北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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「ば〜」も、今年の仕事始め!?

2007-01-04

真っ白な「おくるみ」に包まれて  健診の順番を待っている間の画像

真っ白な「おくるみ」に包まれて  健診の順番を待っている間

 今日は、長女とその息子・謙信の健診があり、「ば〜」は運転手兼付き添い。

 さすがに病院も仕事始めとあって、とにかく患者さんが多く忙しそうで、予約の時間を2時間近く過ぎてやっと診てもらえました。

 ここ数日、年末年始のお客さんがあったりして、産後とはいえ長女も少し落ち着かない様子のようです。人が出たり入ったりして家の中の様子が違っているのが分かるのか、生まれたばかりの赤ん坊でもその様子を察知してか、私の所に居る時よりも「ふにゃふにゃ」言うことも多かったようです。

 でも「ば〜」が抱いていると、本当に“いい子”です。ゆったりした気持ちで抱いてやっているのが、伝わるのでしょうか。

 自分の子育ての時を、思い出します。
 4人も育てましたが、いつも仕事や時間や、とにかく「生活」に追われて子どもに接していただけのような気がします。

 『孫は、とにかく、文句無しに可愛いよ!!(責任ないから…と言う人もいるけれど)』

 今だったら、そんな言葉が、何だか分かるような気がします。

 それにしても、赤ちゃんには「白い色」が似合いますね。
 女の子ばかりでいつも赤い色しか見ていなかった私が、青だとか茶色だとか、ちょっと味気無いなァ、と思ったりもしていますが。

 何時間見ていても、本当に飽きません。
 「ば〜」になった私デス…(微笑)。

受験生の親

2007-01-04

笹川・諏訪神社にて  07.1.3の画像

笹川・諏訪神社にて  07.1.3

 末娘は、今春受験生です。
 
 9日の始業式に行かないと、彼女の予定が分かりません。

 実は。。。
 全国的に“有名”になった、高校の「未履修問題」の、その発覚の発端となった富山県内の高校。
 末娘・結の通うK高校でも未履修はあり、そのK高校の中でも特に100時間を超える未履修の生徒を抱えていたのが、彼女の居る普通科・音楽コースだったのです。

 末娘も2学期終盤から、未履修教科の補習授業を受けています。
 3学期になっても、未だしばらく補習は続くらしいのですが、その授業時間が学校へ行ってみないとはっきりしないそうです。

 末娘がその日登校するのかしないのか、これは、母である私にとっては結構「重大かつ重要」なコトです。
 朝弁当を作り電車に乗せるのか、お昼過ぎに迎えに行かなくてはいけないのかどうか。
 それによって、私の一日のスケジュールが決まるといっても過言ではありません(苦笑)。
 また音楽での受験となる彼女には、センター試験と同じ位かそれ以上に重要な「実技」の試験があります。その“特訓”の予定等など、ここしばらくは、諸々彼女の予定が、私の行動を左右する毎日です。

 決して「受験生の親」らしくない私ですが、それでも。。。朝から山へ行ってもいいのか、否か。

 でも、そんな末娘に付き合うのも、本当にもうしばらくとなりました。
 今しか出来ないこと…。これをしてやるのも、やれるのも、子どもの巣立ちを前にした母親の役目だと思って、今しばらくは彼女に付き合うことにします。

 …そう思っている母なのですが、末娘からは「お母さん、私の送り迎えのない日は、山でも何処でも行ってネ。お母さんが家に居ると、練習(マリンバの)していてもやっぱり気が散るのよねぇ!!」ですって。
 
 あぁ、親の気持ちも知らないで、ネ(苦笑)。

かなり(!?)元気に

2007-01-06

早朝の富山湾に映る、『影朝日』  朝日岳山頂付近から  06.10.10  photo by kanaeの画像

早朝の富山湾に映る、『影朝日』  朝日岳山頂付近から  06.10.10 photo by kanae

 今日は思い立って、「地下の倉庫」の掃除をしました。 

 ずっと風邪を引いていたため、年末の大掃除もいい加減でした。

 連絡所の地下は(というか、この家の造りはちょっと変わっているから)、物置というか倉庫のようになっています。

 山小屋への荷上げ用に使った、あるいは山小屋から荷下げされて来た、空の発泡スチロールや段ボール箱などが、山積みに置いてあります。
 それから、ヘリコプターでの荷上げに使うブルーシートやロープ類等も、沢山あります。
 
 シーズンが終わり10月の小屋閉めの時には、とりあえずバタバタとそこへモノを放り込んでいるのですが、すぐにも片付けようと思ってはいるものの、これがなかなか。。。

 一昨年なんかはそのままにしたあったままで、結局翌昨年の小屋開けを迎えてしまう有様でした。

 11月の忙しさの中ではとてもその気にはなれず、でも地下へ物を取りに行ったりする度に、いつも「あ〜ぁ、片付けなくっちゃ。ナンなの、このバチャバチャな様子は!」と思っていたのですが。

 今日地下へ行った時、どうしても「許せなくて!」片付け始めました。
 やり始めたら、結構頑張れました(苦笑)。

 力仕事も少しあったりして、ひと月近く何もしていない身体には、ちょっと辛かったのですが、結構綺麗になりました。満足、満足。

 元々地下は“埃だらけ”なので、掃除の間中咳や痰が出て、ちょっと大変でしたが、でも身体を動かして仕事をするっていうのはやっぱり気持ちがいいデス。

 動けるということ、動こうという気持ちになれたということは、この元気は『ホンモノ』ですね。

 良かった、良かった。

 

今年の『目標』

2007-01-07

花たちにも、「過ごしやすい場所」がある  部屋の片隅で  の画像

花たちにも、「過ごしやすい場所」がある  部屋の片隅で  

 年頭に当たって一応というか、とりあえずというか(そんな消極的ではないのですが・苦笑)、今年の『目標』を考えてみました。

 ※仕事の上では…

 登山者の皆様の安全を最優先に考え、朝日岳の『山を楽しんで』もらえるように、出来る限りその“お手伝い”をさせて頂く、そういう姿勢を持ち続けて仕事をしたいと思っています。

 今年も、いろいろな登山道の整備が朝日岳周辺で行なわれます。
 小屋が直接担当することもありますし、私が調査に同行することもあるでしょうし、工事の業者さんの宿泊を担当したりと、様々な形で関わることになりますので、それぞれ頑張りたいと思います。

 また小屋の営業としては、ここ数年の天候不順で、登山者の皆様にはキャンセルを余儀なくされてがっかりされることも多いシーズンが続いていますので、ぜひシーズンを通して好天に恵まれ、朝日岳の魅力を堪能して頂けるようにと願っています。

 営業を安定させる為には、要員やスタッフの確保等も重要になってきます。
 今の時代、わずか4ヶ月間の営業小屋で、十分とはいえない賃金で、身分の保障も無く、熱意だけで働いてくれる若者が少ないのも、正直言って事実です。
 でも、『朝日岳と朝日小屋が、大好きデス!!』と言ってくれるような、そんな人物を求めつつ、アルバイトの確保等にも力を入れなくてはいけません。
 
 また、私に力を貸してくれる皆さんに感謝しつつ、今年も大蓮華山保勝会や「ゆかり応援団」の方々に支えてもらえるように私自身も努力し頑張っていこうと思っています。

 そして今シーズン、小屋の設備へ、少し大きな投資をすることになるでしょう。
 お客様の直接目に触れるものではありませんが、これによって、朝日小屋の“快適さ”が増すことになると大いに期待しています。

 登山者の皆様には事故なく、朝日岳への山行を大いに楽しんで頂きたい…朝日小屋としての変わらぬその想いを、私なりの努力で体現していけたらと思っています。

 ※自分のことでは…

 『事故をせず、病気をせず』、とにかく無事に一年を終えたい。先ず何より、というか、これが今年の最大の目標デス!

 一昨年は、婦人科の病気で入院・手術。
 昨年は、不注意からの転倒事故により右足を骨折し手術、シーズンに入る前から皆さんに迷惑を掛け、自身もシーズンを通して大変な思いをしてしまいました。
 
 二年続けていろいろあったものですから、とにかく今年こそは、無事に一年を終えないとと強く思っています。
 
 応援して下さる皆さんの声にも、応えていきたいと思っています。
 実はいろいろあるとすぐに沈んでしまうような、結構(案外?)「弱っちい」私ですが、出来れば、自分の信念を揺るぎないものにしていけるよう、少々のことで動じない自分になれるよう、目標に向かって頑張ることができればと思います。

 
 「あくまで、目標は目標」なんて言っていられません。

 仕事と個人、どちらの目標も、必ず実現させるべく、ガンバル一年にしたいです!!!

 

お正月も、いよいよ終わり…

2007-01-08

小屋の前で、カライトソウ   06.8.25の画像

小屋の前で、カライトソウ   06.8.25

 今日は、末娘が午前中から出掛けて、久し振りに一人。

 掃除や洗濯などの家事を片付け、調子よく事務仕事を開始。
 どうやら、本格的に仕事をしようかという気になり出して、いよいよ調子も上向いてきた様子。

 明日は、高校三年生の末娘が始業式で登校します。
 久し振りの、早起きとなる明朝。(年末年始から、早く起き出す必要が全く無くて、かなりズボラだった)
 ひと月以上作っていなかったお弁当も、再開デス。
 思えば、長女が高校に入学してから4人の娘たちにずっと作り続けてきたあれこれの「お弁当」も、いよいよあと何回か作れば『卒業』となるのですねぇ。

 久しく寝坊が続いていたので、起きれるか心配です。今日は早く寝ることにしましょう。

 日中、大阪のMさんからファックスが届きました。笹川出身のMさん、以前にもご連絡を戴いたことがあります。
 今回は、日記に掲載された故郷・笹川のお正月の「お宮さん」の写真に感激されての内容。そして、いつもHPを楽しみにしています、今年も頑張って下さいねとの激励のお便りでした。

 ひと月も続いてしまった“心身の不調”から、ようやく抜け出して、本格的始動を始めた私です。

足の“ボルト”

2007-01-12

とても可愛らしい、贈り物   06年12月のクリスマスにの画像

とても可愛らしい、贈り物   06年12月のクリスマスに

 私の右足には、昨年怪我をして手術した際、骨折部位を固定した時の“ボルト”が未だ残っています。

 その“ボルト”を摘出する手術を、明日して頂くことになりました。

 「骨もちゃんと付いているので、日帰りで出来る簡単な手術で済みますが、12月頃にでも、抜きましょうかねぇ」と主治医のY先生に言われていたのですが、12月は体調を崩していたので、「ボルトを抜く手術」は控えていました。

 「日帰り」と聞いていたので、外来の診察室でちょこちょこっとやって終わりかな、なんてすごく簡単なことを想像していたのですが、簡単は簡単だけど、やはり手術室には入らなくてはいけないそうです。
 
 足にメスを入れるのに、いくらなんでもそんな簡単には済みませんよねぇ。。。ネ!!

 「手術の後は、2週間は山へは行けませんょ」と先生に言われていたので、いろいろな日程を考えると、今して頂くのが都合が良いかなということで決めました。

 手術をすると、2・3日は少し痛むかもしれないと言われましたので、しばらくガマンしなくては。

 明日は、金沢のY病院へ行って来ます。

 上の写真、可愛いでしょう。
 昨年12月に、長野県にお住まいのKさんから戴きました。

 深い森に住む、JUL(ユール)というのだそうです。
 いつもは人目につかないのですが、クリスマスが近くなると、赤い実(ユールの冬の食料)を目印に運が良ければ出会えるとか。

 Kさんオリジナルの作品。

 Kさんは、昨シーズンのお客様。
 こんなお心遣いが、本当に嬉しいですね。
 

ボルトを抜きました!!

2007-01-14

ボルトが埋め込まれた状態の、私の右足   07.1.13の画像

ボルトが埋め込まれた状態の、私の右足   07.1.13

 昨日、無事に右足からボルトを抜く手術を終えることが出来ました。ご心配お掛けしました。

 手術室への入室、着替えから始まって、手術の準備、そして手術が終わり退出まで、約1時間ほどだったでしょうか。
 
 9年前の股関節や、一昨年の婦人科の手術、昨年5月末の骨折の時と違っての、「部分麻酔」での手術。ちと、怖い気もしましたが…。

 ボルトの頭部分の上を約1cmずつ切開して、取り出す手術だったようです。
 
 整形外科の手術は、まるで「大工さん」の仕事のようだ、トンカチやペンチのような物を使ってやっていますと、以前にY先生から聞いてはいましたが、まさしくそのようで。。。(苦笑)

 私は横向きに寝かされていて、手術部位も大きく布が掛けられているので見えなかったのですが、手術室にある滅菌棚(保管庫?)のような所のガラスに、いろいろ映っていたんです、実は。

 少し離れていたので、もちろん全ては見えませんでしたが、血の付いたガーゼを次々に交換する様子や、Y先生がドライバーのような道具で、一生懸命ボルトを抜こうとしていらっしゃる様子は、殆ど見えていました。

 お陰様で、無事にボルトも抜けました。
 後は、24日に今回の抜糸をすれば、完了となります。

 「麻酔が醒めたら、少し痛みますよ」と言われていたので、かなり覚悟はしていたのですが、殆ど痛みはありませんでした。
 傷口が開かないように用心の為、昨日は松葉杖を着いて帰宅したのですが、今朝からはもうその必要もありません。

 今年こそは、事故無く怪我無く、そして病気無く!!!
 本当に、そうしないといけませんね。肝に銘じて…。

 Y先生、本当にご迷惑をお掛けしました。
 本当に、いろいろ有難うございました。

早く、山へ行きたい!!!

2007-01-14

ボルトが抜かれた、手術後の私の右足  07.1.13の画像

ボルトが抜かれた、手術後の私の右足  07.1.13

 風邪が治って、ボルトも抜けて。

 こうなったら、早く山へ行きたいデス。

 元気になって、雪の山へ。

 ガンバロウッと。