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蓮華温泉ロッジ
2009-09-15

- 大好きな内湯(女湯) 早朝の雰囲気が、とても素敵 09.9.10
正確には、白馬岳蓮華温泉ロッジ
数年ぶりに行きましたが、その素朴な雰囲気は変わりませんでした。

- オーナーの田原さん とても足の速い、かなりの山男 09.9.9
オーナーの田原さんはじめ、奥様や息子さん、弟さんとの家族経営は、いろいろとご苦労もあるかと思いますが、自家用車でロッジ傍の駐車場まで乗り入れられるようになった今でも、「山との関わりを無くしたくない」との思いで、登山者の皆さんを温かく受け入れて下さっています。
30年ぶりくらいで、露天風呂にも入りたかったのですが、さすがにちょっと遠慮(!?)。
男性陣に、おまかせしました(苦笑)。

- 蓮華温泉ロッジの受付入り口 冬には、積雪が7m近くにもなるそう 09.9.9
白馬大池経由白馬岳への登山口、そしてもちろん、朝日岳への入下山口として。
下山後の入浴だけも、もちろん可能です。
でもホントは、少し余裕のある計画でしたら、絶対前泊がおススメです!
蓮華温泉ロッジの今年の営業は、10月20日までだとか。
私も山から下りたら、今度はぜひ、母親でも連れて車で廻って行きたいものです。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/09/d20090915c.html
ひとり旅、朝日小屋~雪倉岳~白馬岳
2009-09-16

- 水平道から見る山並み 午前中は青空も見えて 09.9.8
朝日小屋を出発したのは9月8日、朝の7時半頃。
2泊3日の山歩き。
久々の雪倉岳・白馬岳行きに、心躍るような嬉しさと少々の緊張感。

- 満開のハクサンシャジン 雪倉岳の登りで 09.9.8
雪倉岳の登りでは、お客様からの情報があって出逢うことを楽しみにしていたコマクサと再会。ハクサンシャジンやシモツケソウもたくさん咲いていた。トウヤクリンドウも満開。

- 雪倉岳(2610.9m)山頂にて photo by nobu 09.9.8
雪倉岳山頂にて、無線で小屋と交信。
前日朝日小屋に泊まった剱澤小屋アルバイトのノブ君と合流して、記念写真も撮ってもらうことができた。
歩きも順調。
しかし、この頃から風がかなり強くなり、雲行きも怪しくなってきた。
雪倉岳避難小屋にて昼食。お天気が心配なので、早々に出立することに。

- 鉢ヶ岳の巻き道にて 秋を感じる 09.9.8
鉢ヶ岳の巻き道を行く頃には、かなり濃いガス。
巻き道を巻き終えて“鉢の鞍部”に出ると、ガスは霧雨から雨模様になっていた。
風がきつくて、寒い。視界不良。
休んでいられなくて、呼吸を整えるくらいにしてすぐに出発。
登山者の皆さんの気持ちになって…、それを体感・実感しながらの歩き。
前が見えない中、そろそろ鉱山道の分岐のはず、ここを越えれば三国境のはずなどと思いながら、ただ歩く。でも、それもまた良し。
三国境到着。誰もいない、気配も無し。
ここまで来ればもう着いたも同じで、少しホッとする。
飛ばされるような風でもないので、とにかく白馬岳へと、馬の背を上る。

- 誰もいない、静寂の白馬岳(2932.2m)山頂 09.9.8
午後3時少し前、白馬岳山頂着。人影無し。平日だから、仕方ないかな。
花や登山道など気になる所のかなりの枚数の写真を撮りながら、また雪倉岳避難小屋の様子を確認しながら等、仕事をしながらなので(!)、これくらいの時間と納得。

- 白馬山荘・スカイプラザ 09.9.8
今夜の宿泊は、白馬山荘。
あいにく若林支配人は不在だったが、久しぶりにお会いした副支配人・井崎さんとフロント主任・奥田さんと一緒に、あれやこれや情報交換しながら夜は更けて…。

- 翌朝、元気に出発前の様子 左・副支配人井崎さん 右・フロント主任奥田さん 09.9.9
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/09/d20090916b.html
稜線漫歩と仲間との再会、白馬岳~小蓮華岳~白馬大池~蓮華温泉
2009-09-16

- 朝焼けの頃、白馬岳山頂付近から眺める 09.9.9
9月9日。
白馬岳でご来光を拝んだのは、…多分、もしかしたら初めてかもしれない(記憶にない)。
ゆっくり朝食を戴いてから、とてもすがすがしい気分で、白馬山荘を後にした。

- 白馬岳山頂から、肉眼でもはっきり見えた朝日小屋 望遠で 09.9.9
研修登山の皆さんとは、白馬大池でお昼過ぎに合流の予定だったけど、かなり早目に白馬岳を出発。
ゆっくりゆっくり稜線漫歩を満喫し、思う存分デジカメ写真を写して、わくわくするような楽しい楽しい時間だった。
その稜線歩きは、雲の間から360℃の眺望があって、遠く剱岳や槍ヶ岳等などの山並み、そして雪倉岳や朝日岳をずっと眺めながらの快適なひとり旅。

- 小蓮華岳の稜線では、チングルマの穂がとても綺麗だった 09.9.9
10時半には、白馬大池山荘に到着。支配人の勝俣さんとしばし談笑しながら、研修登山の皆さんを待つ。
一番早かったのは、やっぱり、さすがの「涸沢ヒュッテ」の皆さん。いつものことながら、そのスピードには本当に驚くばかり。
のち、次々と皆さんが集合。

- 雲間から、朝日岳 白馬大池~蓮華温泉の登山道から見る 09.9.9
黒部の組合からは祖母谷温泉のトシ君と、黒薙温泉旅館から従業員のハマダ君。二人は、ともに宇奈月遭対協の救助隊員でもあるので、こちらも元気いっぱい。
ウチの組合の組合長である阿曽原温泉小屋の佐々木泉さんは、他の研修登山を終えてから車で合流する予定で、太郎平小屋の五十嶋さんと一緒の行動だった。
トシ君とハマダ君と私の3人で、蓮華温泉へ向けて出発。若い二人と一緒なので、どんどん下る。
「温泉だぁ、温泉! 早く温泉に入りた~い!!」と言いながら…。
でも考えてみると、温泉がとっても珍しいのは私。若い二人は、毎日が温泉三昧(!?)
そして、阿曽原温泉小屋の佐々木さんだって、毎日温泉に浸かっているんだなぁ…。そうか。
とにかく温泉、温泉、それだけを考えて歩く。ちょっと走るように歩く。

- ウメバチソウの白い色が、とても清楚で印象的 09.9.9
途中、登山道の脇はウメバチソウが満開。

- 見事なばかりの、シラタマノキ 09.9.9
そしてシラタマノキの、綺麗だったこと。
無事に、蓮華温泉ロッジに到着。
男性陣は、勇んで露天風呂へ直行。私ほか、女性3名は内風呂へ。ほ~ぉ~~ぉ。
そして情報交換、夜の親睦会、黒部の組合の皆さんとの近況報告と、夜はまたまた更けていった。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/09/d20090916c.html
大好きな道を登って、蓮華温泉~五輪の森~朝日岳~朝日小屋
2009-09-16

- この日の「ヒョウタン池」は、初秋の陽射しが当たって綺麗だった 09.9.10
9月10日。
研修登山参加者の皆さんは、蓮華温泉からバスで栂池まで戻られる予定だったので、私は一人別れて出発。
久しぶりの蓮華温泉~五輪の森~朝日岳~朝日小屋は、登山道の点検・確認と、コースタイムの再確認。そしてもちろん、お花の様子を見たい為。
お客様にいつも話している『滑り易くて、要注意の木道』は、思ったより「横の桟木」が打ち付けてあって、以前よりは少しでも滑りにくくなっているのかなという感想。(私の感覚で)

- 「兵馬ノ平」にて 名残りの、タカネシオガマ 09.9.10
瀬戸川までは、滑ったり転んだりしないように慎重に歩くが、でも案外速いペース。
白高地沢へと向かう。途中のヒョウタン池が、この日は印象的。

- この登山道は、オニシオガマがとても多い 「兵馬ノ平」を過ぎて 09.9.10
白高地沢から上が、カモシカ坂。
長くて急登で手強いというイメージだが、そう思って“観念して”登り始めると、樹林の中が気持ち良くてそれ程でもなかった。

- 蓮華温泉を見る 右側のザレた箇所は源泉辺り 09.9.10
カモシカ坂を登りきると、少し行って花園三角点。
途中振り返ると、蓮華温泉がはっきり見える。
ひとり、昼食。
この辺りから、風が強くなり、また雲行きも怪しくなってきた。先を急ぐことに。
夏の花は殆ど終わっていたけれど、それでも、まだまだいろいろな花たちが私の目を楽しませてくれて、歩いていても飽きない。

- 「五輪の森」 「青ザク」側の入り口 09.9.10
青ザクを過ぎて、五輪の森へ。
ここの樹林帯も、私の大好きな場所。

- 草紅葉と、タカネトウウチソウの群落 「八兵衛平」にて 09.9.10
五輪の森を抜けると、八兵衛平。花たちが賑やか。草紅葉も素敵だった。

- 『朝日池』 「吹き上げのコル」から眺める 09.9.10
吹き上げのコルへ出る。凄い風。でも、自分の庭みたいなものだから、ホッと安心。
しかし寒さも半端じゃないので、立ち休みくらいにして、朝日岳の山頂に向けて早々に出立。
朝日岳山頂を経て、小屋に戻る。
やっぱり、自分の小屋。…ただいま。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/09/d20090916d.html
花街道、9月8日
2009-09-17

- ハクサンフウロ 朝露に濡れて 水平道にて
昨日の日記に載せきらないほど、今回の山行ではたくさんの花たちに出逢いました。
夏の花が百花繚乱に咲き競った季節が終わったとはいえ、朝日岳~白馬岳~蓮華温泉~朝日小屋の間は、本当に『高山植物の宝庫』と言われるだけのことはあります。
9月上旬の、この夏と秋の隙間のようなこの時期でも、こんなにいろいろなお花たちが皆さんを楽しませてくれます、ということをお知らせしたくて。
記事無しで、お花の写真を中心に。
先ずは、9月8日。
朝日小屋~水平道~雪倉岳~鉢ヶ岳~白馬岳。
雪倉岳の長い登りもあって少々時間もかかるコースですが、こんなお花たちが出迎えてくれて、山歩きの疲れも癒されます。

- モミジカラマツ 白い花糸が可憐 水平道にて

- ミズバショウ 夏の名残りの姿 小桜ヶ原にて

- タカネナデシコ まだ綺麗だった 雪倉岳の登りで

- チョウノスケソウ(葉と穂) 忘れられない花 雪倉岳

- トウヤクリンドウ 鉢ヶ岳をバックに 雪倉岳

- タカネバラ 咲き終わって 雪倉岳

- イブキジャコウソウ 薄紫の花が可憐 雪倉岳

- オヤマソバ 少し色付き始めて 鉢ヶ岳を越えた辺り
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/09/d20090917a.html
花街道、9月9日
2009-09-17

- オヤマソバ 花が綺麗だった 雪倉岳・朝日岳をバックに
9月9日。
白馬岳~三国境~小蓮華岳~白馬大池~天狗の庭~蓮華温泉。
稜線漫歩あり、白馬大池の雄大な姿と湖畔の佇まいに癒され、蓮華温泉への下山路では樹林の優しさ。
そしてお花たちとの出逢い。
小蓮華岳から白馬大池にかけては、チングルマの穂が本当に多く、花が満開の時だったらそれも素晴らしいだろうけど、こんな「穂」の頃も素敵だと感激しました。
白馬大池から蓮華温泉の登山道は、樹林帯のしっとりした雰囲気に、白い小さな花たちが良く似合います。
ここも、大好きなルートです。

- イワギギョウ 青みの強いコバルトブルーの花 小蓮華岳

- イワツメクサ 小さく可憐な白い花が好き 小蓮華岳

- ウラシマツツジ ひと際色鮮やかな姿で 白馬大池が近付いて

- ナナカマドの実 白馬大池湖畔にて

- 白馬大池から蓮華温泉へと向かう 私は、樹林の中をあるくのが好き 前を行くのは、ハマダ君
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/09/d20090917b.html
花街道、9月10日
2009-09-17
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/09/d20090917c.html
今日の、朝日平
2009-09-17

- 夜明け直後 「バンザイの丘」から新川平野を見る am5:30過ぎ
研修登山に行っていた1週間前の記事を一生懸命に書いている間に、小屋周りの様子に変化がありました。

- 同じ時刻頃の、朝日平 「バンザイの丘」から
立山など高い山々に初雪が降ったという13日の日曜日前後を境に、しばらく気温の低い日が続きました。朝日岳周辺でも、朝晩そして日中も気温が上がりませんでした。
私が白馬岳から蓮華温泉を廻っていた頃には、まだ樹々の色付きはそれほど目立たなかったのですが、その後寒い日が続く中で少しずつ、場所によっては一気に色が付き始めて来ました。
今年の紅葉は、もしかしたら少し早めに始まるのでしょうか。気になるところです。
ただし、今シーズンの紅葉がどのように進むかは、まったくこの後のお天気、そして気温次第。
また、逐一お伝えしたいと思います。

- 快晴の今日日中、朝日岳 チングルマの草紅葉も始まって
実は、なかなかシャッターチャンスがなく(ガスが濃かったり、光が強かったり)、デジカメでその様子が写らないのが残念ですが、少しでも今の雰囲気をお伝えしなければと、少々焦っていますが(苦笑)。
この後の大型連休に朝日岳周辺を歩かれる皆さんには、紅葉が少しずつ始まった山々の様子を楽しんで頂けると思います。
それにしても、夏が無かったこのシーズン、そして少々早いように感じる本格的な秋の訪れ…です。

- 今朝は、ヘリがフライトしてきました とある仕事で 色付く前朝日をバックに
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