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無事、小屋開けしました!!!
2012-07-02
- 小屋開けを祝して 2012.7.1
いよいよ、2012年の朝日小屋シーズンがスタートしました。
小屋に入ったばかりで、登山道など周辺の状況の全ての把握は後日になりますが、小屋周りの雪の状況だけをとれば、現時点では、ほぼ例年並みの残雪量となっています。
登山者の皆さんが最も心配される残雪については、この後の梅雨の雨次第ということになりますが、詳細はこのHPにもご案内しますし、またご予約の際にお電話などでお問合せください。
しばらくは、大量に運び込まれた荷物を解き、お客様をお迎えすべく小屋の中の整理に終われる毎日が続きます。
また、早々に登山道の点検にも出掛けなければいけません。
可憐な高山植物に出会うことを楽しみに、ぜひ今シーズンも北アルプスの最北端・朝日岳に足をお運びくださいますよう、スタッフ一同お待ちいたしております。
私も、ガンバリマス!!!
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2012/07/d20120702a.html
大勢の皆さんの協力に支えられ・・・
2012-07-02
- 小雨の降る中、いよいよ朝日小屋へ へりから撮影 12.7.1
いつも朝日小屋は、いろいろな場面で、小屋に集まって来てくださる大勢の皆さんの力に支えられています。
今回はナンダカンダ、すったもんだ、といろいろありましたが、とにかく無事にシーズンがスタートし、スタッフはじめ一同ホッとしているところです。
6月30日には、22名の「朝日小屋応援団」の方々が上山して下さいました。
数日前からは、陽介が上山して、小屋で待機していてくれました。
ところが、当初7月1日に予定していたヘリコプターでの荷揚げが、6月30日が好天に恵まれたことで丸1日早まってしまったのです。
お昼前から始まった、ヘリでの荷揚げ。
それも今回は、小屋開けと夏山最盛期の物資輸送が一度になってしまったものだから、かなり大量の物輸。
ヘリポートでは、大汗を掻きながらも、手馴れた様子で次々とモッコに荷物を作るメンバー。
現地・朝日小屋では、“上山組”が小屋入りするかしないかのタイミングで、バンバンと飛んでくるヘリコプター。
出発時間によって、3班に分かれて登っていたのですが、中には夕日ヶ原辺りで上空をヘリが飛び、無線では「早く歩いて来て!」と急かされるメンバーも。
大量に運び込まれた荷物の中には、例えば冷凍になった肉や刺身などの食品もあるわけで、小屋に入ったみんなは靴も脱ぐか脱がないかで、大急ぎで荷物の仕分けやら片付けに追われることになってしまったそうです。
Aへりコプターのパイロットをはじめ、クルーの皆さんも頑張ってくださり、30日の午後から夕方まで掛かって、ハラハラドキドキの物輸も完了!!
しかし、日程が一日早まったことにより、物輸は何とか間に合ったものの、「人送」が間に合わず、業者さんたちや私の小屋入りは7月1日となってしまいました。
まぁ、そうは言っても、天候に左右される梅雨時のこの時期のへり輸送は、遅れることは覚悟の上。
まさか予定より早めに全てが終わって、無事に小屋開けすることが出来るとは。
本当にホッとしています。
当日荷造りを手伝ってくれた皆さん、その数15名。二日間で延べ20名以上。
歩いて小屋入りし、荷解きを頑張ってくれた皆さん、23名。
業者さんで、荷造りを応援してくださったのは、7名。
パイロットとクルー、計3名。
差し入れのお寿司とパンを手作りしてもたせてくれた、Yさん。
総勢50名を超える皆さんの、物心両面での応援に、『心から有難うございました!!!』
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2012/07/d20120702b.html
今シーズン、最初の夕焼け
2012-07-02
- 朝日平から 12.7.2
雲海に沈む、素晴らしい夕焼けが見えました。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2012/07/d20120702d.html
快晴の朝日平から
2012-07-04
- 雪倉岳・白馬岳・旭岳の山並みも、朝陽に輝いて 今朝の様子
昨日は、午後から雨が降り出した朝日岳でしたが、今日は快晴の朝を迎えています。
実は昨日から(正確には一昨日の夜から)、私が使っているパソコンの調子が悪く、昨日は一日パソコンに振り回されました。
夕方になって、BANちゃんやnyamaさんにいろいろ聞きながら、悪戦苦闘しています。
ただ私にパソコンのトラブルをどうにかできるはずもなく(悲)、今この日記は、食堂に設置してある「お客様が自由に使えるノートパソコン」で書いています。
それも、調子の悪いパソコンから、データをハンディのドライブに移動させて、食堂のパソコンに持ってきて動かしたり、と無い知恵を絞って、なんとかかんとか書けています。
パソコンにばかり時間を取っていられないので、今日はとりあえず一枚書いて、夕方まで様子を見ます。
お天気が良いと、気持ちよく仕事がはかどります。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2012/07/d20120704b.html
夏山事前パトロールより
2012-07-09
- 鉢ヶ岳の巻き道で 雪倉岳方向から、三国境方向を見る 12.7.8
富山県警山岳警備隊と朝日岳方面遭対協との合同で、夏山事前パトロールが7月6日から実施され、私も同行してきました。
全体的に、朝日岳~蓮華温泉、白馬岳~雪倉岳・朝日岳、また栂海新道についても、
現時点では、残雪は例年以上にあります。
今しばらく(特に、海の日連休頃)は、ピッケルやアイゼンを携行されたほうが良いでしょう。
雪の上はスリップに注意して、一歩一歩を確実に踏み出してください。
今年は、4月5月にも高山では降雪があったこと、5月6月が低温気味だったこと、北陸地方では梅雨に入っても「空梅雨傾向」が続いていること、などから雪解けが遅れていることが考えられています。
鉢ヶ岳の巻き道には、トラバースする雪渓が残っています。
長いところでは、残雪が100mも続く箇所もあります。
ベンガラでのマーキングをしてありますし、ステップを切ってある箇所もありますから、スリップに注意して確実に歩いてください。
なお、残雪の様子は逐次このHPでもお知らせしますので、要チェック願います。
- 鉢ヶ岳の巻き道で 雪倉岳方向から、三国境方向を見る 12.7.8
- ステップを切る 鉢ヶ岳の巻き道で 12.7.8
- 道迷いしないよう、ベンガラでマーキング 鉢ヶ岳にて 12.7.8
実は私は、5日に蓮華温泉へ下山し、白馬大池で本隊と合流し6日に白馬山荘泊、7日暴風雨のため停滞、8日に登山道の確認作業をしつつ朝日小屋に戻ってきました。
いつもの年は、ちょうど事前パトの頃にヘリでの荷揚げがあり、なかなかパトロールに参加できなかったのですが、今年は久しぶりに自分の目で鉢ヶ岳の雪渓を確認できました。
自分の小屋に戻り、連休に向けてドタバタした時間を過ごしています。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2012/07/d20120709a.html
水平道は、今しばらく「通行止め」
2012-07-09
- 水平道と頂上廻りの分岐点付近 12.7.8
水平道についてですが、まだ残雪が多く、危険箇所もありますので、
今しばらく、「通行止め」にしております。
白馬岳方面からは、分岐点から朝日岳山頂を経由して、朝日小屋においで下さい。
水平道と頂上廻りの分岐点に、通行止めの看板があります。ロープも張ってありますので、見落としのないようご注意下さい。
水平道については、この後何度も残雪や登山道の状態を確認に向かいます。
開通は、例年なら7月20日前後なのですが、それも安全を確保できるようになったらのことですので、今しばらくお待ち下さい。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2012/07/d20120709b.html
7月8日現在、蓮華温泉方面の様子
2012-07-10
- 「吹き上げのコル」付近から、蓮華温泉方面・八兵衛平方向 12.7.8
7月8日現在の、蓮華温泉方面の様子です。
残雪は、例年並みか例年以上に残っています。
・朝日岳山頂の直下、北側斜面
・吹き上げのコルから、八兵衛平にかけて
・八兵衛平
・「五輪の森」の中
・「青ザク」と「花園三角点」の間
以上の地点には未だ雪がありますが、ベンガラでの「マーキング」や「ステップ切り」も終わっておりますので、スリップに気を付けて慎重に歩いて頂ければ、問題はないと思います。
雪がある場合、傾斜などを考慮し安全を考えてマーキングをする場合がありますので、夏道と少しずれて目印がされていることもありますが、小屋からも何度も確認に行って、最善のコースを辿れるように配慮しております。
付近に目をやれば、目印が見つかるはずですから、慌てないで下さい。
- ステップも切ってありますが、スリップに気をつけて慎重に 12.7.8
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2012/07/d20120710a.html
7月9日、栂海新道の様子
2012-07-10
- 「アヤメ平」付近 いつも通りに雪の壁になっている 12.7.9
7月9日・10日時点の、栂海新道の様子についてお知らせします。
山岳警備隊に帯同して、小屋からもアルバイトが黒岩山までの登山道を確認してきました。
このコースも、例年並みかそれ以上の残雪がありますが、マーキングとステップ切りをしてきました。
「アヤメ平」の下り口は、例年通り雪の壁になっていますが、ステップも切ってきてありますので余り心配は要りません。
黒岩平に関しては、未だかなりの雪が残っています。
ベンガラやテープを確認しながら、ルートを間違わないように。
地図とコンパスは、必携です。
例年には見られないような量の雪が、黒岩山~サワガニ山の間に残っているそうで、そこは入口・出口にマーキングがしてあります。
詳細は、朝日小屋でご確認下さい。
朝日岳~白鳥山の間の水場については、7月10日現在、全ての水場で取水が可能です。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2012/07/d20120710b.html