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咲き始めたばかりのチングルマが迎えてくれた 夕日ヶ原
今日の夕方、予定より2日遅れて、やっと小屋に戻って来ました。
先月28日の下山以来、11日ぶりです。こんなに小屋を空けていたのも初めてかもしれません。
ヘリでの荷揚げは7日、予定通りに終了することが出来ました。これで夏山ハイシーズンを迎える準備がようやく整います。
なんだかんだと用事を足していたら、北又出発が午後になってしまいましたが、一人でゆっくりと(というか、やっとかっと…)登って来ました。
長い間留守にして、アルバイトのみんなにも迷惑を掛けていましたが、これからは“社長”もガンバリマス!!!
とり急ぎ、帰って来たご報告まで。

今朝の朝日平 10日余りで、かなり雪が融けて
7日にヘリの荷揚げがありました。
今回は、約7トンのシーズン用物資が荷揚げされました。
朝日小屋は、年に2回から3回、ヘリコプターでの物輸をしています。(3回目は、秋までの物資調整として)
ヘリコプターで何トンもの荷物が運ばれてくると、それを片付けて小屋が落ち着くまでには、大概1週間近くを要します。
お陰様で今シーズンは、アルバイトのメンバーが揃っていて、“社長”が居ない間にも片付けが順調に進んでいて、有り難いことですね(微笑)。
私も、久々の小屋仕事をこなして、帰って来たことを実感しました。だって、小屋開けしてから1ヶ月になりますが、その半分以上を留守にして下にいたのですから…。
今週末のお天気が気になりますが、小屋の周りの雪融けも進んでいます。早く梅雨が明けて、本格的な夏山模様がやって来て欲しいです、ネ。

蓮華温泉方面、「吹き上げのコル」付近から下部、現在の様子 07.7.9
昨日、新潟県糸魚川市役所から連絡が入り、蓮華温泉方面の白高地沢に今年も仮橋が架かったという報告がありました。
また、未だなかなか蓮華温泉近くまでは登山道の点検に行けていない状況ですが、9日には、朝日小屋のアルバイトが「吹き上げのコル」から八兵衛平付近までを歩き、雪渓が残る箇所にベンガラでマーキングをしてきました。蓮華温泉方面では、いつも最後まで雪の残る箇所です。
上の写真を見て頂いてもお判りのように、雪は未だ例年並みに残っています。
夏道が雪で覆われている所も、あります。
「吹き上げのコル」から下部では、夏道どおりにマーキングをするとかなり急斜面になるので、少し夏道を外してベンガラを撒いてありますが、ご了承下さい。
お客様が入っていらっしゃるこの先は、なるべく雪の融け具合を確認しながら、頻繁に登山道の点検に出掛ける予定でいます。
ご質問などありましたら、直接朝日小屋にお問い合わせ下さいませ。

同じく「吹き上げのコル」から下部の様子 07.7.9
最近の報道によると、北アルプス一帯でも、2,500m以上標高のある山域では、かなり残雪があるということが報告されているようです。
朝日岳周辺ではどうでしょう。
今週末には、富山県警山岳警備隊と朝日岳方面遭対協のメンバーによる「夏山事前パトロール」が行なわれ、この朝日岳周辺については、どのルートに関してもその様子が判明する予定ですので、確実なことはその直後にお知らせしたいと思います。
ただ、朝日小屋のアルバイトが小屋の周辺の登山道を確認し、また各方面からの情報を元に判断する限りでは、朝日岳周辺だけに関して言えば、残雪は例年並みかあるいは少しだけ雪融けの速度も進んでいるような気もしています。
ただし白馬岳周辺の山域では、白馬岳もそうですし、白馬乗鞍岳や白馬鑓温泉等などでも雪は例年と比べてやや多めで、花の開花状況も例年より1週間から10日程遅れているとのこと。(本日、白馬鑓温泉からの情報)
朝日小屋前・朝日平の写真も昨日載せましたが、雪はかなり融けていったのですが、気温がなかなか上がらないからでしょうか、お花の開花もこれからといったところです。
同じ北アルプスでも、山域によって、また標高によって等など、様々な条件によって雪の残り方に差が出ているような今年の状況のようです。
入山に際しては、くれぐれも山小屋や関係機関などからの情報収集に努めて下さいますよう、お願い致します。
ちなみに、今夜の私はフリースの上着を着て、未だその上にダウンのジャケットを重ねているのですょ。

「水平道」、最近の様子 07.7.9
一昨日(9日)には、「水平道」の様子も確認に行って来ました。
上の写真は、水平道途中です。
まだまだ雪はありますが、例年の同時期に比べても決して多すぎると言うことはありません。
また雪の多かった昨年には、登山道上に“垂直の壁”が出来ている箇所などがあったのですが、今年は歩行に支障をきたすような急斜面も、今のところ見当たりません。
「水平道」が通行可能かどうかについては、この3連休前の13日朝までの様子を見ながら、通行可能かどうかの判断をしたいと思っています。
雪倉岳側の分岐地点(頂上廻りと水平道廻り)に「通行禁止」の立て看板があるかどうかを確認の上、ルートの判断をしてくださいますよう、よろしくお願い致します。

イワハゼ(別名・アカモノ) 恵振山 07.7.9
9日、北又から恵振山から夕日ヶ原のコースを一人で歩いて来ましたが、北又からのコースは、今、そしてこれからがお花の一番良い時ではないでしょうか。
上の写真は、イワハゼ。この可憐な花が、本当に今が盛りとそこここに咲いています。
6月末の下山時に咲き誇っていたオオサクラソウも、まだまだ咲いています。
ギンリョウソウ、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、ツバメオモト、ミズバショウ、サンカヨウ、キヌガサソウ、ツマトリソウ、キヌガサソウ、ミツバオウレン、ハクサンイチゲ、シラネアオイ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ…
そして夕日ヶ原に来ると、6月末には未だ余り顔を見せていなかったハクサンコザクラやチングルマもあちこちで咲き始めていて嬉しくなってしまいました。
朝日岳へ至るルートにはいくつもあって、その中で「北又コース」は地味な印象もあるのかもしれませんが、今のこの時期、なかなか白馬岳や蓮華温泉からのコースは入山が難しい(残雪の関係など)かもしれませんが、その点「北又コース」はすでに山開き登山会が終わり整備がされているということからも、歩き易くなっていると思います。
北又から恵振山の坂を、静かに、お花たちに逢いに登ってみるのもぜひお勧めです。

ガンバって…「イキテイル」 恵振山・2合目付近 07.7.9
夏山ハイシーズンを前に、アルバイトのみんなが集結。そろそろスタッフ全員(7月下旬の組を除いて)の顔ぶれが揃ったような。
毎年1回以上は朝日小屋に顔を出してくれていたチアキ。今年は、1ヶ月間の短期アルバイトを志願してくれました。大助かりです。
昨年秋、諸事情により男子アルバイトの都合がつかなくなり途方にくれていた朝日小屋に、“救世主”(!?)のように現れたカズ。
というか、テント場で無理やり「ゲット!」された彼は、昨シーズンに懲りずに今年も8月末までのアルバイトに来てくれました。
そして、タクミン。彼も、昨シーズンの最終盤に小屋を手伝ってくれた男子です。今日は、遠く秋田から遊びに来てくれました。
なんだかんだとテンヤワンヤだった昨年秋でしたが、小屋閉めまでの最後の時を、精一杯頑張ってくれた彼でした。
そんな3人が、今日は北又から入山。
永生、ひろちゃん、ミゾテ、タイガ、陽子ちゃん、はるみちゃんの6人に加え、一段と賑やかになった朝日小屋です。
20日過ぎにもう一人、7月下旬に一人、そして8月から一人、アルバイトが増える予定。
アルバイトが予定より少なくて大変な目に遭った昨シーズンでしたが、今年は大勢のお客様がいらっしゃっても「ド〜ン!!」と大丈夫なように、受け入れ態勢は準備万端整いました。(笑顔、笑顔)
一日も早く梅雨が明けて、夏の空がやって来ますように!!!

ギンリョウソウ 恵振山にて 07.6.28
連休前に登山道の点検整備をすべく、明日は富山県警山岳警備隊隊員と朝日岳方面遭対協のメンバーが、蓮華温泉〜白馬岳〜朝日岳のコースで、夏山事前パトロールに入ります。
また明後日には、北又からのメンバーも朝日小屋にて合流し、15日からは栂海新道および蓮華鉱山道のパトロールにも出発します。
また朝日小屋からは明日、水平道や蓮華温泉方面の残雪状況の確認と登山道点検に出掛ける予定でいます。
明晩、また明後日の夜以降には、各ルートの状況がお伝えできると思いますので、今しばらくお待ち下さいませ。

今日の様子…「吹き上げのコル」から蓮華温泉方面を見る
今日は、アルバイトのみんなが、小屋〜水平道分岐〜朝日岳山頂〜「吹き上げのコル」〜「五輪の森」〜「花園三角点」までを歩き、登山道の点検と整備をして来ました。
特に気になる残雪の様子ですが、上の写真を見てください。
昨年の同じ頃(7月14日付の日記)のものと比べるとよく分かるのですが、雪は順調に融けてきています。
蓮華温泉方面の、とりあえず「花園三角点」までの様子ですが、例年と比較しても雪は『多くはない』と言えるでしょう。
雪が残っている所は何箇所かあるのですが、「吹き上げのコル」から下部の箇所が一番雪渓が大きく、それ以外の箇所では雪融けがかなり早く進んでいます。
いずれにしても、雪の残った箇所では、踏み抜きや滑って転倒することに要注意です。注意深く慎重に歩くことが大切になります。

今日の、「水平道」
今日は、「水平道」の再確認も行なって来ました。
水平道を通行可能にするかどうかについては、明日白馬岳から朝日岳に向けて実施される「夏山事前パトロール」での結果を待ってからということになりました。
残雪量は、例年並みかやや少なめ、というところでしょう。
しかし『雪が残っている』ことに変わりはありませんので、通行には細心の注意が必要です。
それぞれの技量や実力によって、ルートに対する難易度の評価は違ってくると思いますが、大勢の登山者が歩かれる道ですので、何よりも安全第一を考えて登山道の整備に当たり、また情報の提供も行なっていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

「水平道」分岐地点の立て看板
お問い合わせの多い「水平道」の通行についてです。
一昨日から富山県警山岳警備隊と朝日岳方面遭対協による「夏山事前パトロール」が実施され、朝日小屋との話し合いの結果、水平道は通行出来るようになりました。
ただし、雪の量は例年並みといったところですが、残雪は未だあります。
通行については、特に
★ 踏み抜きに、要注意!
★ 木道が滑りやすくなっているので、要注意!
この先、雪がどんどん融け出します。
雪渓の先端部分が、氷状にツルツルして、滑りやすく大変危険になります。
薄くなった部分は、安易に乗ると踏み抜く可能性大です。
残雪の上の通行、及び濡れた木道の通過は、くれぐれも慎重に願います。

7月9日時点の、水平道の様子
水平道には、V字の沢状になっている登山道が約2箇所あります。上の写真を見てもお判りでしょうか。
下から見ると、足下が「ガラ場」になっているのが分かるのですが、上から下りて来ると案外不注意に歩いてしまうのです。
雪を踏み抜いた時には危険な場合もありますので、特に慎重に歩いて頂きたいと思います。

注意喚起のための、立て看板
こうやっていろいろ書くと、不安がられる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、水平道の通行は可能ですし、あくまで注意喚起という点からの書き込みです。
薄くなった融けがけの雪の上を、『不用意』に歩いてしまうことが、危険な事故に繋がります。
特に、大勢で話をしながら等などの場合には、注意力は散漫になりがちです。
体重に荷物の重量を加えると、一人最低でも50キロ以上、重い場合には100キロ近くなるはずです。
10人歩けば、もしかしたら1トンもの加重が掛かることになります。
雨や晴れの日が続き、薄くなった雪は耐え切れず「スト〜ン!!」と抜け落ちるのです。
リーダーやサブリーダーで先頭を歩かれる方は、特に慎重に願いたいものです。
「安全の中に、危険がある」のではなく、
『危険の中に、安全がある!!!』
先日のある会合で、言われた言葉です。
小屋でも、この先何度も登山道の点検に出掛けますが、くれぐれも、それぞれの責任と力量での判断をよろしくお願い致します。

花に淡い紅色の縁どりが無いが。。。これは、ツマトリソウ 恵振山 07.7.9
シーズン初めとしては、なんとも「不完全燃焼」。
昨日今日と、台風の影響をもろに受けて、キャンセル続出。
せっかくの3連休でご予約も戴き、意気込んでいただけに、ガックリ。
災害に遭われた地域・方々のことを思えば、と考えるのだけれど、ふと、昨年7月のアノ『悪夢』が頭を過ぎる。。。
せっかく早々と集まってくれたアルバイトのみんなも、そして私も、毎日毎日お客様の顔を見ずに(シュミレーションだけ)、雑務(と言いつつも、忙しくなる日々を見越しての仕事だけど)を延々とこなす。
台風一過で、梅雨も明けてくれたら…願うのみ。

今日の様子 「吹き上げのコル」から蓮華温泉方向 photo by Mizo
一昨日も蓮華温泉方面の登山道の確認に出掛けているのですが、どうも雪の融け具合も進んでいるとのことです。
今日の午前中も、県警山岳警備隊と朝日岳方面遭対協のパトロール隊と合同で、小屋からも男子2名が出て、雪渓の状況を確認に行って来ました。
一番気になる「吹き上げのコル」から下の蓮華温泉方面ですが、当初は登山道を離れて『高巻き』をするようなベンガラの撒き方をしていたのですが、そろそろ夏道も所々現れてきましたので、なるべく夏道に沿うようにベンガラを撒き直してきました。
ですから、高巻きも大丈夫ですし、夏道通りの歩き方も可能です。
晴れていて、遠目にも目標地点やマーキングがはっきり確認できると良いのですが、ガスが濃いと次のベンガラを頼りに歩くことにもなりそうですね。
夏道通りに歩くと、未だ少し急な斜面に感じられるかもしれませんが、今日はステップも切ってきましたので、慎重に歩けばそれ程問題は無いと思います。
もうしばらくの間は、頻繁に登山道の点検に向かわなければいけません。

三国境付近から見る、鉢ヶ岳、雪倉岳、そして遠く朝日岳 07.7.14 photo by Mizo
この地震による登山道の崩壊などの影響は、朝日岳周辺については、現時点では全くありません。
今日の午前10時過ぎ、大きな地震がありました。
ちょうど午前の休憩中で、小屋の中でお茶を飲んでいた私たちでしたが、ビックリするくらいの揺れを感じました。
幸い、棚の物が落下したり等の被害も一切ありませんでした。
また今日は、白馬岳から、そして蓮華温泉からのお客様がありましたが、登山道に何らかの被害があったということはないようです。
また夏山パトロール隊は、栂海新道と蓮華温泉の2隊に分かれて行動していたのですが、それぞれは地震が発生したことすら知らずに、無事に下山したとの報告がありました。登山道には全く被害は無かったようです。
台風に続いての、地震。。。
もうすでに、小屋のご予約にも影響が。。。
被害に遭われた地域と関係の皆様には、心からお見舞い申し上げます。
一刻も早い復旧がされますように。。。
夏山ハイシーズンを目前に、気掛かりが多過ぎます。。。
上の写真は、三国境からの眺望です。夏山パトロールに小屋を“代表して”参加したMizoが撮影して来てくれました。
こんな素敵な山の風景を、大勢の皆さんに見て頂きたいです。そんな想いでいっぱいです。

台風4号にも負けず、栂海新道に向けていざ出発!! 07.7.15
13日から行なわれていた、富山県警山岳警備隊と朝日岳方面遭対協の「夏山事前パトロール」が昨日、無事にその任務を終えました。
朝日小屋から栂海新道に向けて同行していた二人の男子アルバイトも、15日は栂海山荘泊、昨晩は北又小屋に泊まり、今日はボッカをしながら無事に小屋に戻って来ました。
栂海新道の途中では、残雪の箇所にはベンガラでマーキングをし、倒木の処理をしたりの作業をしながらの行程だったようですが、パトロールは無事に完了しました。
『栂海新道』は、新潟県と富山県を歩きながら、朝日岳から海抜0mの日本海・親不知に抜ける、壮大なロマン溢れるコースです。
しかし、岳人憧れのルートであると同時に、朝日小屋を出発してもそれからあと丸2日間、連日8時間以上を歩き通さなければいけない『ハード』なコースでもあります。
栂海新道を目指す皆様方には、入念な準備をした上で、何より体調を整え、ぜひ気力を充実させて臨んでくださいますようお願いします。

ハクサンイチゲ 今日の夕暮れ時、小屋の横で
夏の始まりには、白い清楚な花が良く似合います。
もうこれで、何日も外で休憩をしたりお茶をしたり、お散歩をしたりということがありません。
お天気が悪いと、小屋の中ばかり。
早く梅雨が明ければいいですネ。
夕方、久し振りに外に出て写真を撮ってみようかなと思いました。
ハクサンイチゲが綺麗です。
朝日平を彩るチングルマやハクサンコザクラも、可愛い花を咲かせています。
昨年は一本も咲かなかったコバイケイソウですが、今年はまたあちこちで咲き出しています。
本当に、夏の空が待ち遠しいですね。

今日の“怪しい”二人…はるみちゃんとなつみちゃん
昨日お泊りのお客様は、淋しくゼロ。。。
お客様がいらっしゃらないので、当然朝食の準備は自分たちの分だけ。
それでも今朝もアルバイトのみんなは、早番は5時、遅番は6時起きでした。
朝食を食べた後は、恒例のラジオ体操。
それからはみんな、今日も一日ガンバリマシタ!!
上の写真のはるみちゃんとなつみちゃんは、怪しい姿で、一日お掃除をしてくれました。それも地下で。。。
平日ということもあり、一般のお客様がいらっしゃらないので、みんな「今しか出来ないこと!」に精を出してくれました。
「厨房組」はお惣菜作り。
「大工さん組」は、それなりに。
「掃除組」は、とある場所の大掃除。
そしてゆかりは、殆ど電話番と雑用。
今日は、測量会社の皆さんが登山道整備関係の仕事でお見えです。しばらく連泊なので、ちょっとお食事にも気を配ったりして。
週末にはご予約もあり、そろそろ賑やかになり始めることでしょう。頑張らなくっちゃ!!!

シナノキンバイ 朝日平、公衆トイレの前で
いろいろな意味で、今年は朝日小屋にとって『改革元年』でしょうか。
私の管理人生活も、今年で7シーズン目。今頃になってようやく、(少しづつと言っては遅いのですが)またひとつ分かり始めてきたように思います。
今年はお陰様で、アルバイトのみんなも、人数的にもメンバー的にも、恵まれたシーズンになりそうです。
というわけで、今年はいろいろと「改革」や「整備」「手直し」といったことに取り組んでいるところで、お客様こそまだまだ少ないのですが、毎日することだらけ。
超多忙な日々を前に、準備に余念の無い朝日小屋です。(微笑)

今朝の雪倉岳、白馬岳、旭岳 朝日平から
今日は、朝方晴れ間ののぞくお天気でした。
一日安定した好天ではありませんでしたが、それでも久し振りに外で休憩も出来たし、霧雨の中お昼ごはんも外で食べることが出来ました。(…よほど、外が恋しかった)
週末のお天気が気になります。
お問い合わせを頂いていますが、この「新潟県中越沖地震」の影響は、朝日岳周辺については、全くありませんので、ご安心くださいませ。
また台風4号の影響も無く、林道や登山道についての被害は出ておりません。
北アルプスの他の山小屋さんのホームページもいろいろと見ていますが、どこも地震の影響は出ていないようです。
「風評被害」が気になると言っている関係者もありますが、本当に登山道その他には被害が出ていませんので、ぜひぜひ高山植物の咲き誇る夏の朝日岳においでくださいませ。

今日の「水平道」 登山道脇には、咲き出したばかりのミズバショウ
雪融けはどんどん進んでいるのですが、如何せん、ここのところのお天気は曇り空や雨模様が続いていましたので、なかなか気温が上がりませんでした。日中でも、10℃〜12℃くらい。
それだからでしょう、少し遅れていたように感じていた花たちの開花ですが、7月下旬近くになってようやくそれも進んできたように思います。
小屋の周りでは、ぽつりぽつりと咲き出していたチングルマが、ようやくお花畑になって朝日平を彩り始めました。
今日もアルバイトの男子たちが水平道の点検に出掛けたのですが、雪融けの速さに驚いていました。
今日は平日でお客様は一ケタですが、それでも水平道を通ってこられた60歳代の女性二人組もいらっしゃいました。
「水平道」は歩けます。
雪もテンポを速めて融けています。
決して通れないと言うことはありません。
『注意して』『慎重に』通行しながらも、咲き出したばかりの花たちとの出逢いを楽しんでくださいませ。

今日の様子、吹き上げのコル〜八兵衛平 雪融けはテンポを速めています
雪に対する慣れの度合い、雪上の歩行の技術については、各人様々です。
朝日岳への登山道には、未だ雪は残っています。がしかし、歩けないようなことは決してありません。
キックステップで上手に歩ける、あるいはストックなどでバランスを取りながら上手く歩ける、ということであれば、アイゼン無しで歩く方ももちろんいらっしゃいます。
しかし、雪上の歩行に不安があるのであれば、少々重くなるのは覚悟でアイゼンの携行が必要でしょう。
登山者の皆さんには、いろいろと正確な情報を収集し参考にして頂きたいと思い、写真もなるべく多く掲載しています。
決して、不安を煽るためではありません。
必要不可欠な装備は、担ぐべきです。
その的確で正確な判断を、ぜひご自分でなされるように。
その為にも、写真を載せているのです。
よろしくお願い致します。

ミヤマダイモンジソウ 小屋のすぐ前
他の山小屋さんのホームページを、時々覗かせてもらっています(微笑)。いろいろな山小屋さんのホームページが、みんなとても上手く出来ていて、楽しく読ませてもらっているのです。
興味を持って、あるいは参考になると思ってよく読んでいるのは、冷池山荘・種池山荘・新越山荘を経営していらっしゃる柏原さんのホームページ。
柏原さんとは、おなじヘリコプター会社を使って物輸をしているという関係からか、山小屋組合の会議などに出席すると何となく声を掛けて頂きます(微笑)。
昨日の柏原さんのホームページ、「何処も一緒だなぁ…」と思いながら、読ませてもらいました。
小屋明けしてかなり日数が経ち、お客様を迎え入れる準備はもうすでに万端整っているのに、お天気が今ひとつの毎日。。。
海の日の3連休の、悲惨だったコト。。。
他の山小屋さんもいろいろ大変、同じなんだ、私も頑張らなくっちゃ。。。
などなど。。。
ぜひ一度、柏原さんのホームページ『鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳へ行こう』をご覧になってみられたら。
写真も豊富に載せていらっしゃいますょ。
ただ思うのは…、
こんなに毎日私が日記を書けているということは…そう、お客様が少ないからなんです。日記を書く余裕があるということ、つまりヒマ…(苦笑と涙)

雲海、そして夕照 07.7.23
せっかく調子良く書いていた日記でしたが、やはり週末になったり、今週末以降の諸々の準備を進める中で、何日かお休みせざるを得ない状況で申し訳ありませんでした。
海の日の連休に続き、先週末も全くの「肩透かし」状態で、またお天気の悪い平日が続き、“社長”としてはいろいろと苦しい毎日が続いています。昨夏7月の悪夢を思い出すばかり。。。
日記が書けなかったのは、お客様がワンサカ大勢いらっしゃって忙しかったのではなく(苦笑)、雨が降る中でもおいで下さった数少ないお客様の対応に少々時間を割いていたから。
お問い合わせやご予約のお電話は、順調に頂いていますが、皆さんやはりお天気の模様眺めといったところでしょうか。
上の写真は昨日、本当に何日振りかで見た夕焼け。
このまま梅雨が明けてくれるのを、期待するばかりですね。

今朝の朝日平から チングルマが満開です!!
今朝は、眩しいくらいに太陽が燦燦と降り注ぎ、ようやく「夏」を感じています。
朝日平では、チングルマが満開です。
でも実は、まだまだこれから!!…です。
夏の山には、やっぱり眩しい青空が似合います。

今朝の朝日平 木道から雪が消えました!!
このところは、毎日目まぐるしく変わるお天気で、なかなか予定が立てられない登山者の皆様、そしてお客様をお迎えすべく準備をして待っている山小屋関係者共々、落ち着かない日々が続いています。
今朝もちょうど皆様の出発時間帯には小雨が降っていて、一時はどうなることやらと思ったのですが、午前中から青空が広がってきて、久し振りに外に出たアルバイトのみんなや私も、身も心も「爽やかぁ〜!」
台風5号の動きも気になりますが、少し西に逸れていって、「直撃はないでしょう!」と“楽観的予想”をさせてもらっています。
まだまだこれからが本番!、の朝日岳周辺です。

頑張ってくれているスタッフ、勢ぞろい!! 07.7.30
笑顔が爽やかなアルバイトのみんな、デス。
「社長」に叱咤激励、時に叱責も受けながら(!?)、でも本当によく頑張ってくれています。
先週末の忙しさも、彼らに助けられて乗り切ることが出来ました。本当に有難う。
アルバイトのみんな、週末にお手伝いに来てくれた元バイトや常連さん、グリーンパトロールのみんな、そして私の娘たちです。

左から、母(私)、三女・かなえ、次女・はるか、四女・結 07.7.30
先週末は、もしかしたら今シーズン一番の混雑になるかもしれないということで、娘たちも応援に登って来てくれました。
幼子のいる長女は、いろいろと下での雑用を引き受けてくれています。
双子の次女と三女は、それぞれ仕事に就いていますが、休暇を取って来てくれました。
大学生の四女も、「体力が無くなっている。。。」とかブツブツ言いながらも、1週間近く居てくれました。
母も、やっぱり頑張らなくっちゃ!!

今朝の小屋周りで、ミヤマキンポウゲ
どうやら、昨夏と一緒のパターンのようですねぇ…。
昨シーズンもそうだったのですが…
今も、「朝日岳周辺のお花はとても素晴らしいですね」と毎日のようにお客様は感激して下さっています。
しかし正直言って、『まだまだ、これから!!!』…だと思っています。
この7月の状態はと言えば、
「梅雨寒」の毎日が、ずっと続いていました。今朝でも気温は9℃しかありませんでした。日中でも12℃程までしか上がらない毎日。
雨の日も続いたのですが、寒い雨だったので、思ったほど雪が融けませんでした。
(通行に支障はありませんから、くれぐれもご安心を!)
また、日照が極端に少ない毎日でした。
そのような条件が重なったからでしょう、当初思ったほど雪融けが進まない中、お花たちの開花も遅れ気味です。そういった点では、全く昨シーズンと同じ様相で推移していると思います。
ですから、お花の見頃は本当にこれからです。
当初は、7月最週末(28・29日)がお花の最盛期だろうという予想からご予約も一番多かったのですが、昨年同様8月もかなり遅くまでお花が楽しめそうです。
週末もよいのですが、もし可能なら、少し静かな平日の朝日岳と朝日小屋を堪能されたら如何でしょう。
お待ちしております。

朝陽の中でハクサンコザクラ 朝日岳をバックに 07.7.31
いくら目の前にパソコンがあっても、やはりなかなか書けませんでした。楽しみにして下さっている皆さん、すみませんでした。
24日以降、25〜26日には地元の朝日中学校の2年生があの雨の中を集団登山で登って来ました。本当にガンバリマシタね!
そして27〜29日までは、週末で結構混みました。もしかしたら、今シーズン一番の大入りだったのではないでしょうか。
そのドタバタと、ちょっとの“お疲れ”が昨日まで尾を引いてしまいました。
でも今日は朝方の雨も上がって青空が広がったので、「さぁ、写真を撮ってくるからネ!」と、アルバイトの子に電話番もお願いして、久し振りにデジカメ片手にウロウロしましたょ(微笑)。
やっぱり、青空の見えるお天気、そして何よりも可憐な花たちの咲き誇る様子が、朝日岳には似合います。

ミヤマアズマギクも、可愛らしい花を咲かせ始めました 今朝の朝日平
実は昨年の7月は、散々この日記でもゆかりの「嘆き節」を書いた通り、本当にお天気が悪くて、営業的には最悪の入り込みでした。
ところが昨年は、8月になると、一旦7月にキャンセルされたお客様たち、特に少人数のグループの方々の出足が毎日好調でした。
お花も8月になって一気に花開き始めた感がありましたし、8月いっぱいはずっと楽しむことが出来、また8月末には夏の花と秋の花たちが混在して見られるということで、お客様たちは大喜びされていました。
お夕食の席割りをしていても、1人・2人・3人と、あるいは5名様以下のグループの多かったこと、本当にビックリしました。
少人数の場合は、やはり予定の変更もし易いのでしょう。大勢のグループやガイドツアーの場合と違って、「小回り」の利くのがいいですね。
昨年のそんな様子を見ていると、(ちょっと言い方に語弊があるかもしれませんが、誤解しないで下さいね)
やっぱり山小屋は、平日が一番!!!
…と思います。
どうか平日の山行が可能な皆様、花を楽しみながらのゆっくりした山旅を楽しんでみられませんか!?