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難しい…
2003-05-28
オオカメノキ 恵振山にて 03.5.20
デジカメを使ってHP用の写真を撮り始めて丸2年。
元々メカに弱い私は、“取り説”をじっくり読んだりするのは大の苦手、デジカメの機能を熟知しているわけでもなく、いつまで経っても行き当たりバッタリに「とにかく数打てば何とかなる」式に撮っています。
山や風景の写真は、露出を変えたりして何枚も撮ればその中には大概何とか使えるような写真もあるのでどうにかなるのですが、難しいのは「お花の写真」。特に、花全体が小振りだったり、白い花の場合は、いつもピントが合わずにボヤけてしまうことが多く、満足して日記に使えるものにならない場合は、ガックリすることの方が多いのです。
先日、いつもHPを愛読してくださっている北村さんという方が、「ゆかりさんの日記に出てくる白鳥山へ行って来ました」とメールをくださったのですが、添付してあった写真がすごくステキだったのにビックリ! とっても綺麗に写していらっしゃいました。
どうしたら、花の写真が上手く撮れるんだろう。花の立体感や雰囲気、色合いを出すのにいつも苦労します。でも、今までの私の写真の中にもソコソコ撮れていたのもあるんだけど、適当に撮っているから、データなんてわからないし、その場合は何がどうなって、う〜ん…(苦笑)。
そう思いながら、先日行った恵振山そして白鳥山では、いろいろ私なりに考えて写してみました。
「構図」はもちろん難しく、それによって雰囲気が全く違ってくるのでいつも悩むのですが、私のデジカメ写真の場合はとにかく「お花を紹介する」という意味合いが強く「分かり易い」というのが大切だと考えているので、構図に関してはあまり悩み過ぎないようにしています。大体、歩きながら限られた時間で撮る場合は、同行者の方に待っていてもらうのも申し訳なく、サッサと撮るのも大事ですから。でもコレも慣れかもしれません。自分の好きな構図や、こうなったらこうで、というのは撮っているうちに勉強できるのかも。
「露出」も難しいですね。風景の場合も、青空や夕焼けの写真などデジカメの場合はいくらでも補正が利くのですが、そうかといってなるべく見たままを残したいと思うので、あまり構いすぎないようにしています。花の場合は、微妙な光の加減で露出が変わってきます。
「ピント」…いろいろ考えながらも、とにかく、とりあえず「ピンぼけ」だけは避けたい。どうしたら、後ろの葉っぱや周りの雑木だけがくっきり写って肝心の花が「ボケボケ」というのが避けられるかと考えながら今回は撮ったつもりです。
そうだ!! 一歩下がってみようかなぁ…
花の写真を撮る場合、どうしても被写体が小さいこともあって、私の場合すぐにそれに近付きたがる傾向にあるように思います。だから、花はボケボケ・後ろクッキリになるのかもしれない。近付きたいのをグッと我慢して、適当な距離をとればいいのかも…。
まだまだ試行錯誤ばかりですが、もっと上達できればイイですね。
また皆さんのお話も聞かせてください!!
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2003/05/d20030528a.html
「性格」
2003-05-28
シラネアオイ 白鳥山シキワリの水場付近にて 03.5.25
人間の性格なんて、何かひと言やふた言で表し切れるものではないし、あんな顔やこんな顔、あんな性格もこんな性格も、ひとりの人格の中にいろいろあって当たり前なんだと思います。
それでも、様々な場面の中で自分の「性格」と真正面から向き合わなければいけない時があって、いくつになっても自分の性格と格闘する(?)−うまく付き合えない−場合もありますよね。
最近すごく悩んだことがあって(私でも悩むんです・笑)、そんな話をある人としていたら「ゆかりさんは、何でも物事を真正面に置いて捉えようとし過ぎる傾向にあるんじゃないですか。もう少し視点を変えて、あるいは一歩下がってみるとイイですよ」
別の人は「あんたは、小細工のきかない、不器用な、一直線な人やね!」
『一直線』…そうなんですよぉ(思いっきり、苦笑)。
(うまく言えないけれど)私の中では、物事を真正面に据えない、真正面から取り組まない、ということは=「逃げる」ことを意味するわけで、それは私の中では許せないことなんです。そんな性格のため故に、泣いたり笑ったり怒ったり…。
『前に向かって』進むことが好きな私は、「一生懸命」が身上でそれで自らの道を開いてきたと思っています。
でも、どうしてもそれでは辛かったり苦しかったり、自分自身が耐えられそうになかったりする場面も出てくる場合がありますよね。
そんな時、チョッと見方を変えてみる、一服してみる、“物事”をとりあえず少し横に置いて眺めてみる、一歩下がって観察してみる、時間や空間をうまく利用したり、etc…そんなことも必要なのかな、と最近は思っています。ただし、なかなかすぐにうまくはいきませんけど。
そういえば、花の写真を撮る時だって、近付き過ぎてピンぼけばかりだったのが、少し後ろに下がってみたら綺麗にピントが合ったじゃありませんか。今まで撮れないと嘆いていたのがウソのように、はっきり写った写真もあるから不思議ですよね。
ただし、私はやっぱり自分のこの『一直線』の性格をそれなりに気に入っています(微笑)。キライじゃありませんから。
ガンバロウッと…。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2003/05/d20030528b.html
『アルプスと日本海を繋ぐ』…海抜0メートル地点
2003-05-30
親不知・日本海の船上から見た「アルプスと海の接点」 03.5.29
4月以降、あちらの山こちらの山へと「コレも仕事!、いつも勉強!」と出掛けていた私、朝日小屋管理人・清水ゆかり。
ところが今回は、ナント日本海の船の上からのレポートをお届けします(私、満面の笑み!)。
なんで、「山」でなく「海」なのか…話せば長くなるのですが。
新潟県青海町の駅前に「長野屋」さんというお菓子屋さんがあります。ここの奥様・ひとみさんはさわがに山岳会の小野 健さんとよく山を歩かれる方ですが、私にはお姉さんのような雰囲気でいつも優しくしてくださり、これまで何回か栂海新道をご一緒したり朝日小屋へも遊びに来て下さっています。
そんなご縁があって昨年から、「長野屋謹製・栂海新道」(抹茶味のきんつば)という、とても美味しいお菓子を朝日小屋の売店に置くようになりました。
24日、翌日の「海のウエストン祭」を控えて小野さんのご自宅で開かれた前夜祭に、写真家の森下さんと出掛けた私。途中、長野屋さんにご挨拶に立ち寄りました。
そこで、森下さんが「いつの機会にか、アルプスの起点となる日本海の0メートル地点からの写真を撮ってみたい」と話されたのですが、それを聞いたひとみさんのご主人・公博さんが「船の上から写真を撮りますか?」と、誘って下さったのです。「まぁ、いつかそんなチャンスがあったら、ぜひ…」という話だったのですが。
白鳥山の山開きに参加し、その後白鳥小屋と栂海山荘に泊まって28日まで写真を撮っていた森下さんが下山し、再び長野屋さんへ寄られたら「明日、天候も安定しているようだし、仕事も空けられるから、船を出しましょう!」と話がトントン拍子に決まりました。
29日早朝、糸魚川港から公博さんがご自分のプレジャーボートを出して下さいました。小野さん、森下さん、ひとみさん、そして私が乗船し、朝陽が昇る前の穏やかな波に迎えられて海岸沿いを日本海へ!
船は初めての私は、かなり興奮気味!
山の上から見る朝焼けはいつ見てもとてもステキで感動的ですが、日本海の水平線から昇る朝陽が、静かに揺らめく波に映ってキラキラ輝く様もそれはそれは素晴らしく、何も言葉は要らないくらい心の中がシーンとしていました。
海での夜明けを迎えた後もボートは海岸線に沿って走り、途中白鳥山や犬ヶ岳の姿を確認しながら、森下さんの写真撮影のため場所を親不知・天険の急峻な絶壁の下へと移動。
今は海沿いを走る国道が整備され、高速道路が山の中を横に貫け、いずれは北陸新幹線も通る予定ですが、日本海から見あげて見ると、海抜0メートルのホンの数メートル上から樹木が鬱蒼と生い茂り、国道を横切る親不知には「栂海新道」の入口、そしてその向こうには脈々と連なる尾根がアルプスの山並みへと続いていることがはっきりと確認できました。
森下さんも私も、皆さんのご厚意に恵まれて思いがけないチャンスで、「山と海」との接点、アルプスに繋がる山並みを海の上から仰ぎ見ることができて本当に幸運でした。
『アルプスと日本海を繋ぐ』…いろいろな意味で、その重要な位置に建てられている朝日小屋の責任者としての自覚を改めて感じるとともに、ロマンの原点を胸に刻んだ日となりました。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2003/05/d20030530a.html
日本海の夜明け
2003-05-30
まん丸い太陽が、きれいに顔を出してくれました。
静かに揺らぐ波が、刻々とその色を変えていく様がとてもステキでした。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2003/05/d20030530b.html
「忙中閑あり」(!?)
2003-05-30
最高4ハイのイカが、一度に釣れました!
小屋開けまで20日足らずとなって何だかドタバタしています、と言いつつ、「せっかく海に出たのだから、釣りをしましょう!」という長野屋さんの公博さんの勧めで、森下さんと2人「イカ釣り」に初挑戦!!
公博さんには「昨日(28日)までは、イルカが沢山いて全然魚が寄って来なかった」と言われたのですが、素人の私たちのことを思ってくれたのか、イルカは現れず、初めてにしては調子よく結構釣れました。
「忙中閑あり」…見てください、この嬉しそうな顔!
でも、これでまた今日から頑張ろうという気になれました!
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2003/05/d20030530c.html
獲れたて!
2003-05-30
まだ針にかかったままの、
正真正銘「獲れたて、日本海のスルメイカ」 03.5.29
船から上がった後、長野屋さんで獲れたてのイカを刺し身にしてもらい、食べさせて頂きました。
もう、その味といったら…言葉では到底表すことはできません。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2003/05/d20030530d.html
明日から、6月…
2003-05-31
カタクリの群生 白鳥山にて 03.5.25
いよいよ明日から6月ですね。
2月、3月、そして4月初めと、あんなに鬱々としていた自分がウソのようです。
今日は朝から富山市内へ買出しに出掛けました。でも、気力も体力も充実!(笑)
一日中あちこち何軒もお店を廻っても、前回のように「疲れましたぁ。。」ということはありません。
「ホントにもう!早いうちから準備をしておけばいいのに!」
と、自分自身思いつつ反省しつつ(去年も一昨年もそうだった・苦笑)、あと2週間後に迫った小屋開けに向けて頑張っています!!
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2003/05/d20030531a.html
朝日小屋が…
2003-05-31
夕焼けに染まる朝日岳、前朝日岳 夕方6時半過ぎ
夕食を終え2階に上がって部屋から山を眺めてみると、夕焼けに染まった朝日岳、そして夕陽に反射してキラキラ銀色に輝いている朝日小屋を見つけて、慌ててデジカメを持って外に飛び出しました。
小さい写真なのでかなり分かり難いかもしれませんが、朝日岳と前朝日岳の鞍部にポツンと白く見える部分があります。ビックリするくらい、キラキラピカピカと光って見えましたョ。
今日で5月も終わり。
5月に入っても、そしてここ最近も、ずっと好天が続いていますので、山の雪融けはかなり急ピッチで進んでいるように思われます。
何だかヘンなのですが(笑)、ドキドキして来ました、私…。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2003/05/d20030531b.html