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ハクサンイチゲに想いを寄せて
2009-06-23

- 咲き始めたハクサンイチゲ 前朝日の残雪をバックに
H・Kさんへ
今週末の山開き登山会まで、あと数日となりました。
今年もシーズンの初めに、貴女の顔が見られると思っていましたのに、今回は参加できないとのこと。
とても淋しく、残念に思います。
ここ数年、いつも「ゆかりさん、また来たよ!」と、必ず声を掛けてくださっていたのに。
シーズン中に、何度も遊びに来てくださいましたね。必ずお土産も携えて。
今日、早々と咲き始めたハクサンイチゲを見つけました。
夕方の柔らかな陽に照らされて、その白く透き通るような花びらが、とても清楚な雰囲気でした。
貴女のことを、思いました。
「こんな楽しい世界があるなんて。もっと早く『山』のことを知っていれば良かったのに」と話していましたね。
この頃は、いろいろな山歩きを楽しんでいらっしゃったようで、そういえば負釣山でお会いしたこともありました。
今週末の山開き登山会に向けても、里山を歩いては足の鍛錬を続けていらっしゃったでしょうに。

- 今日の夕方、広がる雲海 「バンザイの丘」にて
H・Kさん
今日の夕方、朝日小屋は雲海の上にありました。
この雲海が、貴女には見えていますか。
雲海の下に、道は続いていたのに。ずっと続いていたはずなのに。
残念ですけど、…また。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/06/d20090623d.html
山の上は…
2009-06-24

- 久しぶりの夕焼け 午後7時頃
今日の夕方は、久々に雲が茜色に染まり、夕焼けが綺麗でした。
ちょうど陽が落ちる頃には、すっきりと海岸線までが見えて、街の灯りもポツリポツリと点っていました。
里はかなりの暑さだとか。エアコンを入れているお宅もあるようですね。

- 今日の夕方、6時過ぎ 小屋の入り口で
標高2,000mを超える朝日小屋では、今日の夕方の気温が10℃。
ちょっと肌寒く感じる日中には、気温8℃位の時もあります。

- 私の大切な仕事場・朝日小屋の受付、未だ整理し切れていないけど
未だちょっと乱雑になっていますが、私の仕事場・受付の写真です。
狭い狭い、僅か畳2枚ほどのスペースの中に、机やらパソコンやらがいろいろ置かれています。
椅子の後ろには2台のショーケースがあり、これが冷たい空気を出しています。それから、すぐ前の玄関からは真夏でもヒヤッとした風が流れてきます。またこの受付は、以前の玄関を改造した場所なので、すぐ下がコンクリート。なので、これまたとても寒い。
今も、あまりに冷え冷えするので、小さなベビー毛布が手放せません。
そんなこんなの、山の上です。
明日からの数日も、里では30℃近い気温で推移するとか。
梅雨真っ最中だけど…、涼を求めて、本格的な夏山シーズンがいよいよ待ち遠しいですね。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/06/d20090624a.html
えっ、もう…!?
2009-06-24

- ひとつだけ、咲き始めのコバイケイソウ 小屋のすぐ裏
夕方、またまた小屋の周りをうろついていたら、コバイケイソウが咲き始めているのを見つけてちょっとビックリ!
未だ6月下旬だから、ちょっと早いですょね…。
里では、連日30℃を超える気温が続いている様子。
山の上ではそれほど暑すぎるということは感じていないのですが、ここのところ雪の溶け方は少々加速してきているようにも思います。

- ミヤマキンポウゲ 蕾の姿が可憐です
ミヤマキンポウゲも、雪解け直後から咲き始める花です。この時季から咲き出して、雪さえ遅くまで残っていれば秋口になっても可愛らしい姿を見せてくれます。
花たちの開花の様子、ますます気になります。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/06/d20090624b.html
そろそろ、キンポウゲも…
2009-06-24

- ミヤマキンポウゲ (深山金鳳花) キンポウゲ科キンポウゲ属
6月小屋入りして、しばらくして咲き始めるのがこの花。
夏山シーズンの初めから咲き、雪解けが遅い場所では秋になっても可愛らしい姿を見せてくれる。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/06/d20090624c.html
小屋の裏手で見つけました
2009-06-24

- コバイケイソウ (小梅蕙草) ユリ科シュロソウ属
まだまだ咲いている花が少ない中、青々とした葉っぱだけが目立つはずのコバイケイソウ…ですが、小屋の裏手で一輪蕾が膨らみかけているのを見つけました。
まだ、6月なのに。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/06/d20090624d.html
シーズンの幕開けを告げる、朝日岳山開き登山会
2009-06-29

- 09年朝日岳、山開きの神事 新しくなった「朝日神社」にて 09.6.27
先週末の6月27日・28日、今シーズンの山開き登山会が行われ、大勢の善男善女が朝日岳にお出でになられました。
梅雨の時期の山開きですので、例年どうしても雨のこともあるのですが、今年は両日とも好天に恵まれ、参加者の皆さんが残雪と咲き始めの高山植物に彩られた朝日岳を満喫して行かれたようです。
一般参加の登山者80名、大蓮華山保勝会や関係者の皆さん約50名、「エプロン部隊」と称するお手伝いの皆さんや小屋関係者約35名…等など、合わせて165名。
賑やかに、そして楽しく…。
朝日岳の山開き登山会は、シーズンの始まりであり、シーズン中の安全を願って厳かであるべきと思いつつも、朝日岳を愛する大勢の皆さんが集う年に一度の『お祭り』だと、私は思っています。
山開きに参加して下さった皆様、そして今シーズン朝日岳に登ってみようと思っていらっしゃる皆様。
どうぞ、09年のシーズンもよろしくお願い致します。
上の写真は、「朝日神社」での神事の様子。祝詞をあげるのは、大蓮華山保勝会・蓬澤会長。
なお申し訳ありませんが、私自身の忙しさに紛れて、山開き両日の写真は殆ど撮っていません。
肝心の、登山会参加者の皆さんの様子が載せられなくてすみません。お許し下さい。

- ワイワイと、楽しく賑やかに 応援してくれる皆さんと一緒に 09.6.27
唯一、最後の最後に、班別の参加者の皆さんが出発された後、山岳警備隊や救護班・本部役員など後発隊の方々や「エプロン部隊」の皆さんと撮った記念写真です。
大勢の皆さんの笑顔に元気付けられて、これからスタッフ一同頑張りますので、09シーズンも朝日岳と朝日小屋を可愛がって下さいますよう、どうぞよろしくお願い致します。
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/06/d20090629a.html
「宴」の前、そして「宴」の後
2009-06-29

- 真夏日が続く里では考えられない、この夜の食事ではキムチ鍋も 09.6.26
「宴」とは、山開き登山会のこと。
私たち小屋のスタッフは、もちろんその「宴」の主役にはなり得ないし、それを支える裏方であるべき。
だから、登山会当日は、ワイワイガヤガヤと楽しそうな参加者の皆さんとの挨拶もそこそこに、そして飲み会のお誘いもほどほどに、となるわけで。
朝日岳とその山行を、より安全に、そして快適に楽しんでもらうために朝日小屋が存在するように、山開き登山会が大勢の皆さんの思い出に残るよう、出来る限りお手伝いをしなくてはという気持ちだけで、アルバイトのみんなも頑張ってくれた。
山開き前日の金曜日、ひと足先に上山して来てくれたのは、5名。
阿曽原温泉小屋の佐々木泉さん、朝日岳と縁が深い知り合いのOさん、朝日岳周辺の登山道整備に力を入れてくれているgappaさん、元アルバイトでO建設勤務のマーボちゃん。それからそれから、急遽ガリが手伝いに来てくれました。
スタッフの連日の仕事での疲れを労い、美味しいものでも食べて翌日に備えてくれと差し入れも沢山頂き、「宴」の前の決起集会のよう。
お陰様で、登山会当日も頑張れたかな。

- スタッフだけで、「宴」の余韻を楽しみながら 09.6.28
そして、「宴」が終わって。
みんなが頑張ってくれたお陰で、その日のうちに小屋の中も綺麗に片付いて、まるで何事もなかったかのように静まり返った朝日小屋。
でもこれからが、本当の始まり。
ご苦労さんの夕食、みんなでゆっくりした。
ひとつ、シーズン初めの“山”を越えて、みんなの結束も深まった。
ガンバロウッと!!!
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/06/d20090629b.html
「登山道情報」を書き込みました!!
2009-06-30

- 朝日岳山頂から水平道分岐に向かう 09.6.29
6月末に行われた山開き登山会の前後に、朝日岳周辺の登山道を点検・確認して来ました。

- 照葉の池の手前で 雪解け水が溜まって 09.6.25
6月25日には、吹き上げのコルから照葉の池まで。

- 水平道の様子 09.6.29
6月29日には、朝日岳山頂~水平道分岐(雪倉側)~小桜ヶ原~燕岩手前~水平道~朝日小屋。
その様子を、各方面の「登山道情報」として『朝日岳情報』のコーナーに掲載しましたので、ご確認下さい。
朝日小屋では、お電話でのお問い合わせにもお答えしております。
ぜひ、「正確な登山道情報」の収集に努められますよう、お願いいたします。

- 小桜ヶ原周辺の様子 09.6.29
この記事の URL : http://www.asahigoya.net/diary/2009/06/d20090630a.html