「日記」
2004-01-26

久し振りの登場! 我が家の愛犬・隼(はやと) 家の玄関で
隼の犬小屋の上に、納屋の屋根雪がドドッと落ちてきます。その音にビックリする姿が可哀相だと、昨日の夜から家の玄関に“避難”(苦笑)。
小学生や中学生の頃、可愛らしい日記帳を見つけて買って来ては「ずっと書き続ける」つもりで日記を書き始めました。結局は“三日坊主”で終わることばかりでしたが。
きっかけや書き始めはいろいろで、ふっと思いついた時だったり、新学期の初めの頃や元日の朝だったり、嬉しいことや悲しいことがあった時、それから大切な“恋”に出逢った時だったり。それぞれ何かを心に秘めた時が多かったように思います。
でもなかなか長続きはしないもので、後から読み返して顔を赤くして止めてしまったり、言い訳をしながら書かなくなったり、決心の割にはただ何となく面倒くさくなってしまったり。
2001年2月末から書き始めた朝日小屋の「管理人日記」は、もうすぐ丸3年を迎えようとしています。
時々古い日記を読み返してみることもありますが、それは時に私自身の備忘録だったりひとり言だったり。読んでくださる方々を意識しながら書く場合もあれば、全く自分自身の気持ちだけを見つめながら書いていることもあります。
03年のシーズン中の日記については、山小屋管理人としての自分の中の様々な“揺れ”が投影されている内容や、それまでの文章と比べてもどちらかといえば弾むような「溌剌さ」に少々欠けているような文体、当り障りのない中味などが目立ったのかな、と思ったりします。
03 年シーズンは諸々あって、いろいろな考えを持った沢山の方々が私の日記を読んでくださっているのだということを改めて認識し、「書くこと」「人に読まれること」の『難しさ』『怖さ』などに自分自身が気付かされたこともありましたし、当然それによって文章が書けないこともありました。
何処まで私生活を書いたらいいのか、そんなに書かなくてもと言われたこともありました。私自身の“公・私”の人間関係にまで、興味と関心を持たれているのだなというのも実感しました。
北アルプスの北の端、小さな山小屋のただの管理人のはずが、「有名な」という形容で呼ばれることに抵抗を感じ、それがHPの立ち上げと「日記」を書いていることに起因しているからかと悩んだこともありました。
『素直に』というポリシーを大事にしていただけのつもりが、そのこと故に苦しくなってしまったり、深く悩んでしまったり。
ただ、私自身は決して「書くこと」が嫌いではありません。やはりどちらかと言えば好きなのだと思います。
そして、それ以上に『山小屋の管理人の仕事が、好きでたまらない』ということも事実なのです。
だから、自分ではきっとこの「管理人日記」は続いていくだろうと思っています。止めようとか、止めたいとか考えたことはないのです。12月のスランプをそれなりに乗り越え、いろいろありながらもまた前を向く姿勢が出てきたという確信があるので、そう考えられるようになったのでしょう。
私は、自分の「日記」がとても愛しいなぁと思い始めています。
だからきっとこれからも書き続けようと、今日は取り留めもなく、ふっとそんなことを思いました。
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