雪倉岳避難小屋
2016-04-29
- 雪倉岳避難小屋は、緊急避難時以外は、宿泊できません!!
- 通常の営業小屋では、ありません!!
- 期間中は、時に管理者を置いたり、周辺パトロールも実施します。
- 雪倉岳避難小屋は、白馬岳~朝日岳~蓮華温泉の間での『緊急避難用』として富山県により建設され、朝日小屋が管理を委託されている小屋です。
トイレはありますが、汲み取り式となっており、維持管理に資金も労力も必要です。また、当然ながら寝具もありませんし、自炊設備はなく、取水も残雪期に限られています。
時々、小屋の周りにゴミを放置して行かれるケースもありますが、そのゴミは、朝日小屋が回収しているのです。水を汲み上げてトイレを掃除するのも、朝日小屋関係者が担当しています。
近年、まれに雪倉岳避難小屋を宿泊施設のように錯覚し、当初より宿泊の計画をして来られる登山者がおられますが、絶対にやめてください。
過去には、緊急避難として使用するはずの登山者が、すでに宿泊を決め込んだ先客に迷惑を被った事例も見受けられました。
また、宿泊目的の登山者が増えても、維持管理上、営業小屋のような対応は出来ませんし、『小屋が荒れる』ばかりです。
特に、雪倉岳避難小屋の周辺は『特別保護地域』に指定されており、小屋の周りでテントを張ることも、固く禁じられております。
中には、「営業小屋に泊まると、お金が掛かるから」「私の足では、朝日小屋まで行けないから」などの勝手な理由による場合や、国立公園内でのテント指定地を認知していない登山者などにより、初めから避難小屋に宿泊の予定で行程を組まれる不心得な方もおられて、対応に苦慮しております。
雪倉岳避難小屋は、あくまで避難小屋です。
事情に適った利用の仕方をしてくださいますよう、よろしくお願い致します。
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