清水ゆかりの小屋番日記

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2005- 9- 3 室堂〜剱沢〜仙人池〜阿曾原温泉

剱沢雪渓、長次郎谷の出合いにて   05.8.31の画像

剱沢雪渓、長次郎谷の出合いにて   05.8.31

 しばらくの間留守にしていましたが、昨日の朝、無事自分の小屋に戻って来ました。

 28日午後から下山し、29日は富山市内まで行き買出し、30日から「自分自身の、研修」として『山』に出掛けていました。

 今回は一昨年の秋に断念した“仙人池ヒュッテ”のお母さんに会いに行くことが目的で、ナチュラリストで朝日小屋とは古くからのお付き合いのある渋谷 茂さんに、ガイドとして同行して頂きました。
 本当は、10月に小屋閉めして下山後に行く予定にしていたのですが、仙人池ヒュッテの皆さんの下山日との関係でシーズン途中でお邪魔することになったのです。

 お陰様で好天にも恵まれ、少しの間自分の山と小屋を離れて、リフレッシュもしてきましたし、それ以上にいろいろと勉強した山行きとなりました。

 コースは、
  30日(火) 昼過ぎに室堂発、剱沢小屋着(泊)
  31日(水) 剱沢小屋発、仙人池ヒュッテ着(泊)
   1日(木) 仙人池ヒュッテ発、阿曾原温泉小屋着、帰宅

 山の空気をたっぷり吸って、英気を養ってきました。「山」を感じてきました。

 心配した術後の体調も何のその(!)、そして人一倍遅い私の“足”も精一杯頑張ってくれて、山行は終始快調で、ちょっとした自信にもなりました。
 
 山の中を歩いて、他の小屋に泊って。
 いろいろ見て、感じて、考えることもあって。

 また、頑張ろうと思いました。
 “いい山旅”でした。
 

2005- 9- 3 少しの間、小屋を離れて

池に映る、朝焼けの裏剱   05.9.1の画像

池に映る、朝焼けの裏剱   05.9.1

 「山を下りても、また山なの!?」…と、よく言われます(微笑)。

 仙人池ヒュッテのお母さんも、「一年に一回くらい、お客さんの苦労を味わわないと」というようなことを言っておられたそうです。(今は足が痛くて、入下山はヘリコプターらしいですけど)

 シーズンが始まって小屋を開けて山に入ると、ナンダカンダと本当に忙しく、また“主”として大事な自分の小屋を空けるということは、自分の気持ちとしても実際問題としても、本当はあまりしたくはないのです。

 でも、シーズン中ずっと小屋にいると、『小屋の都合』『小屋の側』『受付の中』からしか、いろいろなことが見られなくなる場合が生じるようで、諸々を考えたり気合を入れ直したりする機会も必要だと思う時があります。

 大粒の汗を流して、喘ぎながら、疲れ果てて小屋に辿り着く登山者の皆さんの気持ちを、やっぱり忘れてはいけませんものね。

 そして、「山を感じる」気持ちは一番大切にしたいものです。

 アルバイトのみんなも頑張ってくれていたようですが、私が留守の間にいらっしゃったお客様には、ご迷惑や不都合がなかったか、ちょっと心配していましたが、如何でしたでしょうか。

 今回は、日程的にかなり余裕のある行程でしたが、そんなことも、今後いろいろとお客様へのアドバイスの折に参考にしたいと考えています。
 
 行って来て、本当に良かったデス。

2005- 9- 3 『ご馳走』 と 『ご褒美』

仙人池ヒュッテのお母さん・志鷹静代さんと  05.8.31の画像

仙人池ヒュッテのお母さん・志鷹静代さんと  05.8.31

 仙人池ヒュッテで静代母さんは、「この景色が何よりのご馳走だっちゃ!」と富山弁でお客さんに話し掛け、食堂の窓から見える裏剱の姿に目を細めていました。

 どこから歩いても遠い仙人池への道のり。辿り着いた者にしか見られないその雄大な景色は、確かにどんなご馳走よりも、疲れた身体と心には有難いのかもしれません。

 朝日小屋にお出でになるお客様に私が掛けて差し上げるのは、
 「遠い道のりをようこそ。一生懸命歩いたからこそ、『頑張ったご褒美』として、たくさんの花たちが皆さんを出迎えてくれるのでしょう」
 そんな言葉でしょうか。

2005- 9- 4 あちこちの山小屋で、いろんな登山道を歩いて

仙人温泉にて   05.9.1の画像

仙人温泉にて   05.9.1

 室堂から入って、阿曾原温泉へ抜けるまで、2軒の山小屋に泊めてもらいました。何軒かの顔見知りの山小屋に、まるで“マーキング”のように立ち寄ってはご挨拶をして来ました(苦笑)。

 それぞれの山小屋毎に、それぞれの特徴を生かして頑張って登山者の皆さんを迎えていらっしゃる姿が良く分かります。
 
 規模の大きな山小屋、20人も泊れば満員になりそうな山小屋。
 阿曾原温泉小屋などは、冬季間の雪崩の通り道になっているため、営業が終われば建物そのものを取り壊し、次のシーズン初めにまた建てるということを毎年している小屋です。
 
 食料などが、2週間毎にヘリコプターで物輸されてくる山小屋もあって、今ではどこの山小屋でも、お客様にお出しするお食事にかなり気を配っている様子も伺えます。

 天水に頼っている山小屋。沢から100メートル以上もポンプアップして貴重な水を確保している小屋もあります。

 そして、登山道。
 朝日小屋も、下は北又小屋からの登山道、白馬方面も鉢ヶ岳の向こうまで、そして朝日岳山頂直下まで、それぞれ長い道のりを、草刈りをしたり、登山道の補修に出掛けています。

 しかし、今回歩いた「剱沢大雪渓」や「仙人新道」「二股の吊橋」そして「仙人池〜阿曾原温泉小屋まで」の登山道などは(もちろん“下の廊下”や“水平歩道”は言うまでもなく)、本当にその管理と補修に大変な人力と労力が掛かっていること、そしてその苦労が並大抵のものではないことを、同じ山小屋関係者として、また一登山者としても、痛感させられた山行となりました。

 それぞれの関係者が、登山者の皆さんが快適に山旅を楽しめるよう、事故なく安全に登山が出来るよう、限られた中で、自然を思いやりながら、精一杯努力しています。

 もし、少しでもそういった目で、それぞれの山や登山道や山小屋のことを見てもらえたら、仕事をする甲斐もあるし、またもっと頑張ろうという力が湧いてくると思います。

 
 昨年朝日岳周辺で木道工事に携わってくれた工事関係者の若い衆が、二股の吊橋の架け替え工事に来ていて、一年ぶりに偶然に再会しました。
 
 1ヶ月近く朝日小屋に泊って一緒に生活しましたから、とても懐かしく、また頑張っている姿を見て安心しました。

 熱い心意気を持って、山の中でハードな仕事に精を出す若者たちの姿に、また元気をもらって来ました。

2005- 9- 4 憧れ

標高が1メートル高くなった、剱岳   05.8.31の画像

標高が1メートル高くなった、剱岳   05.8.31

 一昨年の秋、初めて剱岳に登りました。
 
 その時の日記にも長々書きましたが、私は一生剱岳とは縁がないと思っていました。私が登る山じゃないと、それまで勝手にそう思い込んでいました。
 
 朝日岳しか知らず、まして落ちたら命がないかもしれない岩稜の山を登るなんて、大袈裟ではなく、それまでの私には考えられないことでした。

 でも、剱岳に登ってみたら、「こんな山もあるんだぁ…」という想いが沸沸とこみ上げて来たから、不思議です。

 今回剱岳登頂はなかったのですが、ずっとその山の姿を違った角度から眺めながら、「また登ってみたい」という想いがまた湧き上がって来ました。

 剱沢大雪渓の迫力、平蔵谷や長次郎谷の雪の深さ、八ッ峰の雄々しさ、名前しか知らないチンネや大窓・小窓…。

 いつか馬場島で見た、『試練と憧れ』の文字が浮かんできます。
 こうやって岳人たちは、山への想いを強く強くしていったんだろうなぁと、山を見上げながら考えていました。

 もう少し、若かったら…。
 やってみたかも、登ってみたかもしれない…。
 

2005- 9- 4 体調は?…大丈夫です!!

三ノ窓雪渓  仙人新道から  05.8.31の画像

三ノ窓雪渓  仙人新道から  05.8.31

 何度も書いていますが、お陰様で体調も良く、山行中も大丈夫でした。

 手術をして、それまで苦しんでいた「貧血」が改善されたからでしょうか、心臓にかなり負担がかかっていたであろう私の身体は、以前に比べて、山を歩いてもそれ程「悲鳴!」を上げることはありませんでした。

 ナント表現したら良いのか、とにかく「ゼェイゼェイ」と身体の芯から喘ぐようなことが無くなりました。

 「遅足」であることに変わりはありませんし、今回の渋谷さんの歩調はゆっくりゆっくりではありましたが、ペースを乱すことなく、急坂でも頑張って歩けるようになりました。

 一日の行程は、それぞれ5時間程でしたが、ほとんどコースタイム通りに歩けたのには少しビックリ。

 「受付の中の、ゆかり」は、元気です!!

2005- 9- 5 朝日小屋でしか食べられない、「特製カレー!」

美味しそうでしょ!? 昨日の昼食デス。の画像

美味しそうでしょ!? 昨日の昼食デス。

 写真に写ったカレー、湯気が上がってちょっと美味しそうじゃありませんか!?
 そう、朝日小屋でしか食べられない、「特製カレー」です。
 その名は、『肉じゃがカレー』

 山小屋は、ヘリコプターやボッカで全ての食糧を運んでいます。何かが足りなくなったからと言って、隣のスーパーへ走って買いに行くなんて出来ません。

 現代の飽食の時代に生きている私たちですが、何もないとなれば、活かせるのは「知恵」だけ。まして、自分たちで担ぎ上げたとなれば、もったいなくてそうそうすぐに捨てられるものではありません。

 朝日小屋では、シーズン最盛期には毎日「肉じゃが」を作っています。ジャガイモの皮を剥いて、ニンジンやゴボウを削って。

 でも、今日一体何人がお泊まりになるか分からない状況では、少なく作ってあとから大慌てするのは出来れば避けたいので、やっぱり少しづつ多めに準備することになります。

 そして、余った「肉じゃが」。いくら自慢の料理とはいえ、毎日毎日朝に晩に“従食”のメニューとして出てきたのでは、「…」です(苦笑)(時々週末などにやって来るお手伝いの皆さんには好評ですけど)。

 そんなこんなで、たまに登場するのが、この“変身”した『肉じゃがカレー』なのです。

 もちろん、お醤油の味がするので少し水に浸して塩分を抜き、早目に作ってカレーの味をしみ込ませて。

 でも、結構「イケる味」になりますょ。
 ゴボウやお豆腐の欠片が入っていることを除けばネ!

 お客様の体調もいろいろで、「どうしても口に入らない」とおっしゃる方もお出でになりますが、なるべく残菜や残飯が出ないよう、小屋も頑張っています。

 美味しく食べて、元気に次の目的地まで歩いて頂くのが、私たちの仕事ですから。 

2005- 9- 5 台風14号

今朝の「雷鳥」  朝日神社の鳥居の前での画像

今朝の「雷鳥」  朝日神社の鳥居の前で

 去年は散々苦しめられた台風。
 今シーズンも夏の間にいくつか発生しましたが、幸いというか、北アルプスに大きな被害は未だありません。

 しかし、今回の台風14号については全国的にかなりの影響が出ているようで、どうやら富山県地方も大きさ・進路と、かなりの打撃がある予報が出ていて、しっかり対策を立てなくてはいけないようです。

 早目の準備をしようということで、実は今朝から「冬囲い」を全部済ませました。小屋閉め用の板を全部はめ込んだのです。
 
 ところが、私がいつもパソコンを使っている3階のアルバイト部屋の外を囲う板を、シーズン中に新調しました。
 今回、何年振りかに、かなり分厚い板に換えました。丁寧に、防腐剤の薬品まで塗ってあるし、多分板の厚みもあるからでしょう、とにかく電波が届きません。。。
 いつもの場所でもなかなか上手く行かず、朝から何度か挑戦しながら、ちょっと焦りました。

 ようやく繋がるポイントを見つけて、この日記を書いています。

 上の写真の雷鳥、今朝小屋のすぐ横の朝日神社の鳥居の近くを、親子7羽でヒョコヒョコ歩いていました。
 「雷の鳥」と呼ばれるだけに、どちらかというと、お天気が悪い時に現れることが多いようです。

 関東地方が、雨の影響で大きな被害を受けたとか。皆さんの地方は如何でしょうか?
 
 台風の影響、最小限だったらよいですね。

2005- 9- 5 ひっそりしています。。。

10日前には未だクルマユリが咲いていた   05.8.24の画像

10日前には未だクルマユリが咲いていた   05.8.24

 今日は、お客様ゼロ(この時間17:30なので、多分)。

 台風対策で、「飛散物」は全部片付けましたから、小屋の周りは何だかひっそりしています。

 よっしーが休暇で下山中なので、小屋に居るのはテツ・天神・みき子ちゃん・私の4人。

 小屋の周りのイワイチョウが、そろそろ濃い黄色に染まってきました。

 この台風が過ぎていったら、本格的な秋の訪れかな。

 ひっそり、少し淋しい朝日小屋です。

2005- 9- 6 台風が近付いて

今日の午後、ハクサンイチゲ  の画像

今日の午後、ハクサンイチゲ  

 九州地方を中心に、大きな被害をもたらしている台風14号。富山県地方には、明日7日の午後最も接近するという予報が出ています。

 今日の朝日岳周辺は、午前中はまさしく「嵐の前の静けさ」。お昼過ぎまでは風もなく、穏やかな空気が流れていました。

 しかし、午後3時を過ぎた頃からでしょうか、風も強くなり、小雨もパラついて来ました。
 今の時刻、午後8時半過ぎ。ピューピューと唸りを上げて強風が吹き付けています。

 父の代のアルバイトのカズキ君から、心配して電話が入っていました。

 今日は、蓮華温泉からのお客様がお一人。お一人だけだったので、私たちと一緒に夕食を召し上がってもらいました。 

 上の写真は、お昼に少し散歩をしていて見つけました。
 
 未だ咲き残っているハクサンイチゲもありました。 もう、秋だというのに。

 

2005- 9- 6 心惹かれて

咲き出したばかり、ミヤマアズマギクの画像

咲き出したばかり、ミヤマアズマギク

 今日の午後、小屋の周りを歩きました。

 雪融け直後の花、初夏の花、真夏を彩る花、そして秋が似合う花…。
 この移ろいゆく季節に、いろいろな花たちが咲き誇っていました。

 中でも、目を奪われ心惹かれたのが、咲き出したばかりのミヤマアズマギク。

 その、愛おしいくらいの、淡い薄ピンク色。
 
 じっと、飽きずに、ただ眺めていました。

2005- 9- 7 間違っていたら、本当にごめんなさい!!

可愛らしく、今が満開  05.8.25の画像

可愛らしく、今が満開  05.8.25

 小屋の周りを歩いただけでも、本当にいろいろな花があります。

 今その可愛らしい姿を見せてくれているのが、上の写真。すみれ科の高山植物には間違いありません。

 8月末に写真に収めてからも、何度も何度も図鑑と照らし合わせて眺めています。昨日も、何枚も写真を撮って来ました。

 多分、『キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)』だと思うのですが、お花に詳しい皆さん、如何でしょうか!?

 似たような花に、「タカネスミレ」と「クモマスミレ」があります。どちらも生えている地帯が似ていて、花も同じような雰囲気です。
 決め手は、花と葉の様子だと思うのですが、葉が柔らかな緑色をしていて、薄くて光沢がない様子から「キバナノコマノツメ」と判断したのですが。

 間違っていたら、本当にゴメンナサイ!!

 実は、いろいろとお花の写真を撮って来てはいるのですが、何しろ朝日岳周辺には何百種類のお花があるとのことで、図鑑と首っ引きでも名前がはっきりしない花も多いのです。(単に、私が知らないだけなんだけど)

 そんなこんなで、間違ったら大変なので、日記に載せるのを躊躇していましたが、せっかく素敵な花たちを撮ってあるので、思い切って載せてみることにしました。

 もし「違うヨ!」ということであれば、知人友人の皆さん、ぜひ教えてくださいませ。
 また秋に朝日小屋を訪れたお客様、どうかその折にご指摘願えれば幸いです。

 ひとつひとつ勉強です。
 今までは「わぁ、綺麗!」「可愛いねェ!」で終わっていたのですが、この頃少し花の形や付き方、葉の様子などが気になり出しました。
 
 それでも、再々…やっぱり「お花は難しい!」

2005- 9- 7 みんな、寝不足。。。

よく見掛けるこの花も、可愛らしく愛らしいの画像

よく見掛けるこの花も、可愛らしく愛らしい

 台風の影響で、朝日岳周辺では昨夜からずっと強風が吹き荒れています。
 下からの連絡では、下界は殆ど雨風の影響もなかったとか。それでも、フェーン現象で蒸し暑く大変だということでした。

 午後6時現在、まだ風は吹いているものの、吹き返しの風ももうしばらく、今夜のうちに治まるのかなと思いますが。

 昨夜は、かなりの風でした。
 
 3階のアルバイト部屋は、かなり揺れたはず。1階の管理人室も、冬囲いはガタガタするし風の音が一晩中唸りを上げていました。

 朝のみんな。「どう眠れた!?」の質問に、「うつらうつら、寝たり起きたり」の返事で、バイトの3人も私も、かなりの睡眠不足です。

 でも、それくらいで、台風対策も厳重にしてあったので、今のところ被害はありません。

 皆さん、ご心配をお掛けしました。

 
 上の写真は、「モミジカラマツ」。
 白い花が糸のようで可愛らしい、きんぽうげ科の花です。

2005- 9- 8 台風が過ぎて行って

ガスの中、冬囲いを外す作業が続くの画像

ガスの中、冬囲いを外す作業が続く

 台風一過、秋晴れのすっきりしたお天気を期待していたのですが、朝から濃いガスの中。

 それでも、気を取り直して冬囲いを外す作業が始まりました。テツと天神が頑張ってくれています。
 
 小屋全体が板で覆われて、もう丸3日近く、暗い中での生活でした。
 発電機を止めると、それこそ真っ暗で仕事にもならず、お客様もいらっしゃらないとなれば、ただ布団にもぐり込むだけだったので、身体がおかしくなり気分まで滅入ってしまいそうでした(苦笑)。ヤレヤレ…。

 台風が過ぎて、本当に寒い朝になりました。
 今朝の気温、10度。風が冷たく感じます。
 

2005- 9- 8 福井・石川・新潟、そして富山県の皆さんへ!!

クロマメノキの実の画像

クロマメノキの実

 北陸三県、そして新潟県の皆さんへのお願いです!!

 蓮華温泉から、五輪尾根を通って朝日小屋へのコースを考えていらっしゃる登山者の皆さんへ、朝日小屋からお願いします。

 蓮華温泉登山口の出発時間を、出来ればもう少し早目にされたら如何でしょうか。

 前にも書きましたが、各コースから朝日小屋への所要時間を見ていますと、どのコースを取っても、以前の登山者に比べると、皆さん平均して1〜2時間多く掛かるようになったのではないかと思っています。
 
 特に、蓮華温泉からのコースでは、大体8時間以上、遅い方になると10〜12時間を要するパーティーもあります。

 それでも、蓮華温泉の出発時間が早朝6時前であれば、多くのパーティーは午後3時か4時頃までには朝日小屋に到着されています。

 しかし、北陸3県と蓮華温泉の地元・新潟県の皆さんに関しては、どうも『出発時間が遅い』という傾向があると思います。

 関東や関西、そして遠方の皆さんは、蓮華温泉に一泊されるか、あるいは夜通し車を走らせて来て蓮華温泉の駐車場で仮眠を取り、早朝に歩き出される場合が殆どです。

 しかし、福井・石川・富山・新潟県の皆さんは、地元での集合時間が朝5時とか6時、それから車で移動して蓮華温泉着。
 そうすると、身支度を整えて蓮華温泉を出発するのは7時か8時、遅い方になると9時出発という場合も。

 朝日小屋では、ご予約の段階で簡単なご住所(県名)をお聞きしているのですが、その時該当する県にお住まいの方には、集合・出発の時間を必ずお聞きするようにしています。
 
 そうすると、案の定、蓮華温泉の出発が「8時になりま〜す!」とか、割と平気で(失礼!)おっしゃる方がいらっしゃいます。

 どうでしょう。「地元の山」だから簡単に行けるというような感覚で、考えていらっしゃらないでしょうか。

 蓮華温泉からの道は、長いです。
 
 最初は、遊歩道のように快適な木道歩きもありますが、瀬戸川を越えて、白高地沢を過ぎてのカモシカ坂の登りは結構キツイ道のりです。

 また五輪の森を過ぎ、吹き上げのコルから上の朝日岳山頂までの登りも、疲れた身体にはかなり堪えるはずです。

 蓮華温泉〜朝日岳のコースは、私も大好きな道のりです。
 高山植物もとても豊富で、湿原ありお花畑あり、沢も何本も流れていて、雪倉岳などの裏からの眺めも最高です。

 でもだからこそ、歩行時間以外に休憩時間も多くなり長くなります。

 楽しいコースだからこそ、早目に出発して小屋に早く到着して疲れを癒し、明日の山行の力を養ってほしいものです。

 これからは、秋の深まりとともに、日の暮れる時間も早くなります。
 夏と違って、気候によっては午後3時を過ぎると辺りが薄暗くなることもあります。気温が急激に下がる場合もあります。

 
 どうか該当の県にお住まいの皆さん、楽しく安全な山旅にするためにも、ちょっと頑張って、少し早起きしてくださいませ。

 …朝日小屋からの、お願いでした。

2005- 9- 8 ようやく、台風一過の空に

どこまでも続く雲海に沈む夕陽の画像

どこまでも続く雲海に沈む夕陽

 朝方はガスですっきりしないお天気だった山の上も、お昼近くからは青空が広がりました。

 そして、雲海。どこまでもどこまでも続いていました。

 その雲海に夕陽が落ちて、今日一日が暮れようとしています。

 陽が沈んでしまう頃になると、風がとても冷たくてフリースやジャケットがないと寒くなりました。

 秋です。

2005- 9- 8 番外編…今日は“外ご飯”!!

夕焼けを眺めながら、至福の時の画像

夕焼けを眺めながら、至福の時

 丸3日間、台風14号を気にしながらの毎日でした。
 午前中に冬囲いを外し、ようやく暗がりから開放され、ホッ…。

 今日のお客様は、単独の男性ばかり4名様。
 どなたも足の速い方ばかりで、蓮華温泉から、そして一気に白馬尻からと、早い時間のご到着でした。

 早々に夕食をお出しして、さぁテツからの提案です。
 「ゆかりさ〜ん、今日は外でご飯してもいいですかぁ!?」

 とびきりのご馳走でなくても、雲海に沈む夕陽と、輝く山並みが眺められれば、もう本当に最高デス!!

 忙しかった夏の日々を思い出したり、これから訪れる季節に想いを巡らせたり。

 これから、山も山小屋も、夏とはまた違った(!)いい時季を迎えます。

2005- 9- 9 週末と、来週のお天気は…

夕焼けに染まる朝日岳と、朝日平の様子   05.9.8の画像

夕焼けに染まる朝日岳と、朝日平の様子   05.9.8

 台風14号が通過したと思ったら、もう15号が発生し北上しているとか。
 14号は九州地方を中心に大きな被害をもたらしたようで、続けて影響がないか心配です。

 今日は10名様ほどのお客様がいらっしゃいましたが、明日のご予約は3名様だけ。それも今日から連泊される方々のみ、というちょっと淋しい週末になりそう(?)です。

 
 来週のお天気が気になります。

 実は、13日〜1泊で、朝日小屋でちょっとした『イベント』(えっ、ナニ!?)があります。
 
 ごめんなさい、小屋にお泊りになるお客様にはあまり関係のない『イベント』なのですが…!?。

 当日まであと4日と迫り、そろそろ準備やら心積もりなどで、少しそわそわドキドキしている私です。

 出来れば、お天気に恵まれればいいな、と思っています。

2005- 9- 9 夢を見て…

小さな花の集団が可愛らしい、イワシモツケの画像

小さな花の集団が可愛らしい、イワシモツケ

 今朝は、どうしても布団から起き出せませんでした。。。

 昨日の夜、ちょっと気になるコトが2、3件あって、気持ちが落ち込んだまま横になりました。

 夜中に、珍しく亡父が夢に出てきました。
 温厚な父でしたが、夢の中に出てきた亡父は、今まで私があまり見たことのないくらいに怒っていました。

 何故怒っているのか、誰かと喧嘩でもしているのか、何も分からないのだけれど、声を荒げてキツイ顔をしていた父。

 今朝の私は、体調不良というよりは、とにかく寝覚めが悪くその気力が無く、お客様には申し訳ないと思いつつ、朝は「出掛けのご挨拶」が出来ず仕舞いでした。

 原因がはっきりしていましたし、もう自分できちんと解決するしかないと思い直し、「このまま布団の中に居たら、ホントに病気になってしまう!」と、起き出しました。

 夢の中の父は、何が言いたかったのでしょう。

 大きく深呼吸をしなくては。

2005- 9-10 雷鳥だって…

首を持ち上げ、必死の形相で、親を捜すの画像

首を持ち上げ、必死の形相で、親を捜す

 今朝、久し振りに恒例の「朝のラジオ体操」をしました。
 
 体操の途中、「ピイィー、ピイィー」と啼く鳥の声。

 「あれっ、ねぇ雷鳥じゃない!?」
 「ヒナの声かねぇ…」
 「あれ、ホラそこにいる!」

 小屋のすぐ前の高山植物の草むらから出て来たのは、やっぱり雷鳥でした。
 かなり大きく成長してはいましたが、ヒナでしょう。親とはぐれたのか、3羽で必死になって啼いています。木道の上では、首を思いっきり持ち上げて、辺りを見廻しながら一層大きな声を上げていました。

 本当に「ピイィーー、ピイィーー」と可哀想なくらいのその声に、私たちも「親はどこょ!?」と捜しました。

 数分後、ようやくお父さんでしょうか、少し離れたところから凄いスピードで現れました。
 しかし、雷鳥はやっぱり「鳥目」か!?…近付いているのに、なかなか「遭遇」できず、私たちのほうがヤキモキしてしまいました。(ほっとけばイイのにね・苦笑)

 無事親元に帰ることができ、一件落着で、ホッ…。

 
 以前、「母親は山でも、子は育つ!」なんて題で日記も書きましたが、それぞれに頑張っている4人の娘たちのことをちょっぴり想った、そんな母の朝でした。

2005- 9-10 季節の境目で、静かな週末

名前がちょっと…、でも素敵に花咲かせる   オニシオガマの画像

名前がちょっと…、でも素敵に花咲かせる   オニシオガマ

 週末だというのに、昨日からの連泊のお客様が3名様と、今日は白馬大池からお一人と蓮華温泉からお一人の、計5名様のみ。

 昨日は「秋バージョン」のメニューをお出ししてしまったし…。
 週末だから予約外のお客様で賑わうのか、それとも予約ナシの状況から見て、全くの空振りか…。判断に迷うところです。

 今日は、朝からテツと天神が夕日ヶ原方面の草刈りに出掛けているので、二人が帰ってからの負担を少しでも少なくし、臨機応変に対応できるメニューは…。

 久々に、「社長(私のこと)」の登場となりました。つまり、珍しく厨房に入ったのです。

 夏の間中、厨房はアルバイトのみんなに任せっきりでしたので、本当に久し振りです。

 ということで、今日のメニューは、
  温かい土鍋で、おでん(もちろん、手作り)
  近海で採れた、もずく酢(これも、自家製)
  富山湾のニギスと、ハタハタの干物
  茄子とみょうがの、あっさりサラダ風お漬物

 などなどが並びました。

 ちょっと、居酒屋風のメニューとなってしまいましたが(苦笑)、どのお客様もお酒がお好きな様子でしたので。

 夕方になって、雨が降り出し、雷も鳴ってきました。
 明日は、予報通り雨、なのでしょうか。。。

2005- 9-12 息切れ。。。

ニッコウキスゲも、種になっての画像

ニッコウキスゲも、種になって

 亡父の夢を見た辺りから、どうにも調子が悪い。

 そうこうしているうちに、とうとう昨日は朝からダウン。ゾクゾクと寒気がして、お昼過ぎには微熱が出てしまった。少し吐き気もしたりして。頭が重い。

 私が熱を出すのも、かなり珍しい。

 理由も経過も、結構はっきりしているのだが。。。
 毎年の如く、「9月病」か。。。

 布団にもぐり込んでいたら、立て続けに、いやな夢を見た。

 挙句の果てに、小屋閉めの夢。
 
 さぁ今から下山という段になって、まだシーツの洗濯が終わってないとか、まだホースの片付けが済んでいないとか。あ〜ぁ。
 いつも小屋閉めに来てくれる助っ人のナントカさんに、怒られている私。

 そんな夢を見て、汗びっしょりで起きてしまった。

 でも、いつまでも休んでばかりはいられないので、起き出した。

 心配したテツが、お粥を作ってくれた。
 丸一日何も食べていなかった身体に、お茶とお粥の美味しかったこと。口に入れたら、胃を通り越して腸までストンと流れていったようだった。

 今日は、秋晴れの素晴らしいお天気。
 汗をびっしょり掻いたそのお布団も、お日様の下で干してしまおう。

 この青い秋の空が、きっと私に元気をくれるに違いない。

2005- 9-17 北アルプス山小屋組合の、『研修登山』

朝日小屋前にて、記念撮影   05.9.14の画像

朝日小屋前にて、記念撮影   05.9.14

 先日の日記に書いていた、13〜14日の“イベント”。
 実は北アルプス山小屋組合の『研修登山』が、ここ朝日岳・朝日小屋であったのです。

 この研修登山。一年に一度、山小屋が少し落ち着くこの時期に実施されているのですが、過去には立山・室堂周辺で行われたり、昨年は長野県北部の組合の担当で鹿島槍ヶ岳・冷池山荘でありました。

 今年は、黒部観光旅館組合(黒部の山小屋の組合で、朝日小屋も参加している)の担当でした。

 阿曾原温泉小屋の佐々木 泉さんが組合長をされているのですが、3月の総会の折、「今年の研修登山は、朝日小屋でやったらどうか」と話が盛り上がって…。

 でも「こんな遠い、北アルプスの北の端に、せいぜい集まっても5人か10人かな」と話していたのに、当日は30人近い皆さんが集まって下さり、朝日小屋は大賑わいでした。
 
 当日は、北又から登って来られた方、白馬岳から、大雪渓から一気に朝日小屋までの健脚組、そして蓮華温泉からと、それぞれ集合されました。

 特に、長野の皆さんは「こんな機会でもなければ、なかなかここまで来られない!」と、北部・南部から大勢参加して下さいました。

 槍ヶ岳山荘の穂苅さんや涸沢ヒュッテの山口さん、燕山荘の赤沼さんや横尾山荘の山田さん、立山からは代表して天狗平山荘の佐伯さん、そして“お隣”白馬山荘からも松澤社長と若林支配人…などなど(全員、書ききれません!)

 北アルプスの最北端の山小屋は、親睦を深めて夜遅くまで賑わいました。

 翌日は、北又へ戻る方、白馬方面を目指す方、蓮華鉱山道を下りる方…。
 そして親不知までの栂海新道を一気に駆け抜けた、冷池山荘の柏原さんと穂高平小屋の水上さん。さすがに健脚です。

 いつも下界の会合の席でしかなかなかお会いできない方々ですが、山の上の、山小屋でお会いする皆さんは、やっぱり素敵な山男たちでした!!

2005- 9-17 14日蓮華温泉へ下山、16日北又から入山

朝日岳山頂にて  05.9.14の画像

朝日岳山頂にて  05.9.14

 12日に「息切れ。。。」と書いてから、しばらく日記を書いていなかったので、「きっとダウンしているのでは…」と心配のお電話を戴きました。

 ゴメンナサイ。
 忙しかったのと、留守にしていたので書けませんでした。

 実は13日の朝まで、本当に「どうなることやら」というくらいでした。

 しかし、研修登山当日は、お昼にはもう第一陣が到着され、その後次々といらっしゃるお客様のお相手をしているうちに、やっとナントカ「スイッチ・ON!」。

 ちょっと精神的なダメージがあって食べられなかったので、身体がシャンとしなかったのでしょうが、それもこれも“忙しさ”が無理やり解決してくれたようです。

 研修会当日は、“ボッカ青年”の川原君が日帰りでお刺身を担ぎ上げてくれたり、“週末従業員”の美枝ママや三女のかなえが手伝いに来てくれて、アルバイトのみんなも頑張ってくれました。

 研修会後、白高地沢の橋の視察があって、皆さんと一緒に蓮華温泉に下山しました。
 15日は用事を足したりして、昨日16日に北又から上がって小屋に戻りました。

 今日から始まる3連休は、ちょっぴり小屋も賑わう予定です。

 少々いろいろな疲れは残っていますが、下山まで1ヶ月をきりました。
 あとしばらく、頑張りたいと思っています。

 上の写真は、蓮華温泉へ下山した皆さんで、強風の中朝日岳山頂で撮った記念写真です。
 
 左から、蓮華温泉ロッジの田原さん、涸沢小屋の芝田さん、私、横尾山荘の山田さん、槍ヶ岳山荘の穂苅さん、環境省レンジャーの能勢さん、同じく加藤さん。
 撮影は、阿曾原温泉小屋の佐々木さんでした。

2005- 9-17 ご案内…テレビ番組2本

遭対協の訓練で   立山・文登研にて   05.5.28の画像

遭対協の訓練で   立山・文登研にて   05.5.28

 山関係の皆さんに、テレビ番組2本のご案内です。

1.本日(17日)午後7時〜9時
  テレビ朝日系列

 『ドスペ!』
  極限の救助 北アルプス山岳警備隊
  標高3000メートルからSOS 生死のドラマを見た

 ・約1年間に亘って、富山県警山岳警備隊を密着取材した番組です。朝日岳方面担当の平野分隊長や谷口隊員、前任の古崎分隊長なども登場されると思います。
・山岳警備隊員の厳しい訓練、そして現場での姿を、ぜひ見ていただけたらと思います。
 と同時に、遭難が多発している中高年登山の実態などが実録されているそうなので、必見です。何かを感じ学んでいただければと思います。

2.明日(18日)午後8時〜10時の間で
  テレビ東京系列

 『日曜ビッグバラエティー』
  故郷の名物母ちゃん…(!?)

・2時間スペシャル番組の中で、6人のお母さんたちが取り上げられているそうです。
・6人の中の一人が、私。
 だから、登場するのは約15分くらいでしょうか。
・先日、テレビ東京のクルーが朝日小屋を取材して行かれたものです。隠し続けた朝日小屋の「裏の姿(!?)」が映っているかも…。
・放送エリアが限られているかも。
 関東、関西は入りそうですが、残念ながらというか、富山県内での放送はありません。ホッ…。

2005- 9-21 寒くなりました!!

今朝の朝日平と前朝日  の画像

今朝の朝日平と前朝日  

 下界でも、もう「真夏日」も終わったという予報が出ていますね。

 標高2,000mを超える高山では、いよいよ秋が深まって来ています。

 今朝の朝日平の気温は、8℃。
 昨日白馬岳からいらっしゃったお客様のお話では、白馬岳山頂付近では昨日朝方「霙交じり」の雨だったとか。

 日中でも、手や足が冷たく感じられます。
 それ程“冷え性”でない私でも、薄い靴下だけでは心許なく、分厚い靴下と二枚を重ねて履きました。

 ダケカンバやブナの葉が色付くには、未だ少し早いのですが、草紅葉は今とても綺麗で、この先まだまだ楽しめます。

 紅葉の本番、見ごろはいつ頃になるでしょうか。昨年は、10月に入ってからでした。

 それもこれも、この後のお天気次第。もう少し、グッと気温が下がらなくてはいけません。

 この後の時季、山は日に日にその姿を変えていきます。
 紅葉の様子を、順次お知らせできたらと思っています。

2005- 9-21 あと20日…!!

朝陽を浴びて、今朝の朝日小屋の画像

朝陽を浴びて、今朝の朝日小屋

 10月10日の営業終了、そしてその2日後・10月12日の下山まで、あと20日ほどとなりました。

 先日の連休(17日・18日)はお天気が良くて、夏山ほどではないにしても、この時季としては珍しく、少しだけ賑わった朝日小屋でした。

 …… 蓮華温泉からお出でのお客様が、朝日小屋から下山した方に「夕飯は、湯豆腐が出ましたヨ」と聞いて楽しみに来たとおっしゃていましたが、残念ながら大勢だったので、夏バージョンのメニューで、湯豆腐はありませんでした。ゴメンナサイ ……

 しかし、今週末の次の連休はどうでしょうか。お天気も今ひとつはっきりしないようで、お客様も模様眺めといったところでしょうか。

 
 小屋閉めまで「あと○日!」となると、やっぱり、どうしても気になってくるのが、『食糧計画』です。

 一体小屋を閉める最後の日まで、あと何人のお客様がいらっしゃるのか、全く見当が付かない中で、そろそろ始まる恒例の『毎日の、在庫チェック!!』。

 特に、小屋閉め直前の10月の3連休は、お天気が良ければ「大入り満員(大袈裟!)」になる可能性も無きにしも非ず。でも、雪や霙が降ったりすればお客様ゼロも、これまたあるかも…。

 昨年は、工事の人夫さん用に9月にヘリで荷揚げした食糧その他が大余りとなってしまい(多分私の単純計算ミス)、最後には「みんなお願いだから、持って帰って!!」と、牛肉やら何やら、何十キロの荷物を『逆ボッカ』してもらったという、苦い経験もありました(苦笑)。

 ヘリやボッカで荷揚げした、貴重な食糧。
 もちろん「越冬」させられるものは残していくのですが、冷凍した肉類やその他は、お金が惜しい云々ではなく、当然捨てていけるわけもありません。

 なるべく「逆ボッカ」をせずに済むよう、うまく帳尻が合えば良いのですが…。
 
 これからは、日替わりでメニューも考えて、微調整しながら…の毎日となります。

 
 あと20日。
 何だか淋しいような、気が抜けるような。
 反面、ホッとする日が近付いているんだなぁというような。

 …何とも言えず、複雑な毎日です。

2005- 9-22 警告…貴方の靴は、大丈夫ですか!?

ソールが剥がれてしまった、お客様の靴  修理前  05.9.18の画像

ソールが剥がれてしまった、お客様の靴  修理前  05.9.18

 『トレッキングブーツの中で、ミッドソールにポリウレタンを使用した製品において、ポリウレタンの経年劣化によるミッドソールの破損の可能性が…』

 上の文章は、トレッキングブーツのミッドソールの破損について警告したポスターから、一部引用したものです。

 
 上の写真を見てください。
 ご本人の了解を得て、HPに掲載させて頂きました。

 私が管理人になって5年、ほぼ毎年かなりの件数で、朝日小屋でもこの手のトラブルが発生しています。

 歩き始めてすぐこのような状態になった靴を履いて、よくこの長い道のりを歩いていらっしゃったものだと思うことがあります。

 
 今シーズンも、もう10件近くあったでしょう。
 その度に、靴の状態に応じて、テツが「にわか靴屋さん」をやってくれています。

 しかし、靴の状態次第では、予定のコースを変更せざるを得ない場合も生じます。補修した靴では、あと1日は何とか持たせられても、朝日小屋を経てまだ2日も3日もの縦走は無理となることもあるのです。

 今シーズンのお客様も、蓮華温泉を諦め北又へ下山された方、あるいは靴そのものを諦め“朝日小屋の長靴”で下山された方もありました。
 また、たまたま居合わせたうちの娘の靴が思いがけずピッタリで、それを履いて予定通り栂海新道を抜けた方もいらっしゃいます。でもそれは、本当に運が良かっただけの話ですから。

 いろいろ見ていると、一年にほんの数回、極端なケースでは一年に一度くらいしか履かない靴を使用している場合、あるいは、その靴が購入してから3〜5年くらい経っている場合、メーカーも割りと同じ場合、などなどがあるようです。

 ポリウレタンミッドソールの経年劣化については、調べれば多分インターネットでもかなりいろいろ載っているのではないかと思います。
 
 とにかく、山行きの前によくよくご自分の靴を点検されることが大切です。(靴ばかりではなく、もちろん道具全般)
 
 靴については、靴本体はもちろん、ミッドソール、フック、D環などの細部に亘っての点検が必要です。
 特にミッドソールの場合、靴底を繰り返し折り曲げて、ひび割れ等がないかのチェックをしてください。

 「歩く」「登る」という行為が基本である『登山』である以上、靴は命を預かってくれている一番大切な道具に違いありません。

 くれぐれも、よろしくお願いします。

2005- 9-22 ちょっと痛々しい姿だけど

テツによる、「手術後」の画像

テツによる、「手術後」

 その靴の状態によって、ビスで留めたり、針金や番線を使って固定し、最後はテーピングテープで巻いたりします。

 何があるかわかりませんから、テーピングテープは、携行するのが良いでしょう。

2005- 9-23 「日曜ビッグバラエティー」

サンカヨウも実になっての画像

サンカヨウも実になって

 先日テレビ東京系で放映された番組のビデオが、昨日手に入りました。
 その名も、『日曜ビッグバラエティー 海・山・大地で生きる!ふるさとの名物かあちゃん』
 
 昨日の晩ご飯の時、みんなでビデオ鑑賞会。

 あ〜ぁ、またまたいろいろ出ちゃった!?…というのが、正直な感想(苦笑)。
 でも、なかなか面白かったというのも本音デス。

 ドタバタもあり、涙あり笑いあり、チョッピリ厳しい姿あり。

 トイレットペーパーが無くなって大騒ぎしている姿も、しっかり映っていました。
 ちょっとした遭難騒ぎの場面もありました。

 私自身としては、三女のかなえの言葉が印象に残りました。
 「じいちゃんの時は、じいちゃんは静かだったけど、お母さんになったら…」
 亡父が小屋をやっていた時、我が娘たちはまだ小学生から中学生だったはず。でも、子どもなりにいろいろしっかり見ていたんだなぁと思いました。

 まだまだ5年目。バタバタしています。
 お客さんにもアルバイトのみんなにも、迷惑を掛けていないか、そして私の姿はどんな風に映っているのか、そんなことも考えました。

 前を向いて、一生懸命頑張る。
 そして、いつの日にか、もっと自然体でいられるようになったら。

 もう何年か経ったら、少しはドタバタも落ち着くのかな…、そう思いながらテレビに映る自分の姿を眺めていました。

2005- 9-23 お電話やファックスを戴いて

ミヤマカラマツ   05.8.24の画像

ミヤマカラマツ   05.8.24

 「日曜ビッグバラエティー」放映の後、何件かのお電話やファックスを戴きました。本当に有難うございました。

 見ず知らずの方からの、心のこもったファックスもありました。
 常連さんからのお電話もありました。
 20年前、亡父の代にアルバイトをしていたという方からも「親父さんの写真も出ていて、とても懐かしくて電話しました!」と連絡を戴きました。

 今シーズンも最後まで、そして来シーズン、またテレビに映ったそのままの笑顔でお客様をお迎えできるよう、一生懸命頑張りたいと思います。

2005- 9-24 「ぎゅーっと、抱きしめるように」

今朝のマツムシソウ  草丈わずか10cmほど、小屋の横での画像

今朝のマツムシソウ  草丈わずか10cmほど、小屋の横で

 昨日、栂海新道を目指すあるグループの皆さんがお出でになりました。
 その中に、3年程ぶりに朝日小屋にお見えになった女性。亡父の代から、何度か通って下さっている方でした。

 夕食の後、立ち話でしたが、少しお話しする時間がありました。

 時々私の管理人日記も読んでいらっしゃるようで、「9月病」などと書いたりしたものだから、いろいろと心配して下さっていました。

 
 その中で出た話…。

 その方が以前から通っていた、ある山小屋。
 最近先代のオヤジさんから、徐々に息子さんご夫婦に経営が移っていっているようです。

 …… 前のオヤジさんの時は、小屋に行くと『おぉ、遠い所ホントによう来たなぁ!!』と “ぎゅーっと、抱きしめるように” 迎えて下さったように思えて、結構足繁く通っていたんだけど、息子さんになったら、何だかあっさり「いらっしゃいませ」と言われているだけのような気がして、最近はなかなか足が向かわない ……

 「あぁ、登山者・お客様の皆さんは、こういう風に感じている時もあるんだ」 そう思った一瞬でした。

 私も亡父から管理人を引き継いだ形で、もう5年。
 日常的な小屋の切り盛りはもちろんのこと、そして日々のお客様との応対だけでなく、警備隊や遭対協他関係者の皆さんとの関係、そして大蓮華山保勝会の会員の皆さんとの関係…、その他とにかく諸々に気配りをする毎日です。アルバイトや週末にお手伝いに来てくれるみんなも、大切にしなくてはいけません。

 でも昨日のお客様の話は、小屋の管理人として「一番大切にしなくてはいけない、気持ち」を再確認させられたようで、ハッと思いました。 
 
 
 … 『よく来たね!!』と、先ず受け入れる …

 この言葉は、管理人になってしばらくしてある方に教えられたひと言です。

 でも、特に夏山繁忙期を中心に、小屋が最高に混んでいる時、またいろいろなお客様との「思いもかけない場面に遭遇した時(!?)」、果たしてそのことが確実に実行されているのか、いつも自問自答は繰り返してはいるのですが、どうでしょうか。

 「ぎゅーっと、抱きしめるように」お客様を迎える…
 
 (正直なところ、実際には何でもかんでもという訳にもいかず…) 
 いろいろな場面で難しい時もあるでしょうが、そんな気持ちはいつもいつまでも大切にしたいと、改めて思った昨日の夜でした。

2005- 9-25 久し振りに、夏のメンバーが揃って

楽しい夕食のひととき  05.9.24の画像

楽しい夕食のひととき  05.9.24

 昨日、北又から懐かしいメンバーが上がって来てくれました。

 常連のシュンちゃんを先頭に、夏にアルバイトをしてくれたまち子ちゃん、“ボッカ・バイト”に大活躍してくれた川原青年、高校生の頃からアルバイトに通ってくれ今夏週末毎に手伝ってくれた慎ちゃん。

 それが、1ヶ月も前からこの連休中に朝日小屋に大集合しようと計画し、それぞれに声を掛けていたとか。私や小屋に居るみんなを驚かすつもりだったようです。

 しかし、まともに玄関から入らず地下室から“進入(侵入!)”するというオマケ付きの「お忍び山行」も、ちょっとしたハプニングから事前に情報が伝わりバレバレ…。

 それでも、私をビックリさせようという、思いがけないみんなの大集合には、本当に感激しました!!

 夜は、“例の”テレビ東京の番組のビデオをみんなで観賞しました。
 ボッカで頑張った川原青年や慎ちゃんの姿が映り、「トイレットペーパー事件」ではリュウジのとぼけた応対(本人は真剣!)にドッと笑いが起こり、そしてまち子ちゃんの笑顔とピースサインには全員が納得!!

 北又から登って来てくれた保勝会のNさんも交えて、そんな楽しい、夏の繁忙期を懐かしく思い出させてくれた一夜となりました。

 

2005- 9-25 紅葉の様子

朝日平から、朝日岳山頂方面を眺める   05.9.24の画像

朝日平から、朝日岳山頂方面を眺める   05.9.24

 先日「気温が8℃まで下がり、寒いです」と書きましたが、その後気温は朝方でも10℃以下にまでなかなか下がることがありません。昨日・一昨日には陽が射して、日なたでは20℃近くにもなりました。

 早い年でしたら、そろそろ「初氷」や思いがけず「初雪」が見られても不思議でない頃なのですが、今年はどうもまだそれ程まで寒くはなりません。

 週間天気予報を見ても、まだ9月中は、グンと気温が低下することも無さそうなことを言っています。

 草紅葉は進んで、キンコウカの葉はますます鮮やかな朱色に近付き、ちらほらチングルマの葉も赤く色付いています。

 しかし、2000メートルを超える地点でも、ダケカンバやナナカマドの色付きには未だもう少し早いでしょうか。

 紅葉の見頃は、10月になりそう…(!?)。
 この後のお天気と気温次第なのですが、もしかしたら、10月の3連休辺りが最高に「山が燃える」かもしれませんね。

 蓮華温泉方面は、雪倉岳や赤男山そして朝日岳の裏斜面の紅葉、そして五輪尾根の色付きが最高に素晴らしいです。

 また栂海新道方面も、照葉の池から黒岩平辺りまでが、10月に入って紅葉の見頃を迎えます。

 北又からの道も、昨年は小屋閉め頃が恵振山山頂周辺が素晴らしかったです。

 白馬岳からの水平道は、昨年一昨年と、ここも10月に入ってからが本当に素敵でした。

 毎年毎年、その年年で紅葉の始まりや見頃の時期が少しづつ違うので、「絶対この頃!」とは言い切れないのですが、今年は10月に入れば、どのルートを歩いても、山は赤や黄色の綺麗な衣を纏って私たちを迎えてくれるだろうと思います。

 もちろん、これから先は、秋と冬が「行ったり来たり」の時季となります。
 くれぐれも、『それなり・それ相応』の計画と準備・装備をお忘れなく!!

 秋の朝日岳へ…、お待ちしております。

2005- 9-28 一年に一度、恒例の『出張』に!

二人でニッコリ!!  白馬岳山頂にて   05.9.26の画像

二人でニッコリ!!  白馬岳山頂にて   05.9.26

 留守をしていました。

 26〜27日、年に一度の、白馬岳への『出張』に出掛けて来ました。

 当日は、アルバイトのみき子ちゃんと二人。
 人一倍足の速いみき子ちゃん(北又〜朝日小屋で3時間、朝日小屋〜親不知を10時間弱で駆け抜ける!)、遅足の私に付き合ってくれて、きっと疲れたことでしょう。

 両日は時々ガスも掛かりましたが、それでもビュースポットとなるポイント毎に雄大な景色を眺めることができ、秋の「大蓮華」の山々を楽しむことができました。

 朝日岳周辺の紅葉にはやはりもう少し早かったのですが、それでも至る所でナナカマドの実が赤く色付き、草紅葉も見事でした。
 全山を彩る木々の紅葉・黄葉も、もうしばらくでしょう。

 登山道を確認・点検し来シーズンの課題を見つけたり、登山者の皆さんの大変な思いを体感したり、山小屋での喜ばれる「おもてなし」は??と考えたり…。

 自分の足も、元気でした!!

 
 今日明日と、今度はテツと天神の“男組”二人が白馬岳へ出掛けています。留守番がみき子ちゃんと二人だったので、ちょっと日記を書くのが遅くなってしまいました。

 “男組”二人は、しっかり「休養」にしてあげようと思っていたのですが、「あっちの草、もう少し刈って来て!」「竹がかなり伸びていたから、ナタかカマか、ノコギリも持って行って!」と、結局用事を言い付けられてしまって(苦笑)、ちょっと可愛そうだったかしら。

 そんなこんなで…、
 小屋閉めまであと2週間となった朝日小屋です。
 

2005- 9-28 『常歩無限』

雪倉岳山頂付近から眺める、白馬岳・旭岳  手前は鉢ヶ岳  05.9.26の画像

雪倉岳山頂付近から眺める、白馬岳・旭岳  手前は鉢ヶ岳  05.9.26

 元富山県警山岳警備隊々長の谷口凱夫さんが、著書などに好んで書かれる中に、『常歩無限』という言葉があります。

 私も、とても好きな言葉です。

 
 一年に一度必ず、私が白馬岳や蓮華温泉への道、あるいは春の栂海新道を歩くのは、登山道の点検が主な目的です。また、朝日小屋へ通って下さる登山者の皆さんの気持ちを少しでも実感したいという、そんな思いからです。

 
 しかし、他にも私なりの“想い”があります。

 雪倉岳山頂付近から眺める、白馬岳や旭岳の雄姿が大好きです。

 いつもはお客様からの問い合わせのお電話では、「白馬岳から朝日岳、そして蓮華温泉へと周るコースが一般的だし、そちらの方が少し楽ですよ」とお答えしています。それぞれ実力次第ですが、実際にはそうだと思います。

 しかし、「上り」と「下り」では、見えるものや感じ方に少しですが違いがあると思っています。

 どっしりと大きな山体の雪倉岳の登りは、結構キツイです。
 でも広々としたその山頂に立って、行く手に見える白馬岳の堂々とした山容を眺めると、いつも、憧れにも似た感情とともに溜め息が漏れるのです。
 
 「これから、あの山に登るんだ!」という不思議な感情が湧いてきます。

 そして朝日小屋への帰路、所々で振り返ると、白馬岳はどっしりと大きく構えています。
 「あぁ、あんな遠くから来たんだ…」という想いと共に、「人間って、素晴らしいなぁ…」と勇気付けられます。

 
 『常歩無限』
  … 常に歩く(歩む)、限りが無い
  … 小さな歩みでも、限り無く前に進むことができる

 
 その力と勇気を貰いに、私は毎年、白馬岳へ登って来ます。

2005- 9-28 いろいろな、紅葉

鉢ヶ岳巻き道で出会った、ナナカマド   05.9.26の画像

鉢ヶ岳巻き道で出会った、ナナカマド   05.9.26

 前にも何度も書いていますが、朝日岳周辺の紅葉は本当に「値(あたい)」があると、私は思っています。
 先日の研修会の折、蓮華温泉ロッジの田原さんともお話しましたが、「鉱山道」、そして「五輪尾根の紅葉」はそれはそれは素晴らしいと、二人で頷き合いました。

 そして、北又からの恵振山周辺の紅葉、これも決して見劣りせず素敵です。

 それから、もちろん水平道も見事に色付きます。

 でも、やはり山渓や岳人には、ホント、これが載らないんですよねェ!! (半分不思議、半分呆れて)

 まぁ、『知られざる』というのが今はブームのようですから(苦笑)、『知る人ぞ、知る』というのがイイのかもしれません。

 だからこの数日、少ないながらも朝日小屋にお出でになったお客様は、本当に喜んで下さっています。

 小屋が静かで、紅葉が楽しめる…
 お客様同士の会話も弾み、お食事もゆっくり。湯豆腐のお鍋を囲んで、明日の山行に思いを馳せ…。

 10月体育の日辺りの連休が、紅葉も見頃でしょう。

 朝日小屋は小屋閉め直前で、シーズンの終わりを締め括るべく、ホッと安堵の、少し「お祭り気分」でしょうか。
 
 「ゆかりちゃん、もっともっと、紅葉が素晴らしいって書けば!!」と良く言われるのですが、それなりに毎年書いてアピールしているとは思っているのですが(苦笑・微笑)。

 紅葉を見に、ぜひお出掛け下さい。
 お待ちしています。

 

2005- 9-29 ちょっとだけ、ブルブルッと

うっすらとお化粧をして  今朝のチングルマの画像

うっすらとお化粧をして  今朝のチングルマ

 「なかなか気温が下がらない」 そんなことばかり書いていたのですが、今朝は全国的に秋晴れとなったようで、山の上では少し寒くなりました。

 早朝5時の気温は、4℃。
 
 「初氷」は未だですが、それでも今朝は木道の上にうっすら霜が付いていました。

 チングルマも赤く色付いて、その周りが薄く白くお化粧をしていました。

 こんな可愛らしい素敵な姿が見られるのも、朝陽が射し込む前、ホンの少しの間です。

 秋が深まる、山の朝。

2005- 9-29 無題

秋らしい、こんな風景にも出逢って   05.9.27   の画像

秋らしい、こんな風景にも出逢って   05.9.27   

 ただボーっと。
 青い空、それから、流れる雲を眺めているだけでも。

 山へ来た楽しみも、甲斐も、ある。

2005- 9-30 あ、た、た、た、た…

色付くオヤマソバ  雪倉岳の斜面で  05.9.27の画像

色付くオヤマソバ  雪倉岳の斜面で  05.9.27

 オヤマソバじゃないけれど、みき子ちゃんも私もすっかり“色付いて”しまいました!!(苦笑)。

 白馬岳山行は、時々ガスもかかる中、真夏の陽射しほどではないにしてもお天気に恵まれた山歩きを楽しみました。

 結果、夏の間中Gパトで毎日歩いていたみき子ちゃんでさえ、今シーズン一番日焼けをしたのではないでしょうか。

 私なんか、やっとさえ黒い顔が、なお真っ黒に!!
 「あ、た、た、た、た…」は、日に焼けて突っ張った顔が、昨日からは小鼻辺りの皮も剥けてきて。。。

 小屋閉め間近で、そろそろ髪はボサボサ、顔はどこの国の人?と言われそうなくらい真っ黒で。

 あ〜ぁ、早く髪を切りたいな!

 

2005- 9-30 小屋閉めに向けて

秋らしく  朝日岳山頂付近  05.9.27の画像

秋らしく  朝日岳山頂付近  05.9.27

 みき子ちゃんと私、テツと天神、二組交代での白馬行きも楽しんで、今日からは小屋閉めに向けて本格的に片付けが始まりました。

 一番気になるのは、やっぱり「食糧の在庫」です。
 こればかりは、この後のお客様の数次第ですので、いろいろなパターンを考えつつ、それでも毎日「朝日小屋ならではのご馳走」をさせて頂くように心掛けて仕事が進みます。

 中断していたシーツの洗濯。
 これも今日からは、いくつかのお部屋の分を残して、もう使わない大きな部屋の分の洗濯を仕上げてしまう予定です。

 そろそろ、テント場の公衆トイレも閉めてしまおうと思います。
 この数日、テント場利用の登山者の方は、連日ゼロかお一人だけ。
 朝日平のテント場は小屋のすぐ目の前なので、小屋閉めまでのテント場利用者の方には、小屋の中のトイレを利用して頂くことで対応できます。必要な方には、スリッパもお貸しして。小屋のトイレは、ペーパーも付いていますしネ。

 お天気のうちに、グリーンロープの片付けもしなくては。張ってくれたのはGパトのメンバーなのですが、片付けは小屋の仕事。

 仕事はいろいろありますが、10月3連休が終わらないと出来ない仕事もたくさんあるので、とりあえずなるべくバタバタしないようにと、打ち合わせをしました。
 (…と言いつつ、最後にドタバタするのが絶対私なので、毎年やっていても、やっぱり心配!!)

 
 少しのんびりした9月後半でしたが、今日で9月も終わり。

 秋の深まりと共に、長かったような短かったような、そんな今シーズンの終わりが少しづつ近付いています。

 

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