後10時少し前。
今日は、本当に何十日ぶりに、アルバイトと私だけの静かな夜。
風の音と、小屋が軋む音だけ。

転がってしまった、空のドラム缶 04.9.1
この写真は、8月末に襲った台風16号の直後のものです。
空のドラム缶などは、注意して飛ばないようにしてあったのですが、朝になって気付くと、それぞれが散乱してしまっていました。
小屋の向かい側にあったこのドラム缶たちは、さすがに「バンザイの丘」は超えられなかったようでしたが、木道付近にまで飛ばされていました。
回収が、またまた大変でした。
自然の力は、偉大です。

雪倉岳にて 8月
8月下旬、白馬岳へ行って来ました。
ちょっと、「お隣さん」まで…。
実は、「プチ家出」でした。
あの頃の私は、いろいろあって、正直言って、毎日笑顔でお客様をお迎えするのが辛い日々でした。
お客様から、「いつもHPを見ています」とか「この頃日記をお休みしていらっしゃいますね」と声を掛けられるのさえ、聞き流したくなるような心境にありました。
ご予約のキャンセルがあると、「もしかしたら、あの掲示板のことが影響しているのでは」などと考えてしまったり。
またこんなことを書くと、「プロらしくない」と言われてしまいそうですが。。。
本当に、自分をどうしたら平常な姿に保てるか、何をどう整理してよいのかにも迷い、壊れてしまいそうで…悩む日々でした。
少し頭を冷やそうと思ったのも事実ですし、もしかしたら現実から逃げたかったのかもしれません。
小屋開けしてから忙しくてろくに山道を歩いていなかったので、無性に山を歩きたくなったのも本当です。
ちょうど、白馬から長野県遭対協の方がみえて、「それだったら一緒に行きませんか!?」と誘われて。
何をどう整理できたかということではありませんでしたが、少しづつ自分の気持ちを立て直していこうと思いました。

冷池山荘前にて 04.9.16 photo by kensuke
やっと、皆さんの前に笑顔をお見せできるかな、と思ってこの写真を載せることにしました。
撮影は、立山天狗平山荘の佐伯賢輔さんです。
今月の15〜16日の1泊2日で、北アルプス山小屋組合の研修登山がありました。
今年は長野県北部の組合が担当で、柏原新道を登って種池山荘で昼食、冷池山荘で宿泊というコースで実施されました。
行こうか行くまいか、前日までずい分迷いました。
自分の小屋の事情もあって、私が小屋を空けるわけにはいかないとも思いました。
でも、もうそろそろいろいろなことに整理も踏ん切りも付けなくては…と考えていたので、きっかけにしたいと思いました。
“週末従業員”の美枝ママが、留守の間のお手伝いを快く引き受けて下さったので、無理を承知でお願いすることにしました。
身体も心もかなり参っていたので、前日14日の午後から下山して、1泊2日での登山、そして翌17日朝には北又から入山、というスケジュールも心配でしたが、無事に自分の小屋へ帰って来ました。
柏原新道を登って、快晴の中を爺ヶ岳へ。新築なった冷池山荘での、他の山小屋の皆さんとの交流や勉強会。
翌日は、体力が心配だったので、残念ながら鹿島槍ヶ岳へは登りませんでしたが、赤岩尾根を下山。
『なんで、山へ登るんだろう』
…ずっとそう思いながら歩きました。
秋の澄みきった青空に浮かぶ、立山や剱岳の山並みや後立山の峰々が、私に、不思議な力を与えてくれたように感じました。

モミジカラマツ
約2ヶ月間のお休みの後、気持ちも新たにこの日記を書き始めてから1週間が経ちました。
本来ならば、楽しい内容のものを書く前に、この間の諸々を整理し、あるいは自分の考えや方向性を皆さんにご報告したりするのが先なのかもしれませんが、そういうことを、もう少し待っていただけませんでしょうか。
今シーズンも残り少なくなってきましたので、なるべく毎日のように日記を書きたいと思っています。
でも、正直言って、まだ本来のペースは戻ってきません。
考えることも、たくさんあります。
一度、文字にしてしまうと…というプレッシャーもあるのかもしれません。
いずれにしても、今回の一連の件について、あるいは朝日小屋のHPについて、掲示板について、日記について…その他諸々については、この後、私自身の気持ちにもう少し整理が付いて、書ける時が来るまで、今しばらく待って頂きたく、お願い致します。