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この山の紅葉
2006-10-04
何度眺めても… 朝日平から見る 06.10.3
写真ではなかなか「本物」の雰囲気がお伝えしきれないのが、本当に残念です。
この山には、いろいろな『色』があります。
だから、夏はもちろんのこと、紅葉が素晴らしいのだと痛感しています。
緑をバックに、赤や黄色が鮮やかです。
その緑にも、様々な色があり姿があります。
濃い緑、薄い緑。
丈の高い樹、這うように低い樹。
草もあり、樹もあります。
岩稜の山に鮮やかに映る赤一色のナナカマドも素晴らしいかもしれませんが、豊かな緑がスクリーンとなって映し出す赤や黄色も素敵です。
いつまで眺めていても、飽きることがありません。
優しくて、山の豊かさを感じさせる…、そんな朝日岳周辺の紅葉です。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2006/10/d20061004d.html
実を付けて
2006-10-05
クロマメノキ 06.10.4
クロマメノキが、たくさん実を付けています。
甘くて、ちょっと酸っぱくて。
同じような実にクロウスゴもありますが、そちらは実の先端が平になって少し浅くくぼんでいるのが特徴です。
秋を実感します。
上の写真は、朝日平にて。
この山には、食べられる実が他にもたくさん生っています。
夏の緑から、目にも鮮やかな赤に近い朱色に色付いた葉が、秋の色ですね。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2006/10/d20061005a.html
気忙しく…
2006-10-05
ガスの中の、朝日平 06.10.4
いよいよ小屋閉め・下山まで、今日を入れて1週間。
今朝には、工事の検査関係で来ていらした役所の皆さんや業者さんが帰られて、慌ただしく気忙しく小屋閉め準備に追われています。
“社長”は、相変わらずウロウロモタモタしていますが(苦笑)、いざ帰るとなると、あっちもこっちも整理したり、関係書類や私物などの「下げ荷」を用意したり、また来年に向けての準備としての諸々をチェックしたりと、何だか気持ちだけでも「あぁ、忙しい!!」。
お天気さえ何とかなれば、7日からの3連休には、お客様はじめ地元の皆さんが紅葉を楽しみに上山して来られる予定です。
小屋閉めは、「お祭り(!)」です(微笑)。
無事にシーズンを終えられることを、大勢の皆さんと喜び合い、また来シーズンの朝日岳での再会を約束する、そんな小屋閉めの日にしたいものです。
見事な紅葉が、訪れる皆さんを喜ばせてくれますように…。
そして、お天気に恵まれますように…。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2006/10/d20061005b.html
無事に、下山しました!!
2006-10-13
「下山部隊」みんなで、記念撮影!! 06.10.11
一昨日、11日に無事に小屋閉めして下山して来ました。
心配した骨折した右足も、何とか頑張ってくれて、歩いて下山することが出来ました。
朝日小屋は、06年シーズンの営業を終了しました。
とり急ぎ、ご報告します。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2006/10/d20061013a.html
紅葉の山をあとに…
2006-10-13
見事な、夕日ヶ原の紅葉 06.10.11
夕日ヶ原、そして恵振山は、紅葉が真っ盛りでした。
今年の営業は9日までと、少し早くて残念な気もしますが、ご存知のようにこの3連休には、白馬岳・雪倉岳周辺では一気に真冬を迎えてしまい、朝日岳でも降雪がありました。
もしこの後、朝日岳周辺に登山を計画しておられる皆さんがいらっしゃいましたら、入念に計画を立案し、充分な装備と万全な準備の下に入山されますよう、くれぐれもお願いいたします。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2006/10/d20061013b.html
ようやく、少し落ち着きました!!
2006-10-20
いかにも「慰安旅行」っぽく! 黒部峡谷・トロッコ電車にて 06.10.13
小屋閉め・下山から、10日ほど。
ようやく、どうにか少し落ち着いて来たところです。
11日の下山後、その夜には笹川連絡所にて「打ち上げ」。
今シーズンいろいろお世話になった皆さんが、30名ほど集まってくださり、シーズンの無事終了を祝って夜中(翌朝?)まで大いに賑わいました。
12日は終日ボーっとしていましたが、それでも美容院へ駆け込んで、ボサボサ頭を思い切り短くカット。ひろちゃんやまりちゃんは、下山荷物の整理に追われていました。
13日からは、1泊2日で黒薙温泉へ「慰安旅行」。
今シーズン、小屋開けから小屋閉めまで頑張ってくれたひろちゃんとまりちゃんに、「下山したら、温泉へ連れて行くからネ!」と約束していたのです。
最後の3週間居てくれた男子アルバイトのたくみンも一緒に、4人で黒部の秋を感じながらの楽しい慰安旅行となりました。
14日、ひろちゃんとまりちゃんは、阿曾原温泉小屋へ。「生の(!?)」佐々木泉さんに会いたいと、頑張って水平歩道を歩いて行きました。
私とたくみンは一旦笹川連絡所に戻りましたが、たくみンは夜行電車で故郷へ帰り、私は用事を足した後、ちょっとした集まりがあって立山山麓へと出掛けました。
15日には、ひろちゃんとまりちゃんが無事阿曾原温泉小屋から下山して来ました。
16日、ひろちゃんとまりちゃんがそれぞれ帰宅し、解散です。無事に「今シーズン」が、完全に終わりました。
17日からは、4ヶ月ぶりに戻った笹川連絡所で、掃除や布団干し、山から下ろして来た荷物の整理、そして“支払い”などにウロウロとしていました。
その間にも会合があったり、また4ヶ月ぶりに病院へ行き骨折部位を診察してもらったりと、結構忙しい毎日でした。
小屋に居る癖が抜けきらないこともあって、携帯電話の電源をすぐ切ろうとするなど、まだまだ下の生活のペースが戻らなくて困る時もありますが。
元気です。
もしかしたら、この6年間で、下山して来てからは一番元気かな。
また、いろいろな想いを込めて日記を書きます。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2006/10/d20061020a.html
よく眠れる…
2006-10-20
ゆっくり「天女の湯」に浸かる 黒薙温泉にて 06.10.13 photo by 自動
今シーズン。
山にいる間、眠れない日々が続きました。
発端は、8月上旬。
骨折した部位に装着していたギブスを7月末には完全に外し、松葉杖も杖も無しで歩くようになりましたが、ちょうどその頃に忙しい毎日が始まりました。
ここらの言葉(富山弁)で言うと、「病めて病めて(やめてやめて)」夜布団の中に入っても、痛めた足がどうしたら楽になるのか、なかなか寝付けませんでした。
右足は、9年前に股関節の手術もしているので、今回の骨折とダブルで、かなり負担も掛かっていたのでしょう。
8月1日に、左の肩甲骨辺りに激痛が走り、一日寝込みました。椅子に座っていると、痛みで涙がポロポロ流れるくらいでした。
そのうち、8月上旬にはいろいろなことがあって、落ち着かない毎日が続きました。
何もなければ、消灯になった9時過ぎには布団に入りますが、深夜11時になっても12時になっても眠れない日々。
アルバイトのみんなには昼休み時間をあげられますが、私は電話の応対に追われ、また早着きのお客様の受付もありますので、シーズン中は殆ど昼時間がありません。
小屋が混んでいる時には、早ければ翌朝3時過ぎには起き出さなければいけません。
「寝なくては。。。」という気持ちの焦りが、余計寝付けない時間帯を作ったのでしょうか。
今まで飲んだことのない、「睡眠導入剤」を服用することになりました。毎晩、半錠。
薬を飲むことに抵抗もありましたが、とにかく「眠ること」が先決だし、最重要と思い、午後8時頃には薬を飲んでいました。
「眠れない毎日」は、6年目にして初めての経験でした。
でも、あまり痩せなかったようだから、心労も大したことじゃなかったようです(苦笑)。
下山して来た、今ですかぁ??
よく眠れます(微笑)。
薬が無くても、ぐっすり!!
大丈夫、元気ですから。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2006/10/d20061020b.html
骨折した右足について
2006-10-20
下山日の、恵振山 “馬の背”付近から 06.10.11
5月末に、私の不注意から右足腓骨を骨折し、関係者の皆様には、本当にいろいろとご迷惑・ご心配をお掛け致しました。
18日に、骨折から約5ヶ月ぶりに病院へ行き、レントゲン検査を受け、主治医のY先生の診察を受けてきました。
結果、「大丈夫、骨はちゃんとくっ付いていますょ!!」とのお言葉を戴くことができました。
まだ手術箇所には3本のボルトが入ったままで、11月以降、そのボルトを抜く手術(日帰りで出来るとのこと)を受けなくてはいけませんが、Y先生曰く、「そうそう無理をしなければ山も大丈夫、問題ないでしょう!!」とのことでした。
残っているボルトが何かの拍子に神経に触るらしく、時に「あれっ?」という痛みを感じることもありますが、一瞬だけのことなので大丈夫です。
花園三角点まで行って来た9月中旬以降、長い距離を歩いていませんでしたので、小屋閉めの時は、何も荷物を背負わないで歩きましたが、北又小屋まで3時間半ほどで下山することが出来ました。
ボチボチと無理をせずに、リハビリを兼ねての山歩きも再開できるかなと、ホッとしています。
いろいろ、有難うございました。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2006/10/d20061020c.html