北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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あぁ。。。やっぱり私は、私

2006-03-24

八畳間を占領しているマリンバ、解体してそれぞれカバーとなる袋に詰めてあるところの画像

八畳間を占領しているマリンバ、解体してそれぞれカバーとなる袋に詰めてあるところ

 もう2週間近く、『銀行印』が見当たらないと大騒ぎ。

 「大事だから、だからここへ!」
 「すぐ使うから、ちょっとの間置いておくだけ!」
 「あとから、すぐ片付けるから!」

 どんな状況で、どんな様子で、一体どこへやったのか…。それが分かれば、そこにあるって!!

 ちょこちょこっと捜してみたけれど、見つからない。
 そうこうしているうちに、どうしても銀行印が必要に。切羽詰ってきた。
 
 「改印の手続きしたら、きっと出てくるって。そんなもんょ」なんて、他人様の言葉を頼みに、今日は朝から銀行へ。
 でも、紛失しての改印だから、窓口ですぐにというわけにはいかないらしい。早くても月曜日にならないと、手続きを終えてお金を下ろすことは不可能だと言われた。トホホ。

 用事を足して家に帰り着き、3時近くになってようやくお昼ご飯。やれやれ。

 「ちょっと、部屋も片付けようっと。あれもこれも、そのままだし」

 7日に行われた山小屋協会の総会の後も、その時の配布文書やら何やらが、袋に詰め込まれたままだった。

 あれもこれも、とひっくり返していた。
 パンパンに膨らんだペンケース。
 ファスナーを開けて、ビックリ!!!
 出て来ました、「銀行印」。

 ペンケースの中に、印鑑を入れたことなんて、今まで一度も無かったのに。

 あ〜ぁ、相変わらず“おっちょこちょい”

 結果、月曜日に「改印」の正式な届けをしに銀行の窓口に出向き、その場で再度「元の印に戻してもらう」手続きをしてもらうというコトが必要となるようだ。

 まっ、ハンコが出て来たから、全てヨシか…!!!
  

土〜日曜日は、テン泊山行へ

2006-03-24

1年半近く押入れに眠ったままだった、ゴアテックスのテント   明日、初お目見えとなるの画像

1年半近く押入れに眠ったままだった、ゴアテックスのテント   明日、初お目見えとなる

 急遽決まった、大地〜初雪山。

 1月末に大地へ登り、目の前に迫る初雪山の雄姿に、一昨年3月以来行ってないこともあって、どうしても残されたチャンスにあの稜線を歩きたくなりました。

 写真のテントは、実は一昨年秋に購入したのだけれど、いろいろあって使うチャンスを逃していたのです。ずっと押入れの中でした。
 一度も広げてもいなかったので、夕方慌てて点検しました。

 明日・明後日はお天気も良さそうなので、快適な稜線漫歩が期待できるかな。

 帰ってからの報告を、待っていてください。

行って来ました!!…夢創塾〜大地〜初雪山

2006-03-26

猛烈な突風の中で記念撮影、初雪山山頂にて  左からイッちゃん、シブちゃん、私、シュンちゃんの画像

猛烈な突風の中で記念撮影、初雪山山頂にて  左からイッちゃん、シブちゃん、私、シュンちゃん

 週末のテント泊山行から、夕方無事に戻りました。

 重い荷物を背負っての山歩きは、結構疲れましたが、心地よい「満足感」と充分すぎるほどの「達成感」でいっぱいです。

 昨日は、抜けるような青空の下、春の山を満喫しました。富山平野を一望するテン場では、夕陽が沈んで街の灯りがキラキラ輝き、満天の星空を眺めることが出来ました。

 今日は、もう少しお天気に恵まれるかと思いきや、やや春霞のかかったような生憎の空ではありましたが、谷から吹き上げる強風・突風に悩まされながらも、大地〜初雪山の稜線を歩くことが出来ました。

 夢創塾〜大地〜初雪山、行って来て本当に良かったです。

眠たくて、思考能力ゼロ。。。

2006-03-29

富山湾の向こう側、日本海に沈む夕陽   大地手前のテント場から   06.3.25  の画像

富山湾の向こう側、日本海に沈む夕陽   大地手前のテント場から   06.3.25  

 ちょっと(!?)夜更かしをしてしまって、ただただ眠い。
 今日はどうしても日記を書かなくては、と思いつつも、思考回路が働かない。

 昨晩は、焼き鳥屋さんに2時間半、カラオケボックスで歌いっ放しで3時間、〆のラーメン屋さんで約1時間。
 
 そんなに飲めないので、最初の焼き鳥屋さんで生ビール中ジョッキ1杯と梅酒を少々飲んだだけで、あとはお茶などのソフトドリンクをがぶがぶ。お腹はパンパンだった。ふう〜ぅ。

 眠たいわけだ。
 
 でも、今日の夜は会議もあったし、眠いなんて言っていられなかった。

 いい時間だった。
 飲んだりカラオケを歌ったのが、そうだったのではなく、何となく。

 焼き鳥屋さんで、隣に座った見知らぬ二人の若いお兄さんがこちらの話に加わって来て、「山」の話で大いに盛り上がった。

 お酒を持って朝日小屋に来てくれるって言ってたけど、本当だったら嬉しいナ。

ちょっと憧れる…

2006-03-29

夜明け前  初雪山の向こうから朝陽が昇る   06.3.26  の画像

夜明け前  初雪山の向こうから朝陽が昇る   06.3.26  

 居酒屋さんとか焼き鳥屋さんの、「カウンター」でお酒を飲む場面に、何となく憧れる。

 チェーン店の居酒屋も気軽でいいのだろうけど、そうでない飲み屋さんでのそんな場面は、何となく「オヤジっぽい」雰囲気がイイなぁ。

 学校を出て来てすぐに家庭に入った私には、OLの経験も無いし、子育てが始まってずっと忙しかったので、やっとこの頃、たまには外にお酒を飲みに出られるようになった。(女の人は、誰でも同じようにそうかもしれないけど) 
 
 特にお酒が大好きなわけでは無いし、とても安上がりでコップ一杯のビールで顔が真っ赤になるけれど、やっぱり雰囲気。大人になったようで(…苦笑)。

 居酒屋や焼き鳥屋のカウンターで飲むなんて、なかなかそんな機会はないけれど、今でもやっぱりそんなシーンに憧れる…。

 あと、おでん屋さんもいいな。

料理

2006-03-30

大地のテン場で食べさせてもらった、春巻きの皮で作る「簡単ピザ」  堀シェフ作  06.3.26の画像

大地のテン場で食べさせてもらった、春巻きの皮で作る「簡単ピザ」  堀シェフ作  06.3.26

 栗原はるみさんという料理研究家(!?)を、ご存知ですか?

 私が初めてこの方の名前を知ったのは、“週末従業員”ひろみちゃんの家。
 栗原さんが書かれた本が、そこら辺に置いてあって。
 
 本は、料理の中身もさることながら、読んでいて「すごく幸せな気持ち」にさせてくれるし、「生活の潤い感」のヒントをもらえるような、そんな気がします。
 
 栗原さんの本には、誰かに美味しい料理を作ってあげたい!っていう気にさせてくれる、不思議な力があるようです。

 『愛情』が感じられるんです。ひとつひとつの料理にも、器にも、それから文章にも、短いコメントにも。
 飾らないというか、普通なんです。

 笑顔が、とってもステキ。とっても楽しそう。

 
 …上の写真は、初雪山から下山して来た私たちに、日帰りで大地へ登って来て合流した堀シェフが作って食べさせてくれた“絶品の味!”です。
 ピザソースはもちろん手作りだし、私たちに食べさせる為に重い材料を担いで来てくれました。

 堀シェフの料理には、いつも愛情がたっぷり込められています。優しさがいっぱい詰まっています。

 いつかアルバイトの子たちに言った言葉、『料理は、愛情とタイミング』。
 …忘れてはいけないな。

来客の多い日だった。

2006-03-30

夕照の中、静寂のテント場  大地手前・980m地点近く  06.3.25の画像

夕照の中、静寂のテント場  大地手前・980m地点近く  06.3.25

 今日は、朝から来客の多い一日でした。

 午前中、入善署に異動になった山岳警備隊員の皆さんが挨拶に来られました。
 
(また後日、この日記でも紹介しますが)
 
 今回、平野分隊長が異動になりました。
 そして、魚津署から丸山分隊長、上市署から黒川隊員が入善署に異動となりました。
 
 今シーズンからは、異動のなかった谷口隊員と合わせて、朝日岳方面担当の山岳警備隊員は、これまでの2人体制から3人体制へと増員となったわけです。

 午後からも、次々とお客様。

 コーヒーを入れ続けた、そんな一日でした。

今日で3月も終わり

2006-03-31

次女の看護学校卒業式。先日、お陰様で国家試験にも合格し晴れて看護師に  06.3.3の画像

次女の看護学校卒業式。先日、お陰様で国家試験にも合格し晴れて看護師に  06.3.3

 今日で3月も終わり。
 本当に、本当にあっという間に駆け抜けた31日間でした。

 3月7日に行われた山小屋協会の総会を中心にして、忙しい毎日が続きました。

 総会準備の追い込みの中で、3月3日には次女の看護学校の卒業式に出席。娘の晴れ姿と、いろいろあった3年間を思い出して、胸がいっぱいになりました。
 何度も通った松本にもお別れかと思うと、寂しさが募りました。

 一泊して帰って来てからは、7日の総会に向けて準備も最終段階。
 最後の最後、前日の夕方になっても出席者に変更があったり、来賓の予定が決まらなかったり。当日までドタバタしました。
 今まで他の組合が担当の年には、まるで「旅行」気分で総会に出席していたのに、いざ自分たちが責任を持って初めて、準備がこれ程大変だったのかと思い知らされました。

 一泊での総会も終わり、ホッとしました。疲れも少しあったように思います。

 そんな中、10日には山小屋関係でご不幸がありお葬式に参列。立山町まで行ったので、半日がかりでした。

 11〜12日には、朝日岳方面遭対協の春山訓練。
 黒菱山周辺で、残雪の中雪洞を掘っての一泊訓練でしたが、2日目には“春の嵐”に見舞われ山では吹雪で視界が悪く、厳しい訓練となりました。

 13日からの週には、総会の慰労会やら、ある送別会等などで、私には珍しく深夜までの飲み会が続き、楽しかったけど、でもチョッと“タイヘン!”でした。

 でも、忙しい忙しいと言いつつ、実は15日には半日でしたがスキーにも行って来ました。
 たしか4年振りくらいになるスキーは、抜けるような晴天に恵まれ、“それなりに”身体も覚えていて、心地良い疲れで満足しました。
 
 20日には、環境省や富山県など関係機関との会合。登山道等の環境整備についての意見交換会でした。

 21日には、千石城山へ。
 仕事も頑張ったつもりだったけど、「飲み過ぎ」「遊び過ぎ」の身体には、最初の林道歩きが思いのほか辛かったけど、楽しい山歩きとなりました。

 末娘に付き合ったり雑用をこなしたりしながらの毎日はあっという間に過ぎてしまい、気が付いたら月末に突入!

 25〜26日の週末は、重いザックを背負いながらも、念願の大地から初雪山へのテント泊。

 28日は、“例の”飲み会。

 29日夜は、大蓮華山保勝会の役員会。

 
 山小屋協会の総会では、準備の他に、当然ながら「後始末」(!?)にも少し関わり、ようやく次年度担当の立山山荘協同組合さんにバトンタッチすることができました。
 最終的には、20日過ぎまでそんなことで宇奈月町まで何度か出掛けていました。

 日記も気になりながら、途中で全く書けなくなってしまい、皆さんにご心配をお掛けしてしまいました。

 でもでも、元気で頑張れた3月でした。
 とても充実した毎日でした。