北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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「母親」だなぁ…って、つくづく

2007-05-18

「母親」頑張っています!!   07.5.12   の画像

「母親」頑張っています!!   07.5.12

 自分が痩せるような思いをしていても、少々ご飯を食べそびれても、母ネコのしーちゃんは、5匹の赤ちゃん達にせっせとおっぱいを飲ませています。

 ついこの間まで、スラリとした美人の独身ネコちゃんだったしーちゃんも、子ネコが生まれてからは赤ちゃんに掛かりきり。
 何処にいても、ミャーと子ネコの鳴き声がすれば、すぐに飛んで行きます。

 ネコにして、「母親」なんだなぁって、つくづく思いました。

(ついでに)…うちの謙信も登場!

2007-05-18

ゆかり「ば〜」、初めての“おんぶ”   07.5.14の画像

ゆかり「ば〜」、初めての“おんぶ”   07.5.14

 先日、長女の用事で富山市内に出掛けました。
 というか、ゆかり「ば〜」は謙信の子守役。

 生まれた時の体重3,600グラム、4ヶ月健診ではすでに7,900グラムもあった謙信。
 首もしっかり据わって、身体全体はムチムチ、重いのなんの。

 ゆかり「ば〜」、初おんぶの様子でした(微笑)。

今日は、安曇野市へ

2007-05-19

「アトリエ・ヴィーゼル」工房   穂高町有明にて   07.5.19の画像

「アトリエ・ヴィーゼル」工房   穂高町有明にて   07.5.19

 今日は、朝からとんぼ返りで、長野県安曇野市穂高町へ行って来ました。
 朝日小屋のお土産(バンダナ)を製作してもらっている工房へ。
 
 従来の作品の他に、今シーズンは新作柄を注文しようと思い、いろいろデザインのやり取りをしていたのですが、最終打ち合わせと地色柄や枚数の決定をするためです。
 
 約2時間ほどの打ち合わせ。

 本当は、せっかく久し振りに安曇野まで行ったのですから、ゆっくり美術館巡りでもしたかったのですが、この時期なかなかそうもいきません。

 新しいデザインのバンダナ、どんなものが出来上がってくるか、楽しみです!

 上の写真は、「アトリエ・ヴィーゼル」さんの工房です。
 素敵な作品がたくさん飾ってある工房の中をご紹介したかったのですが、製作途中の実物もいろいろあって、残念ながら写真撮影は出来ませんでした。あしからず。

たまのドライブ

2007-05-19

今日の「安曇野ちひろ美術館」近く  松川村の画像

今日の「安曇野ちひろ美術館」近く  松川村

 私は、そんなに車の運転が好きなわけではありません。
 というより、高速道路の長距離運転などはすぐに眠たくなってしまい、どちらかというと苦手です(苦笑)。

 でも、安曇野や松本へ向けて車を走らせるのだけは、苦にならないんです。この道のドライブだけは、不思議に…。

 今日の安曇野は、山々の新緑が目に鮮やかでした。林檎の樹には花が咲き、田植えの終わったばかりの田んぼには早苗が風になびいていました。

 仕事ではありましたが、一人きりの春の安曇野ドライブ、良かったです。

 

大好きな黒薙温泉へ

2007-05-21

“お気に入り”の黒薙温泉に…乾杯!!  07.5.15    photo by  自動の画像

“お気に入り”の黒薙温泉に…乾杯!!  07.5.15 photo by 自動

 ゴールデンウイークが終わり、喧騒の室堂から「母の日」に一旦下山して来た次妹。

 実母がとてもお気に入りの「黒薙温泉」に、連れ立って出掛けることになりました。実はこの時期でないと、次妹も私も、なかなか一緒に行動することも思うように出来ません。

 一昨年の秋に初めて私が連れて行って、去年の5月には次妹と母の二人で訪れている黒薙温泉。
 「何度でも行きたい!」と言う母の要望もあり、『冥途の土産に、ネ!』と笑いながらの再々訪となりました。

 宿もそして食事も、素朴で鄙びた風情が、母の大いに気に入っているところでしょうか。
 また温泉は、川のすぐ横の大露天風呂といい、川を見下ろすこじんまりとした女性専用風呂といい、それから内風呂もえらく好きなようです。

 黒部峡谷鉄道・黒薙駅から温泉宿までは、15分ほど歩かなくてはいけないのですが、「お母さんが、歩けるうちは、未だ来れるね!」と言うと、急な坂道をどんどん先に行ってしまうくらい、元気さを強調するから可笑しくて…。

 『冥途の土産』が、きっと未だ何回も続くことを願っています。
 今やっと、娘たちと旅行が出来るような立場になれた母に、ただ感謝…。

お風呂には…

2007-05-21

黒薙温泉の大露天風呂  モデルは…  07.5.16の画像

黒薙温泉の大露天風呂  モデルは…  07.5.16

 それ程までにお風呂好きではない私(普通だという意味)、でもみんなにつられるまま、1泊2日の間に「5回も!」お風呂に入りました。

 大露天風呂にも、2回入りました。
 
 夜の、星空の中の露天風呂。
 早朝の、朝の光の中で入った露天風呂。

 温泉に行って来ましたぁ〜〜!!!…そんな2日間でした。

私の仕事は…『朝日小屋を、開けること』

2007-05-22

可憐に咲く、カタクリ   大倉山にて   07.5.12の画像

可憐に咲く、カタクリ   大倉山にて   07.5.12

 6月に入れば、どの山域でも本格的夏山シーズンがやって来る。
 
 そしてこの時期、登山者の皆さんは今シーズンの山行計画に思いを馳せ、またそれぞれの山小屋のオーナーや従業員の皆さんは、各々必要かつ多忙な雑務に追われているはずだ。

 オフシーズンは、半ば“冬眠”のような生活を余儀なくされている私たちも、小屋開け直前1ヶ月ともなれば、毎日何をしていても、ただただ慌ただしい。

 しかし、今シーズンの始まりは、例年とは違った様相で推移している。(朝日小屋に関して言えば)

 小屋開けの日が、未だはっきり決まらない。

 4月上旬に起こった、水晶岳でのヘリコプター墜落事故の影響だ。

 この日記では、これまでなかなかそのことについて触れられなかったし、書けなかった。

 実は朝日小屋も、小屋の物資輸送はAヘリコプター社で行なって来た。亡父の時代から。

 こんなことを書いていくと、またぞろ皆さんにご心配をお掛けすることになることも懸念したが、さすがに今日辺りは、少々精神的に“キツく”になりかけてきて、「これではいけない…」と気合を入れ直している。

 当初予定(小屋開けは、6月10日に予定していた)が変更になることは、かなりの確率であると思っている。後ろにズレルのではないかと考えている。

 例年、天候不順等での順延は覚悟の上で仕事(小屋開け)の予定を組んでいるので、少々の余裕は持たせてある。

 しかし、この時期になって未だはっきりした日が設定されないことによる、諸々の弊害や大幅な予定変更、加えて例年以上の関連作業が出てきそうだ。

 焦ってもしようがないし、決して小屋が開かないわけではない。

 だけど、気持ちが萎えてしまいそうになるのを、今はかなり我慢している。4月9日の事故以来、ずっと隠してきたはずの私の偽らざる心境でもある。

 私の仕事は、『朝日小屋を、開けること』。
 どうあっても、小屋を開けて、準備を整え、夏山シーズンに備えなくてはいけない。

 きっと過ぎてしまえば、夏山が始まってしまえば、終わってしまえば、何という事のない話になるはず。

 ガンバレ、ガンバレ!!!