北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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「北アルプスゴールデンルート」ミニ・フォーラム in 朝日町

2002-12-09

あさひコミュニティホール アゼリアにて   02.12.7

 あさひコミュニティホール アゼリアにて   02.12.7

 7日(土)、「北アルプスゴールデンルート」のミニ・フォーラムが朝日町のアゼリアで開かれました。
 「北アルプスゴールデンルート」とは、富山商工会議所などが提唱する富山〜糸魚川〜大町・松本〜高山を結ぶ長さ約360†の、まさに北アルプスをぐるりと一周する沿線の呼び名だそうです(…私も、今回初めてその名称を知りました)。
 私も昨年管理人になってから、公私共に、山小屋関係の繋がりやまた他の山を歩くにしても、これまであまり意識していなかった北アルプスに関係する4県との結びつきを強く感じる機会が多くなりましたので、今回は要請があり初めて参加することになりました。
 岐阜・長野・新潟・富山の沿線4県から、観光ボランティアやまちづくり団体などの関係者約60名以上が参加し、それぞれの地域の特徴や活動内容を報告したり、また今後ルート沿いの特産品や食文化、祭りなどの伝統文化や温泉などの魅力ある観光資源をお互いに理解し、同ルートのPRへ連携を強めていくことなどを話し合いました。
 6つのグループに分かれて意見交換をしたのですが、私のテーブルには新潟県から「越後いといがわ塩の道を歩く会」や糸魚川の民話を発掘し語り継いでいるグループの皆さん、岐阜県からは古川町などでまちづくりのNPOを立ち上げ奮闘する「木の国ふるさとづくりの会」の皆さん、富山市の観光ボランティアで頑張っていらっしゃる方、魚津の蜃気楼研究会の会長さん、そして地元朝日町からガイドグループの皆さん等など、元気いっぱいの面々が勢揃い。
 朝日小屋は「観光」の中では山小屋という特殊な条件の下にありますが、北アルプスの最北端で、アルプスと日本海を繋ぐ特別の意味合いを持つ山小屋ですから、これからもいろいろと考えていきたい課題もあり、皆さんとの交流は大変有意義なものがありました。
 また、人と人との交流を大切にし、地方の文化と同時にその土地の温かい人情をぜひ伝えたいと奮闘していらっしゃる皆さんの熱意と、「自分が住む土地を知り、何より自分が愉しんで他人をもてなしている」とおっしゃる皆さんのパワーに、今回は私も元気をもらって来ました。