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無事小屋閉めを完了し、下山して来ました!!
2002-10-20
発電室の扉に、最後の板をはめる哲也と孝太 02.10.16
皆さん、大変ご心配をお掛けしました!!
10月16日、朝日小屋は今シーズンの営業を終了し、最後まで残って小屋閉め作業を手伝ってくださった写真家・森下さん、助っ人・板さん、そして哲也・孝太・私の5名は、夕方無事北又へ下山して来ました。
いつも日記を楽しみにしてくださる皆さんから、「最後の日記からもう10日も経っているのに、一体どうしたのですか?」「もう小屋閉めは終ったのですか?」「体調を崩して入院したのでは?」。。。等など、たくさんのメールを頂きました。
ご心配頂き、本当にすみませんでした。
10日間も日記が書けなかった理由はいろいろあるのですが。。。
実は、管理人1年目の昨年の小屋閉めはいろいろあって、各方面の方々に本当にご迷惑をお掛けしました。その失敗を絶対に今年は繰り返すまいという思いが強くあったので、今年の小屋閉め直前は、私なりにかなり緊張していました。
(そうでなくても、昨年のみんなの辛かった様子をよく知っている森下さんにチクチクと、そして散々に、毎日言われていましたから・笑)
その為に、小屋閉めの直前は全くパソコンに向かうことが出来ませんでした。
NYAMAさん曰く、「ゆかりちゃん、せめて“今から下山します”くらい書いて出て来なくっちゃ…」
そして下山して来た16日は、お世話になった皆さんと夕食を共にして、シーズンの無事終了を喜び合いました。重い荷物を背負って下山して来たので、相当疲れていたはずですので、哲也をはじめすぐダウンするかと思いきや、2次会では夜な夜なカラオケに興じてしまい、私が寝たのは真夜中の3時近く…でも翌朝はまた4時起きで用事を済ませ…あっという間に17日も過ぎて行きました。
18日は、『母』をしました。末娘の用事で一日金沢へ。
19日も、朝から救助隊のメンバーと一緒に訓練に参加する哲也と孝太にお弁当を作ったり、山関係の用事を済ませ、またまた一日は瞬く間に過ぎてしまいました。
そして今日20日、いよいよ『日記』が気になり出しました。
実は…明日21日から薬師岳へ行って来ます。行く前に絶対日記を更新しなくては、楽しみにしてくださる皆さんに本当に申し訳ないと思い、何だかとっても言い訳じみた文章を書いています(笑)。
山を下りて来てからも、我が家はちょっとした『合宿所』状態が続いています(笑)。今晩は、森下さん・哲也・孝太・拓郎の4人が泊まっています。
明日からの薬師岳行きは「他の山へも行ってみたい。他の山小屋へも泊まってみたい」という哲也たちの希望で、小屋閉め前からみんなで相談していた『朝日小屋・研修登山会』(笑)。
明朝には、じっきー、めっけちゃん(昨年Gパト)の2人も合流し、森下さんのガイドで賑やかに太郎平小屋まで登ります。その後、天候の様子を見ながら、哲也たちは可能ならば黒部五郎岳まで行く予定にしています。(私は、太郎平小屋に2泊して下山のつもり)
この時期の2,000m以上の北アルプスは、もちろん“雪”が予想されますので、油断は出来ません。夕方にはみんなで買出しに行き、森下さんの指示の下、つい先ほどまでみんなでいろいろ準備しました。でも、楽しそうな様子を見ていた我が娘のかなえが「楽しそうでいいなぁ、何だか“遠足”みたいだネ!!」
そんな訳で…また数日留守にします。小屋番日記もまたまたお休みさせて頂きます。申し訳ありません。しばらく、雪が降るまで登れるうちは、まだもう少しいろいろ山を歩きたいと思っています。
『涙・涙…感動の、小屋閉めの様子』は、また順次書いて行きたいと思います。
では、行って来ます!!
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2002/10/d20021020a.html
雪の残る中…
2002-10-20
山を下りる直前、屋根の上には前夜の雪 photo by morisita
15日の夜半からは、激しい雨風が吹き荒れ、朝起きたら霙・雪が小屋の周りに残っていました。
それでもみんなの力で、順調に小屋閉めを終え最後の記念写真です。
左から電話機を背負った助っ人・板さん、深々と小屋に向かって最敬礼していた哲也、昨年の倍以上・18キロの下山荷物を担いだ私、そしてシーズンを通して頑張ってくれた孝太。森下さんは、昨年と同じくパソコンを担いでくださいました。
皆さん、頼りない管理人を小屋閉めまで支えてくれて、また最後に重い荷物を担いでもらって、本当に有り難うございました!!
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2002/10/d20021020b.html
小屋閉め直前、応援部隊も勢揃い!!
2002-10-20
やっぱり、小屋閉めに大集合 02.10.13 photo by morisita
懐かしいメンバー、そして今年朝日小屋を縁の下からドーンと支えてくれた仲間たちが、やっぱり小屋閉めに集まって来てくれました。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2002/10/d20021020c.html
『朝日小屋・研修登山会』無事終了!!
2002-10-28
冠雪の薬師岳をバックに 02.10.23
左から私、じっきー、めっけちゃん、森下さん、哲也、孝太、拓郎
ご報告が遅くなりました。先週21日(月)から行って来た『朝日小屋・研修登山会』、25日(金)無事終了して全員下山して来ました。
今回は幸い、後半期待していなかった好天にも恵まれ、折立〜太郎平小屋(2泊)〜薬師岳ピストン〜黒部五郎岳(黒部五郎小舎・2泊)〜三俣蓮華岳ピストン〜下山という日程を無事消化することが出来ました。
私と拓郎は、残念ながら太郎平小屋で2泊して青空の広がる23日(水)に、かなり後ろ髪を引かれつつ下山して来たのですが、その他のメンバーは写真家の森下さんのガイドで初冬の黒部五郎岳・三俣蓮華岳方面へと足を伸ばし、吹雪あり・曇天あり・快晴ありの様々な天候の中(全体的にお天気に恵まれた)、落ち葉で見えなくなった登山道を歩きそして新雪を踏みしめつつ、北アルプスの空気と風を満喫してきたようです。
太郎平小屋では、小屋閉め直前で小屋の皆さんが忙しく作業をされる中、一緒に「キムチ鍋」を囲み、夜な夜なお酒を飲んだりお喋りしたりと、楽しいひとときを過ごさせて頂きました。
また、黒部五郎小舎では快適な冬期小屋を利用させて頂き、若者ばかり4人で森下さんを囲んでいろいろな話をしながら夜も更けていったようです。でも下山の金曜日には早朝3時起きで、太郎平小屋を通過して折立まで一気に下山して来たので、さすがの若者達もかなり疲れた様子でした。
来年はそれぞれの就職などで2度と全員そろって歩けないかもしれない山の仲間達と歩いた、今回の「朝日小屋・研修登山会」。それぞれに学んだことや想い出も多かったことと思います。
ガイド良し、天候良し、メンバー良し、もちろん山も最高!…心に刻まれた山行になったことと思います。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2002/10/d20021028a.html
今日から私は、また山へ…
2002-10-28
山頂で約5センチ程の積雪、薬師岳 02.10.22 photo by kouta
先週の研修登山を途中で切り上げた私、雪が積もって行けなくなるまで、まだ少し北アルプスを歩いてみようと思い、今日から出掛けます。
(多分)上高地から徳本峠(とくごうとうげ)へ。
今週はかなりお天気が悪そうなので、高山ではかなりの積雪があるかもしれませんネ。本当は涸沢まで登りたかったのですが、どうも私の技術や体力では今の時期無理は出来ないので、天候次第でコースが変更になるかもしれません。
独りではやっぱり「無謀」なので(笑)、今回も写真家の森下 恭さんにガイドをお願いしました。朝日小屋の小屋閉めからずっと無理をして頂いているので心苦しいのですが、「お世話になっているので」と言いながら承知して頂きました。(シブシブ!?)
雪(もしかしたら吹雪)の山行も経験かも。。。
また帰って来たらご報告します。では行って来ます!!
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2002/10/d20021028b.html